カードローンの金利「消費者金融」と「銀行」の違いを解説

カードローンを検討する時に数多くの人が金利を気にします。
「金利」を気にする人は、

  • 返済できなくなってしまうのではないか
  • いくら借りると何円返済しないといけないのか
  • どうやって金利が決まっているのか

などを気にしている人が多いです。

この記事を読むことで、金利に対しての疑問点や不安を取り除くことができます。

金利の結果をいち早く知りたい人は以下から移動できます。

それでは、カードローンではどのように金利がかかるのかを解説していきます。

利用可能額によって金利は変動

カードローンの金利は年利20.0%が上限金利となっており、カードローンの利用可能額によって適用される金利は変動します。

なぜなら、金利の上限は、借入した際に発生する金利の上限を設定する「利息制限法」という法律により制限されているためです。
※利息制限法は第一章、第一条を参照

【上限金利と借入可能額】

借入可能額10万円未満10万円以上100万円未満100万円以上
上限金利年利20.0%年利18.0%年利15.0%

利息制限法により、利用限度額が上がっていくに連れて金利は下がっていきます。

また、借入可能額100万円以上になっても、利用可能額が大きくなるにつれて金利は下がっていきます。

例として大手消費者金融のアコムのカードローンと、三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」の金利を参考にしてみましょう。

【アコムカードローンの金利】

利用可能額適用金利
1万円以上、99万円以下年7.7%~年18.0%
100万円以上、300万円以下年7.7%~年15.0%
301万円以上、500万円以下年4.7%~年7.7%
501万円以上、800万円以下年3.0%~年4.7%

【三菱UFJ銀行バンクイックの金利】

利用可能額適用金利
10万円以上、100万円以下年13.6%~年14.6%
101万円以上、200万円以下年10.6%~年13.6%
201万円以上、300万円以下年7.6%~年10.6%
301万円以上、400万円以下年6.1%~年7.6%
401万円以上、500万円以下年1.8%~年6.1%

このように、利用可能額が上がるにつれて適用金利が下がっていくのが分かります。

借入額が減ると金利は変動するのか

カードローンの金利は利用可能額に応じて変化しますが、借入額に応じては変化しません。

例えば、三菱UFJ銀行で250万円を金利10.6%で借りている人が200万円を返済して、借入額が50万円になったとしても、適用金利が14.6%に上がるわけではありません。
あくまで利用可能額に応じて金利は設定されます。

また、利用限度額が100万円だからといって金利が年13.6%~年14.6%の範囲内で変化するということもありません。

あくまで契約時に限度額の範囲内で自分に適用されている金利が伝えられます。

つまり、利用限度額100万円の場合は14.6%で使える人も、年13.6%で使える人もいるということです。

なお、適用金利はカードローンの審査によって変化します。
利用可能額に応じて金利が変化するのはあくまで上限金利であることを理解しておく必要があります。

景気によっても金利は変化する

変動金利を採用している場合は、世の中の金利情勢によっても金利が上下する場合があります。

インフレ下においては物価の上昇と共に金利は上昇し、デフレ下の下では物価の下落と同時に金利も下落します。

カードローンは固定金利の商品も多いですが、三井住友銀行カードローンなど変動金利の商品もありますので注意する必要があります。

実質金利の考え方

実質金利とは、借入金額に諸費用を加えて計算された事実上の金利を指しています。

なぜなら、実際支払う支払い額は元金+利息だけでは無く、保証料や事務手数料が組み込まれている場合があるためです。
これらの支払いも金利とみなされる可能性が高いです。

例えば、金利が30万円を18.0%で1ヶ月間借入した場合の利息は4,438円ですが、最終的に304,438円の支払い以上を求められる場合は実質金利が18.0%以上である可能性が高く、利息制限法に抵触している可能性があります。

【金利と実質金利の違い】

借入額300,000円300,000円
金利18.0%18.0%
保証料(+)2,000円
事務手数料(+)5,392円
総支払額304,438円307,392円
実質金利18.0%(金利と実質金利は同じ)30.0%(金利と実質金利が相違)

もし金利とは別で諸費用を求められた場合は、利息制限法に抵触する恐れがあるので、お近くの法テラスなどに相談してみて下さい。

返済の延滞によって金利が追加

カードローン利用額の返済時に、引き落とし予定日に返済を行うことができない場合、借入額に対し20.0%以下の遅延損害金を支払うことになります。

遅延損害金は、返済に遅れた延滞料であるため、通常の利率(契約している金利)よりも高くなります。

1日支払いを遅延するごとに遅延損害金は発生するので、返済が遅れている人は、カードローン会社に連絡をしてください。

カードローンの返済が遅れてしまっている人は以下で詳しい解説をしています。

消費者金融の金利

大手消費者金融のカードローン金利は年3.0%~年18.0%と銀行カードローンと比較すると高めの金利設定となっています。

なぜなら、消費者金融は預金業務が無く、銀行からの借入金を利用して融資を行っているためです。

銀行への利息を支払うため、利用者から金利を高めに取る必要があります。

それでは具体的に、大手消費者金融のプロミス、アコム、SMBCモビット、アイフルの金利を紹介します。

消費者金融金利利用可能額
プロミス年4.5%~17.8%1万円~500万円
アコム年3.0%~18.0%1万円~800万円
SMBCモビット年3.0%~18.0%1万円~800万円
アイフル年3.0%~18.0%1万円~800万円

プロミスの上限金利は17.8%、その他の消費者金融で上限金利は18.0%に設定されています。

借入実績が無い場合は、各社の上限金利での設定になる可能性が高いです。利用実績を積んでいくことで利用可能額が上がり、金利も下がる傾向にあります。

プロミス
  • 大手消費者金融の中でも上限金利が17.8%と低い
  • 申し込みから融資まで最短3分で完了できる
  • 30日間利息0円・最短3分審査
金利借入限度額審査時間
4.5%~17.8%最大500万円最短3分

※メールアドレスとWeb明細利用の登録が必要です。
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

銀行カードローンの金利

銀行カードローンの金利は年1.5%~年15,0%程度と、消費者金融のカードローンと比較すると高めの金利設定となっています。

なぜなら、銀行は預金機能を持っており、預金者から低利で借りている金利(2020年8月現在メガバンクの普通預金金利0.001%)を貸付に回すことが出来るからです。

また、人件費が比較的かからないネット銀行は、実店舗を持つ銀行と比較しても低い金利設定となっています。とにかく低い金利で借入がしたいという人はネット銀行を検討してみるのが良いでしょう。

参考として、メガバンクの三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行の金利および、ネット銀行の楽天銀行、ジャパンネット銀行、住信SBI銀行の金利を紹介します。

銀行金利利用可能額
三井住友銀行年1.5%~14.5%10万円~800万円
三菱UFJ銀行年1.8%~14.6%10万円~500万円
みずほ銀行年2.0%~14.0%10万円~800万円

ネット銀行の金利と利用可能額

消費者金融金利利用可能額
楽天銀行年1.9%~14.5%10万円~800万円
ジャパンネット銀行年1.59%~18.0%10万円~800万円
住信SBIネット銀行年1.59%~7.79%10万円~800万円

特にネット銀行の場合は、実店舗も持たず人件費もおさえられるため、メガバンクと比べて低めの金利設定となっています。

住信SBIネット銀行は上限金利自体が7.79%と低いため、借入可能額が低くても低金利で借入が可能です。

消費者金融カードローンと銀行カードローンのメリット・デメリット

消費者金融のカードローンを利用する際のメリットとデメリットを紹介します。

消費者金融カードローン銀行カードローン
メリット・口座開設の必要がない
・審査が早い
・即日融資可能
・無利息期間がある
・金利が低い
・総量規制の対象外
・借入限度額が大きい
デメリット・金利が高い
・総量規制の対象
・口座開設の必要がある
・審査が遅い
・即日融資は原則不可能

消費者金融カードローン

消費者金融カードローンのメリット・デメリットについて解説していきます。

メリット

消費者金融のメリットは何といっても審査スピードです。

プロミスやアコムなどの大手消費者金融は審査が最短30分で完了し、当日の21時までに申込みを完了すれば即日融資を受けることも可能です。

銀行口座を開設する必要もありませんので、今すぐにお金を借りたいという方には消費者金融のカードローンを検討してみてはいかがでしょうか。

デメリット

消費者金融のカードローンのデメリットは金利が高いことと、総量規制の対象になる点です。

金利は銀行カードローンよりも高い設定になっています。

長期で借入をする場合や、利用可能額が大きくない場合などは銀行カードローンの方が金利負担を軽減できる可能性があります。

また、総量規制の対象なので、他社借入を含めた借入総額が年収の3分の1を下回る必要があります。

つまり年収450万円の人は、他社借入が無い場合でも借入可能額が最高で150万円までです。

【利用可能額150万円の場合】

アコムのカードローン三菱UFJ銀行カードローンバンクイック
年7.7%~年15.0%年10.6%~年13.6%

上限金利はアコムの場合年15.0%、三菱UFJ銀行の場合年13.6%。アコムは適用金利が審査により左右されますが、一般的に上限金利で提示されることが多いです。

上限金利提示の場合、金利差で1.4%もの開きがあります。

なお、銀行は総量規制の対象外なので、借入可能額が150万円以上になる可能性もあります。

借入可能額が大きくなるため、金利も低くなっていきます。金利を最重要視するのであれば銀行カードローンを検討してみてはいかがでしょうか。

銀行カードローンのメリット・デメリット

ここでは、銀行カードローンのメリット・デメリットについて解説していきます。

メリット

銀行カードローンの一番のメリットは、金利が低いことです。

総量規制の対象外なので、利用限度額が消費者金融より大きくなりやすく、それに応じて金利も低くなる可能性が高いです。

デメリット

即日融資には原則対応していません。
これは銀行カードローンの審査が保証会社審査と二重に行われ時間がかかるためです。

銀行が即日融資に対応していない詳しい理由については以下で解説をしています。

【審査の違い】

消費者金融カードローン銀行カードローン
消費者金融審査→契約銀行→保証会社審査→契約

もし金利よりも今すぐにお金を借りたいという方は、消費者金融のカードローンを、とにかく金利を抑えたいという方は銀行カードローンを検討してみてはいかがでしょうか。

金利・利息・利子の言葉の違い

ここでは金利・利息・利子3つの言葉の違いについて解説します。

この言葉の違いを正しく理解することで、カードローンの仕組みや金利についてもっと理解をすることができます。

金利

金利とは、お金を借りる際に、消費者金融や銀行に払う”金額の割合”を指しています

つまり、「100万円借りた際の金利は年15.0%」という具合に、いくら支払えばいいかを示した割合が金利です。

利息

利息とは、お金を貸した側が、”金利によって割り出された金額”を「受け取る」お金のことを指しています。

つまり、「100万円借りた際の金利は年15.0%」の場合、利息は

100万円×15.0%=15万円

この貸した側が受け取る15万円のことを「利息」と言います。

利子

利子とは、”金利によって割り出された金額”を「支払う」お金のことを指しています。

つまり、「100万円借りた際の金利は年15.0%」の場合、利子は

100万円×15.0%=15万円

この借りて側が支払う15万円のことを「利子」と言います。

【利息と利子の違い】
利息
金利に応じて貸した側が受け取るお金

利子
金利に応じて借りた側が支払うお金

なお、利息と利子には貸した側と借りた側という違いがありますが、厳密に決まっている訳ではありませんので、借りた側が利息を支払うという使い方をしても間違いはありません。

利息制限法など法律に基づく場合は、その法律に沿った言葉の使い方をすると間違いないでしょう。


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