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取引所保管は危険!仮想通貨はウォレットへ

仮想通貨におけるウォレットとは、自分の所有する仮想通貨を安全に保存しておける場所のことです。
普段使用しているお財布なら、お札も貨幣もクレジットカードも一緒に入っていますが、仮想通貨のウォレットではビットコインやリップルやイーサリアムなどの仮想通貨が種類別に入っているイメージです。
この記事では仮想通貨のウォレットに関わる種類や安全性、おすすめのアプリ等を解説していきます。

仮想通貨のウォレットとは?

仮想通貨のウォレットとは、仮想通貨を入れておく「お財布」のようなものです。
取引所で仮想通貨を買ったら、購入した仮想通貨を保管しておく場所が必要となります。
スマホにウォレットを入れて持ち歩けば、普段の決済の一部として仮想通貨支払いをすることも出来ますので非常に便利です。

取引所とウォレットの関係

取引所は仮想通貨を購入、取引する場所で、ウォレットは購入した仮想通貨を保管する場所と考えると分かりやすいと思います。
取引所内にあらかじめ備わっているWebウォレットと、ハードディスクや紙で保管する保管専用のウォレットがあります。

仮想通貨初心者であればまずビットフライヤー等のアプリをスマホにダウンロードし、指示される必要事項を記載後、アカウント登録をして取引所を開設します。

ビットコインのマイニング(採掘)などによって利益を得ようとする場合や、高額なビットコインを保管する場合など、用途によっては取引所のウォレットだけでは保管金額、セキュリティ面や容量の問題が出てきてしまう事もあるので、ハードディスク等保管専用のウォレットが必要になります。

高額な仮想通貨の資産を所持する事を考えると、取引所はあくまでも取引をする場所と考え、一部を間借りしたウォレットより保管専用のウォレットを持つことがおすすめです。

仮想通貨の取引所はハッキングを受けやすい

2014年に起きた「マウントゴックス事件」は、仮想通貨の取引ユーザーを震撼とさせましたが、その原因はデータのハッキングだとも不正流失だとも言われています。

最近では、日本の仮想通貨の取引量がトップとも言われる「コインチェック」でカスタマーが預けていたNEM(ネム)という仮想通貨が盗まれるという事件も起きました。損失時のレートで約580億円相当と、仮想通貨史上最大の損失金額です。

なぜ仮想通貨のデータが盗まれるハッキングや不正流失が起こるのかというと、まだ仮想通貨を購入する参加者がそれほど多くなく、銀行のように資産を保証してくれる第三者機関もまだない状態なので、非常にハッカーに狙われやすい為です。
不正にログインして本人になり変わって自分の口座などに送金を行ない、仮想通貨を盗むという被害が増えています。

ビットフライヤーやザイフ等、日本のメジャーな取引所では二段階認証を勧めるところも増えてきましたが、マウントゴックスで被害にあった人の7割はこの二段階認証をしていなかったそうです。

ウォレットの種類一覧と対応アプリ

ここではウォレットの種類とそれぞれに対応したアプリをご紹介致します。

Webウォレット

Webウォレットとは、オンラインに繋いだ状態の、ネット上のウォレットに仮想通貨を保管するウォレットです。

Webウォレットで代表的なものはBlockchain.infoです。ビットコインの生みの親である「ナカモトサトシ」氏によって考案されたウォレットで、ビットコインとイーサリアム、そしてビットコインキャッシュ用ウォレットです。
モバイル用アプリもあり、仮想通貨の送受信や決済に使うことができます。
「Blockchian.info」というよく見るとスペルが違うだけの詐欺サイトもあるので、注意が必要です。

デスクトップウォレット

デスクトップ型ウォレットとは、PCに自分の仮想通貨を保管するウォレットです。代表的なものはElectrumで、ビットコインに対応しています。日本語にも対応しており、動作の速いアプリケーションで、セキュリティーが強化されています。

モバイルウォレット

モバイルウォレットとは、主にスマートフォンなどのアプリで仮想通貨を保管する方法です。
モバイルウォレットで使用しやすいのが、Bread Walletです。
ビットフライヤーが出資しているモバイル端末用ウォレットアプリで、現時点では取り扱い仮想通貨はビットコインのみです。
仮想通貨の初心者にもわかりやすいインターフェイスですが、お財布としての最低の機能に的を絞っています。そのため、受け取り側が金額を指定して送金するといった便利な機能はありません。
また、姉妹アプリでライトコイン用のLoafwalletというアプリもあります。

ハードウェアウォレット

ハードウェアウォレットとは、コールドウォレット(ネットに繋いでいない状態のもの)で、USBのような機器に仮想通貨を保管する方法です。

ここではハードウェアウォレットで代表的なものを2つご紹介します。

TREXOR(トレザー
ビットコインをはじめ、リップル、イーサリアム、イーサリアムクラシック、イーサリアムトークン、ライトコイン、ダッシュ、ジーキャッシュと多種のアルトコインに対応しているTREXORは、ハードウエア形式のウォレットです。

PCとUSB接続でGoogle Chromeのブラウザ上で管理できたり、多種のアルトコインを切り替えして管理出来たり、PCとトレザーの二重パスワードがかかり、オフラインで保管ができるので、ハッキングなどのリスクが低くなるウォレットです。

特殊なチップを内蔵しているため、万が一PCがウイルスに感染したとしても、影響を受けないウォレットですがPCにハードウエアを接続する以上、ハッキングのリスクもゼロではないことに注目する必要があります。USBメモリサイズではなく、10×8センチの大型なのが難点。

24語のフレーズを入れることによるリカバリー(復旧させる作業)もあるので、紛失時も安心です。

Ledger Nano S(レジャーナノエス)
こちらの商品は、フランスのLedger社が開発したウォレットでAmazonなどでも購入することができます。
インターネットから切断された状態のコールドウォレットで、二段階認証システムも導入されている為、セキュリティ面でも非常に高い安全性を誇ります。
対応する仮想通貨はビットコインをはじめ、リップル、イーサリアム、イーサリアムクラシック、ライトコイン、ダッシュ、ジーキャッシュがあります。
折りたたみ式で、開くとUSBメモリ程のサイズで持ち歩きにも便利で、1つのウォレットに5つの仮想通貨を保管することができます。

仮想通貨を安全に保管できるウォレットとしてこれから益々主要が高まってくるウォレットである為、現在在庫が減少しているとの事。

ハードウェアウォレット 【Ledger Nano S(レジャーナノエス)】

ペーパーウォレット

ペーパーウォレットとは、紙ベースで保管するウォレットのことです。
ウォレットの内容を記載し、紙に印刷して保管出来ます。

代表的なものはbitaddress.orgというサイトで、日本語にも対応しています。
情報の漏洩を防ぐためにオフラインにしてから印刷します。手間はかかりますが、セキュリティーはバツグンのウォレットです。

しかし、紙が古くなるとQRコードを認識しなくなる場合もあるので、定期的に新しい紙に印刷するなどメンテナンスが必要です。
また、生成途中に記入した「秘密鍵」は自分だけしか保管できませんので、忘れないようにしましょう。

PCとスマホのおすすめウォレット

ここではPC、スマホのおすすめウォレットをご紹介致します。

PCの代表ウォレット ビットコイン・コア


PCのウォレットは、こちらのビットコイン・コアが使用しやすいのでおすすめです。
システムをダウンロードしてから、必要事項を記入して作成します。

スマホの代表ウォレット BIT Point Wallet


スマホのウォレットは上記のアプリが利用しやすく、おすすめです。
BIT Point Walletをダウンロードし、アプリの指示に従って必要事項を記入して利用します。

ウォレットのバックアップはしましたか?

自分の仮想通貨を保管専用ウォレットに移したら、それで安全だと思うのはちょっと早計かもしれません。

保管専用のウォレットに正しく保管されておらず、セキュリティーがまだ完璧でない可能性が0ではないですし、
スマホやPCを無くしてしまったり誤って捨ててしまったりという事が万が一にもあるかもしれませんので、もしものためのバックアップは必要です。

スマホのウォレットのバックアップ

スマホの空いたファイルストレージに、コピーしてバックアップします。
そこで代表的なバックアップアプリはDocuments 5というアプリで、App storeでダウンロードできます。

使用方法は、環境設定画面でWifiドライブを選択後、「ドライブを使用可能にする」→「パスワードを確認」をオンにし、ユーザー名、パスワードを設定したらバックアップが出来ます。

外部と通信せず、Wifiのみで通信するのでセキュリティー上も安全。

PCのウォレットのバックアップ

PCの場合のウォレットバックアップは、パソコン本体、USBメモリ、外付けハードディスクなどにウォレットをコピーして、空きストレージ内にバックアップを保管します。

使用方法は、PCウォレットの左上にある「File」の「Backup Wallet」を選択し、datファイルを保存し、バックアップが出来ます。

バックアップファイルはクラウドには乗せないよう注意しましょう。
保管専用ウォレットで最初に設定する12個の単語で構成された
「パスフレーズ」(リカバリーフレーズ)を忘れないようにすることも重要です。

仮想通貨を利用した際の送金や受取方法

ここでは、売買取引をした際の、相手への送金方法と受取方法をご説明いたします。

相手への仮想通貨の送金方法

取引所内のウォレットも、保管専用のウォレットも、送金方法は至って簡単です。

例えばビットフライヤーを使用した際、自分のウォレット内の「Pay」から送金を選択し、送金相手のアドレスを入力します。
あとは送金希望金額を記入して、送金ボタンを押すだけで送金が完了します。

理論上は秘密鍵をもとにして、公開鍵を作成し、それをもとにコインアドレスを作ってP2P(ピア・ツー・ピア)
という簡易LANのような技術で送信することで、送金ができる仕組みになっています。

ただし銀行などと違い、もし送金先を間違ってしまったら、やり直しなどはさせてくれません。
何故かというと、仮想通貨には中央機関がないため、アドレスの間違いを指摘する人がいない為です。仮想通貨を送金する際には、送金先のミスに注意が必要です。

送金されてきた仮想通貨の受取方法

相手から送金されてきた仮想通貨をウォレットで受け取る場合は、受け取る通貨の種類を選び、自分のコインアドレスをQRコードなどで相手に提示します。
相手が送信してきたら、こちら側では受取ボタンを押すだけで、自動的に仮想通貨が自分のウォレットに入ります。

仮想通貨を店舗で品物やサービスに変えて使用する方法

ここでは、実際の店舗で仮想通貨を使用する際の決済の方法を、スマホとPCごとに説明いたします。

PCを使って買い物をする場合の決済方法

今や、日本で仮想通貨支払いに対応している大手家電量販店や旅行会社もあり、仮想通貨(主にビットコイン)で支払いができる店舗が増えてきています。

PCでの支払い方法は、買い物をしたい店舗(仮想通貨対応店舗)の通販サイトから欲しい商品を選択し、購入手続き画面に進みます。

支払い方法でビットコインを指定し、支払先のビットコインアドレスと、ビットコインに換算された請求金額が表示されます。
(ビットコイン等仮想通貨のレートは常に変動していますので、支払いの際にはその時のレートに則り請求金額が表示されます。)

表示されたらPCウォレットを立ち上げて送金先のアドレスにビットコインアドレスをコピーペースト。

その後表示された送金額を入力し、送金ボタンをクリックし、パスワードを入力したら決済が完了します。

スマホを使って買い物をする場合の決済方法

日本で仮想通貨が使える店として有名なのは大手量販店のビックカメラです。
小さなカフェや旅行会社など、現在では、10万店ほどの店で使えるようになっています。

仮想通貨の支払いは、あるウォレットから別のウォレットへ資金を移すことをいいます。

決済の方法は、スマホに入っているウォレットの、送金画面の宛先に相手のビットコインアドレスを貼り付けるか、
スマホのカメラでQRコードを読み取り、送金先を指定し、金額の入力をします。

スマホでの電子決済などが盛んですが、それと似たような感覚です。

仮想通貨にかかる税金や確定申告について

もちろん、ウォレットで仮想通貨の売買利益が出ても税金はかかりますので、きちんと仮想通貨の税金について理解しておく必要があります。

実際にどのくらいの税金がかかるのか

仮想通貨で得た利益が195万以下なら税率は15%/330~695万なら30%/ 695~900万なら33%/900~1800万なら43%/ 1800~4000万なら47%

そして4000万以上の利益が出るとなんと51%もの税金がかかってしまいます。半分以上が税金として持って行かれてしまいます。

控除額がある人は上記の金額よりも少なく申告できますが、さらに10%の住民税もかかってきてしまいますので、注意が必要です。

国税庁のホームページでも公表されていますが、仮想通貨を売買して利益が出た場合は「雑所得」扱いになります。

仮想通貨売買で得た利益をウォレットに入れている場合、売却価格‐購入価格で計算します。
この利益を円やドル、そしてモノに交換せずに仮想通貨として持っている場合には、税金はかかってこないのです。

確定申告時の仮想通貨必要経費について

仮想通貨で儲けた価額からは、「必要経費」を引くことができますので、それだけ儲けを低く抑えることができます。
必要経費とは、仮想通貨の本やセミナー代やそこへ行くまでの交通費、
また、マイニングをする時は専用のパソコン代、スマホ代などです。
マイニングをしておらず、専用機でない場合でも通信費や部屋代、電気代などを時間で按分して提出し、理屈がつけば、必要経費として認められることもあるようです。
これは意外に盲点となりやすいので、仮想通貨の節税にはこまめな努力が必要です。

まとめ

ここまで、ウォレットの必要性やウォレットの種類、税金や確定申告の必要経費についてご説明してきました。
今では「億り人」と呼ばれる仮想通貨で億万長者になった方も多く現れています。
莫大な利益が出てしまっても、その利益をセキュリティー対策が甘いばかりにハッキングなどによって奪われてしまったりしては、元も子もありません。
是非、Ledger Nano S(レジャーナノエス)のような安全性の高いウォレットを作られることをおすすめ致します。


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