お金の参考書

退職金、運用の前に!!今後のライフプランからはじめよう!

定年後に退職金を受け取り、そのお金をどのように管理すればいいのだろう?と悩んでいませんか?定年退職後は限られた収入での生活になります。
「よくわからないから、とりあえず定期預金にしておこうかな。」という考えや、「投資経験はないけど、退職を機に株に挑戦してみよう。」といきなり行動するのは危険です。
これからのセカンドライフをどのように生活していきたいか、定年後の暮らしとお金の計画をしていきましょう!

定年後の暮らしを思い浮かべ書き出す

退職金を受け取ると「さぁ!このお金どうやって使っていこう?」と、いきなりお金のことを考えたくなります。しかし、まずは貯蓄や退職金のことは考えず、今後実現したい生活を考えましょう。
特別なイベントと普段の生活を分けて、「これからこんな生活してみたいなぁ」という理想や夢を書いていきましょう。ご自身が、元気で長生きした場合で考えていきます。

1.実現したい夢をとにかく書き出す

家をリフォームしたい。退職記念に旅行したい。車をそろそろ買いかえたい・・・等。退職してからやってみたいと思っていたことを書き出します。何も思いつかない方は家族に相談してみましょう。
我が家の場合は、ペットを飼う事や、古くなったキッチンとお風呂のリフォーム。あとは年に1回ハワイ旅行ができたらいいなと話しています。本当に実現できるかはわかりませんが、老後の夢だったものを書いてみます。

2.普段の生活の1日のスケジュールを1週間分考えてみる

これまでは毎日通勤して仕事をして、やっと土日は休みで・・・。と繰り返し過ごしてきました。しかし、退職後には有り余る時間があることに気づいていますか?スケジュールが空いている時には何をして過ごしますか?月曜日は午前中カルチャー教室、午後は庭の手入れ。火曜日は、スポーツジム、夫婦でランチ等、具体的に書き出してみましょう。

実際に退職された方で、自宅にいる時間が長くなり、家庭菜園と料理が趣味になった方がいらっしゃいます。週1回、料理教室に通われ、毎日ランチタイムはご主人が料理することで、奥様も喜ばれ、お子様やお孫様も遊びにきてホームパーティをすることもあるそう。
普段の生活の過ごし方。これまで具体的に考える事がなかった方も、これを機に具体的に書いてみましょう!

これから必要なお金を書き出す

1、2でリストアップした夢やスケジュールにどのくらいお金がかかるか計算してみましょう!イベントは1回きりではなく、生涯かかる金額を計算しましょう。

例:旅行計画の場合

今まで家族と過ごせなかった時間を特別なものにしていきたい。夫婦で二人の時間を過ごしたい。定年後に旅行をする方とても多いですよね。漠然とした計画ではなく、どこに誰と何歳で行きたいのか?それに伴った必要経費を書き出します。

  • 年1回の海外旅行にいくらかかる?
  • 何歳まで旅行を続ける?
  • 子供が結婚し、家族が増えたら費用も負担する?
  • 定年後のお祝いや、結婚○周年など記念イヤーには豪華な旅行にしたい!
  • 70歳まで海外旅行ができたら、あとは国内旅行を楽しみたい 等

例:家族のお祝い

子供の結婚が終われば、親の役目は終了?と思いきや、お孫さんが誕生するとイベントとお祝いが増えていきますね。

  • 子の結婚、出産、住居購入 等
  • 孫の誕生、お食い初め、初節句、お誕生日、入学、結婚 等

どのくらいお祝いが必要でしょうか?また帰省のたびに、お孫さんに会うたびに何かしてあげたいと思うタイミングで、お金の計画を立てましょう。

例:住居・生活関すること

若いころ購入した住居。住宅ローンも終わるころになって、リフォームが必要になることも。生活に関する見直しも、ここで予算と合わせて計画します。

  • 車の購入。何歳まで運転する?買い替えはいつまで?
  • 家のリフォーム。水回りや二世帯住宅への対応。
  • 大型家電、家具の購入や買い替え。

以上は一例に過ぎません。これからの退職後の生活は人それぞれ。あなた自身の趣味や家族状況に合わせて、計画していきます。
また、最初にリストアップした実現したい夢の中で、やっぱり必要ないなと思うものがあればここで削除していきましょう。

使う時期によって資産を分散する

ここまで計画して、やっと退職金運用計画です。
これまで現役時代からの貯蓄と、今後の年金や仕事や家賃などの収入を考慮し、使う時期によってお金を分けます

1.すぐに使うお金

1年以内に使う予定のお金はここに分類します。たとえば、1年以内に収入がなく生活費を取り崩す場合。住宅ローンを退職金で一括返済する場合や、退職記念に旅行等のイベント、子供の結婚資金を援助場合等です。

2.すぐには使わないけど5年以内に使うお金

すぐに使うお金とわけるのは、5年以内に使う予定なのに、1年以内に使ってしまうことを防ぐためです。5年かけて使っていくお金なので、計画が崩れてもうっかり手をつけてしまうことのないよう分散しておきましょう。

3.長期資金

5年以上使う予定のないお金。ご自身の計画の中で、使わずに残りそうなお金があればこちらです。配偶者や子供に遺したい相続になるお金も分類します。

分散したお金を運用する

資金使途と時期が決まったら、いよいよお金の預け先を検討します。

1.すぐに使う予定のあるお金

すぐに使う予定のあるお金は「普通預金」にしておきましょう。この際、預ける銀行は、これまで給与振込があった銀行に限らず、ATMや窓口が自宅近くにあったり、時間外手数料がかからないような銀行を選びましょう。車の運転をしなくなる年齢になっても、長く取引をする銀行です。できるだけ利便性の高い銀行を選ぶことが今後に繋がります。

また、これから銀行窓口での手続きは減少し、ATMでの操作が主流になっていきます。私の場合は、インターネットバンキングを契約することで、窓口に行かなくてもほとんどの取引を行っています。コンビニATMも平日は手数料無料の場合が多いので、事前に確認して使っています。

2.5年以内に使う予定があるお金

使い道が決まっているので数年以内にすぐに現金化する必要がありますね。そのようなお金は「定期預金」や「債券」にしておきましょう。
退職金入金日から一定期間は、銀行等で優遇金利の「退職金定期」がある場合があります。優遇金利を受けるには、諸条件(年金受取の指定や証券口座の開設等)がある場合があるので、事前に確認して来店すると安心です。また、期間終了後に他の銀行に資金を移動してしまう場合は、振込手数料がかかる場合があるので、注意が必要です。

また預ける際には、使い道や時期にわけて何口かに「小分け」にして預けましょう。例えば、5年使わない資金を丸々1口の5年定期にしてしまうと、万が一3年で一部資金を使う事になる際に、解約しなければいけなく可能性があるためです。

私の場合は、2~3年後に使いたいと思うお金は、「キャンペーン定期」で2、3年の期間で預け、少しでも金利のよいものを選んでいます。そのメリットは、ほかの使途で使いたくなっても、解約しないですむことです。途中で解約すると金利も上乗せされないと思うと、本来の計画通りに満期を待つことができます。定期預金の期間も、使い道に合わせて検討していくと良いでしょう!

3.長期資金

長期で使う予定がない資金は、運用が可能になります。預金や債券以外の商品は、こちらの資金で運用していきましょう。しかし、使う予定がないからといって、すべてを投資することは避けるべきです。

今回は、使い道によってお金を分散しましたが、運用する際には、更に投資先を商品によって分散していくことや、時間を分散させることが大切になります。また、リスク許容度によって、何に投資していくかもかわってきますので、自分に合わせた投資運用商品を選定していくことが大切です。

私は海外旅行が趣味なので、外貨の債券や投資信託を保有しています。商品のリスクも様々ですが、相場は日々変動します。また契約してから長期間運用することになるので、自分の興味のある分野の商品を選ぶこともセカンドライフの楽しみの1つになるかもしれません。

老後破産しないために・・・ライフプランに合った投資先をみつけましょう

以前、100歳になられた方がテレビのインタビューで「100歳まで生きるなら、お金をもっと貯めといておけばよかった」と話されていました。長生きもリスクになる時代です。いつ人生が終わるのか?わかっていたら、お金は使い切ることができますが、自分の寿命はわかりません。だからこそ、プランを立てて計画的に使っていくことが大切です。

ライフプランを作ってみていかがでしたか?毎日何して過ごそうか、ワクワクされた方。意外に生活にお金がかかるな、と気づいた方。何をしようか思いつかなかった方は、ぜひ夫婦で話し合ってみましょう。計画を立てることさえできれば、あとはどうやって増やしていくかを決めていくことになります。計画的な余裕資金での運用で、豊かなセカンドライフを送りましょう!

このコラムの執筆者

lany
lany

某地方銀行にて約8年間、窓口業務や個人のお客様向けの営業を担当。銀行の実店舗以外に、銀行本部での営業部門の経験および新規店舗開店の戦略室に勤務。担当したお客様の多くは、退職金の資産運用や高齢者の方の相続対策が主であったが、若年層向けの住宅ローンや、資産運用相談も担当経験有り。「親切、丁寧」をモットーに、運用のアドバイスを行っています。


関連記事

お金の参考書
おすすめランキング

© Copyright 2017 お金の参考書. All rights reserved.

MENU

カテゴリ一覧

仮想通貨

資産管理

保険

クレジットカード

投資関連

インフォメーション