カードローンの返済方法と支払い利息を減らすコツ

カードローンを借りようと考えている人の中には、借入したらどうやって返済したらいいのか、利息の支払いはどう計算されるのか心配な方も多いのではないでしょうか。

特にカードローンは返済方式が複雑で、これから利用するカードローンの返済方式がどうなっているかによって、返済が伸びたり支払い出来るのに不要に利息を払い続けてしまう可能性もあるのです。

そこで今回は、皆さんの疑問を解決するために、

  • カードローンの返済方式
  • カードローンの返済方法
  • カードローンの支払利息の計算と、繰上げ返済

について解説していきます。

この記事を読めば「カードローンの返済方法について徹底解説!支払い利息を減らすコツも全部紹介」について分かると思いますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。

カードローンの返済方式について

カードローンの返済方式では、一般的には以下の3つに該当します。

これから、これらの3つの返済方式について、それぞれの特性を説明しながら解説していきます。

カードローンについて詳しく知りたい人は以下で解説をしています。

また、それぞれの返済方式で10万円借りた場合いくらの返済になるのか具体例を示していきますので、参考にしてみて下さい。

残高スライドリボルビング返済

残高スライドリボルビング返済とは、いわゆる「リボ払い」のことであり、借入残高によって月々一定の金額を返済していく返済方式のことです。

残高スライドリボルビング返済は、借入残高ごとに返済金額が決まっています、返済によって残高が減れば毎月の返済額も減りますが、借入によって借入残高が増えれば毎月の返済額も増えます。

残高スライドリボルビング返済を採用しているレイクALSAを例に説明していきましょう。

【レイクALSAの返済方式】

利用残高最低返済額返済回数
10,000円~100,000万円4,000円36回以内
100,001円~200,000円8,000円
200,001~300.00012,000円
300.001~400.00013,000円60回以内
400,001~500,00014,000円

このように、利用している残高によって毎月の最低返済額が変化しています。
例えば、レイクALSAで30万円借入した場合は、毎月12,000円を払い続ける必要があるということです。

残高スライドリボルビング返済は「どこを基準で返済金額が変化するのか」が重要になってきます。

多くのカードローン会社では「借入時残高スライドリボルビング返済」というものを採用しており、これは最後に借入した残高を基準に返済額が決まります。

最初10万円借りた場合は月4,000円の返済になります。
5万円まで返済が進んだ時に更に10万円借り、借入残高が15万円になった場合は、返済金額が8,000円に上がります。これは利用残高が10万円以下になっても8,000円のまま完済まで続きます。

残高スライド元利定額リボルビング方式

借入時残高スライドリボルビング返済が、最後に借入した残高を基準に返済額が決まるのに対し、返済によって借入残高が減った場合、返済額も減る「残高スライド元利定額リボルビング方式」という返済方式もあります。

残高スライド元利定額リボ払いを選択しているカードローンは、最初15万円借りた場合月8,000円の返済ですが、返済によって借入残高が10万円になった段階で返済金額が4,000円に下がります。

返済するにつれて毎月の返済額が減るので、完済まで同じ金額を返済するよりも、資金的に余裕が出やすくなります。
しかし、返済金額が減ると返済回数が増える、つまり借入期間が長くなるので利息が増え、長期的に見れば支払利息を含めた総返済額は多くなることに注意しなければなりません。

残高スライドリボルビング返済と分割返済の違い

残高スライドリボルビング返済についてまだ分かりにくいという方は、分割払いとの違いについて分かると理解が深まると思います。

定額で返済していく残高スライドリボルビング返済と分割返済には以下のような違いがあります。

【残高スライドリボルビング返済と分割返済の違い】

●残高スライドリボルビング返済(リボ払い)
・利用額にかかわらず毎月一定の返済額
・返済回数が変わる
●分割払い
・利用額に応じて毎月の返済額が変わる
・返済回数は変わらない

分割払いの方は、残高スライドリボルビング返済とは違い、返済回数は変わらない分利用をしていくと返済金額が増えていきます。

例えば、Aさんが1ヶ月の間に30万円分(10万円15万円5万円)のキャッシングをしたとします。

・残高スライドリボルビング返済の場合→毎月12,000円の定額返済

で完済まで一定金額ですが、分割払いの場合は

・分割払いの場合→利用額に応じて変化

【利用額の参考例】
10万円を5回払いにすると月2万円の返済
15万円を3回払いにすると月5万円の返済
5万円を5回払いにすると月1万円の返済

合計月8万円の返済

つまり、残高スライドリボルビング返済の場合は46ヶ月間(利息18.0%の場合)支払い続ける必要がありますが、分割払いの場合全ての借入は最長5回の返済で終了します。

分割払いだと毎月の返済額が大きくなるというデメリットもあります。

残高スライドリボルビング返済か、分割払いかは、自分の資金繰りを勘案して選択する必要があるということです。

残高スライドリボルビング返済で10万円借りた場合

10万円をレイクALSAで借りた場合は以下のような返済となります。

【残高スライドリボルビング返済シミュレーション】

利用金額月返済額金利支払利息返済回数総支払額
100,000円4,000円18.0%25,771円32回125,771円

元利込定額返済

残高スライドリボルビング返済が「利用残高」に応じて返済金額が変化するのに対し、元利込定額返済とは「利用限度額」に応じて返済金額が変化する返済方式です。

例えば、楽天銀行カードローンを例にしますと

【楽天銀行 元利込定額返済】

利用限度額ローンの返済額
500,000円以内1万円以上
500,001円~1,000,000円2万円以上
1,000,001円~1,500,000円2万5千円以上
1,500,001円~2,500,000円3万5千円以上
2,500,001円~3,000,000円4万円以上
3,000,001円~5,000,000円5万円以上

返済金額が以上のように変化していきます。

利用限度額が3百万円の方は、仮に30万円借入した場合でも月4万円の返済をする必要があるということです。

利用限度額は契約時に減額することが出来ますので、元利込定額返済のカードローンで支払いを抑えたいという方は、利用限度額の減額を検討する必要があります。

ただし、金利が利用限度額に応じて変化する(一般的に利用限度が小さいと金利が高くなる)可能性がありますので、減額を検討する際は注意するようにしましょう。

元利込定額返済で10万円借りた場合

10万円を楽天銀行で借りた場合は以下のような返済となります。

【残高スライドリボルビング返済シミュレーション】

利用金額月返済額金利支払利息返済回数総支払額
100,000円10,000円14.5%7,645円11回107,645円

キャッシング1回払い

借入した残高分を次の返済日に一括して返す方法です。
10万円借りたら返済日に10万円返さなければいけません。

給料日までつなぐために短期間借りて、給料日に一括で返すといったように、返済出来る見込みがある場合には便利です。
しかし長期的に借入する場合は一括返済によって逆に資金繰りなどがきつくなる可能性も高いので、注意する必要があります。

キャッシング1回払いで10万円借りた場合

100,000円×18.0%×30日(一か月後返済)÷365日=1,479円

支払利息1,479円+元金100,000円=総支払額101,489円

返済方法は銀行口座引き落としかATM

カードローンの返済方法は以下の3つで行われます。

それぞれの返済方法についての解説をしていきます。

登録銀行口座より引き落とし

銀行カードローンや信販系のカードローンの返済方法で多いのが、登録銀行口座より引き落とされる方法です。
毎月決められた日に決められた金額が自動で引き落としされます。

自動で引き落としされるので、少なくとも前日までに登録銀行口座にお金を入れておく必要があります。

万が一返済日前日に入金を忘れた場合でも、当日中に入れれば自動で引き落としてくれる再度振替制度を採用している銀行もあります。
24時間内であればいつでも引き落としがかかる場合や、9時、21時など決められた時間に再度振替をかける銀行など金融機関により対応は様々です。

ただし、再度振替制度を採用していない銀行もありますので、登録銀行口座自動引き落としによってカードローンの返済をする場合は、最低でも前日に入金を済ませるようにしましょう。

銀行振込

銀行振込の場合登録銀行口座引落しと違って絶対その決められた日に入金しなければならないというわけではありません。
決められた入金期限までに返済すれば問題ないので、どうしてもその日振込に行けない!という方でも安心です。

返済金額は、送られてくる封書、WEBまたは電話で確認しておく必要があり、返済金額より少ない金額で間違って入金すると、不足分は延滞扱いになるので注意が必要です。

また、決められた返済金額よりも多く繰上げで返済したい場合も、銀行振り込みは有効な手段です。繰上げ返済したい旨をカードローン会社に伝えることで、繰上げ返済専用の銀行口座を教えてくれます。

ATM返済

毎月決められた日までにATMにローンカードを入れて返済する方法です。
プロミスのアプリローンのようにカードレスのカードローンは、スマホアプリをもってさえいれば、同様にATMで借入金を返済することが出来ます。

ATM返済は、カードローン会社専用のATMの外、コンビニATMや提携銀行ATMでも返済することが可能です。
時間があるとき、お近くの銀行ATMで手軽に利用可能なので、口座引き落としや銀行振り込みより手軽な方法と言えるでしょう。

ただし、自動で借入金の返済が行われないので、返済日にATM返済を忘れてしまうと自動的に延滞となります。返済日を守ってATM返済を行うように注意してください。

支払利息の計算方法

カードローンの利息は、元金×金利×借入期間で計算する事ができます。

カードローン会社で借入した場合に想定される金利を提示しますので参考にしてみて下さい。

〇借入金額50万円、利息18.0%、借入期間30日の場合

50万円×18.0%×30÷365日(1年365日の内30日)=7,397円

支払利息は7,397円となります。

〇借入金額100万円、利息15.0%、借入期間20日の場合

100万円×15.0%×20÷365日=8,219円

支払利息は7,397円となります。

なお、これらはキャッシング一括払いの支払利息の例になります。
リボ払いや元利込定額返済では、元金の返済と共に支払利息も軽減されますので、利息の計算が複雑になります。

毎月5千円多く返済することで完済が早くなる

カードローンでの借入金は、毎月の支払プラス5千円多く返済することで支払い利息と完済までの期間を減らすことができます。

カードローンの総返済額は元金+支払利息で計算されます。元金は減らないので、総返済額を軽減するには支払利息をいかに少なくするかが大切です。

利息は、借入残高に金利をかけて計算されますので、借入残高を減らすのが支払利息を減らすには最も重要なのです。

家計に影響の出ない範囲で、繰上げで返済していくと総支払額が大きく減額できる可能性が高いです。月5,000円で良いので、約定返済額に追加して返済してみてはいかがでしょうか。

繰上げ返済の具体例

最後に、借入額30万円の人が繰上げ返済を行わなかった場合と、5千円多く繰上げ返済を行った場合について支払利息や返済回数の観点から説明していきましょう。

レイクALSAを参考例にしていきます。

【レイクALSA参考例】

10,000円~100,000万円4,000円36回以内
100,001円~200,000円8,000円
200,001~300.00012,000円
300.001~400.00013,000円60回以内
400,001~500,00014,000円

〇繰上げ返済を行わない場合

利用金額月返済額金利支払利息返済回数総支払額
300,000円12,000円18.0%77,351円32回377,351円

〇毎月5千円繰上げ返済を行った場合

利用金額月返済額金利支払利息返済回数総支払額
300,000円12,000円+

5,000円

18.0%51,105円21回351,105円

【比較】

支払利息返済回数
77,351円→51,105円32回→21回
26,246支払利息の軽減11支払回数の軽減

このように、毎月5千円でも多く支払いすることで、支払利息や支払回数の軽減が見込まれます。

カードローンは余裕資金があるうちに多めに返済して、本当に必要な時に借入をすると、とても使い勝手のいい商品です。

計画的な利用を心掛けて、カードローンを有効活用して下さい。


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