こんな時だからこそ、株式投資を始めよう!-「相場の福の神」藤本 誠之コラム

まいど、相場の福の神こと藤本です。
投資・資産運用について、「こんなことなんだ」と少しでも判っていただけるようになればと思い、投資初心者向けのコラムを書きますね。
ココで少し自己紹介、藤本は財産ネット株式会社に所属していてる「マーケットアナリスト」です。日本語にすると「相場・分析する人」なので、株式市場で起こっていることを、個人投資家に判りやすく解説するのが仕事です。ラジオNIKKEIで5本の番組を持ち、雑誌やネット媒体でも数多く情報を配信しています。

皆さん、NISAって聞いたことがありますが?
「アポロ計画の・・・」、それはNASA(アメリカ航空宇宙局)です。って冗談はさておき、NISAはニーサと読む少額投資非課税制度の愛称です。
「貯蓄から投資」へという国策のもと、株式・投資信託(株式型)の一定額の投資までは、その利益の課税がゼロになるというものです。

現在、株式・株式投資信託への利益に対しては、20.315%の税金がかかります。しかし、NISA口座で取引すれば、この税金をゼロに出来るのです。

例えば、1000円の株を100株買ったとしましょう。
売買手数料は証券会社によって異なりますが、手数料の安いネット証券会社だと100円程度の会社もあります。

購入代金=1,000円(株価)×100株(株数)+100円(手数料)=100,100円

この株を5割高の1,500円になったとき、売却(手数料200円)したと仮定、

売却代金=1,500円(株価)×100株-200円(手数料)=149,800円 になります。

利益=売却代金-購入代金なので、利益=149,800円-100,100円=49,700円 になります。

NISA口座でない通常の口座の場合だと、
税金は49,700円(利益)×20.315%(税率)=10,096円になります。
本来49,700円儲かったのに、手取りの利益は39,604円に減ってしまうのです。

しかし、NISA口座でこの売買を行えば、本来儲かった49,700円がそのまま手取りの利益になります。コレが、NISAの最大の魅力である「非課税」になるということです。
それでは、「少額と言うのは幾らのことで、いつまで非課税になるか」、少しややこしいですが説明しますね。

少額と言っても、実は120万円まで枠があります。ただし、非課税期間は未来永劫ではなく、投資した年から5年間となります。

NISAをはじめるには

NISAをはじめるには、株式・株式投資信託を販売している金融機関で、NISAの専用口座を開設する必要があります。まずは、どの金融機関を選ぶのかが重要です。
なぜなら、NISA口座はお一人1口座しか開設できないからです。

金融機関の選択肢としては下記の3つが考えられます。

金融機関販売商品おもな金融機関
証券会社株式・株式投資信託SBI証券、野村證券など
銀行株式投資信託三菱UFJ銀行、三井住友銀行など
直販を行っている投信会社株式投資信託さわかみ投信など


株式投資信託だけしか絶対に買わないと決めている方は、銀行や直販を行っている投信会社を選んでもOKですが、株式を買う可能性がある場合は、証券会社を選んでおいたほうが無難です。出来る限り数多い商品を取り扱っている金融機関を選んでおき、投資の選択肢の幅を広げておくことが肝心です。

また、証券会社にも店舗があり、営業マンがいる対面証券ネット証券の2つがあります。
対面証券は、手数料が高い代わりに何を買ったらよいかなど投資に関することを営業マンに相談することが出来ます。ネット証券では、WEBの操作方法など使い方が判らない場合は電話でコールセンターに聞けますが、何を買った良いかなどの投資に関する相談には応じていない会社が多です。

どの金融機関を選ぶのかは、皆さんのご自由です。どうしても投資に関する相談が必要な方は、対面証券会社を選んだほうが良いですし、ネット・書籍・雑誌など様々な情報を元に、自分で商品を選択できる方は、ネット証券がオススメです。ご自分に合った金融機関を選んでください。

ポイント

投資・資産運用は、「お金持ちだけがするもの」ではありません。
「お金持ちになるためにするもの」なんです。

非課税枠である120万円の資金がない場合でも、「120万円を貯めてから」ではなく「120万円にするため」に活用できるのが、NISA(少額投資非課税制度)です。

NISAの場合は合計の投資金額が120万円になるまでは、NISA口座で自由に売買が可能です。ということは、10万円しかない投資家の場合、120万円÷10万円=12回 なので、12 回売買することが可能です。(損益・手数料を考慮せず)

10万円で株って買えるの?

株式は、すべての銘柄が100株単位で売買することに決まっています。
だから、最低投資金額=株価×100 となります。
現在、個人投資家が投資可能で東京証券取引所に上場している日本の個別銘柄は、3,640銘柄あります。

投資金額別に投資可能な銘柄数(2018年12月22日終値現在)

  • 100万円 :3,600銘柄(99.0%)
  • 30万円 :3,099銘柄 (85.1%)
  • 10万円 :1,487銘柄 (40.9%)
  • 5万円  :610銘柄(16.8%)
  • 1万円  :64銘柄(1.8%)

さすがに1万円未満では、全体の2%未満の銘柄しか投資できませんが、10万円あれば全体の3分の1以上の銘柄に投資可能です。
例えば、10万円以下で投資可能な主な銘柄としては、三菱UFJFG、日産自動車、ヤフーなどがあります。

インカムゲインとキャピタルゲイン

株式投資によって得られる代表的な利益には以下の2つがあります。

インカムゲイン(配当金)資金を提供してくれた株主に対して、会社は利益を分配します。これを「配当金」といいます。「配当金」は、会社によって設定されている権利確定日に保有していた株主に対して支払われます。NISA口座で購入した株式・ETF(上場投信)・REIT(不動産投信)の配当金は、そのまま全額が無税で貰えます。配当金額に関しては、会社の業績に左右されますので、増減する可能性があり、赤字企業や、成長性の高い企業では配当金のない無配の企業もあります。

具体的には、株価1,000円で100株買った場合、1株あたりの年間配当が20円の場合、投資金額1,000円×100株=10万円に対して、100株×20円=2,000円の配当が貰えます。(売買手数料、税金を考慮せず)

この場合、1株あたりの配当金を株価で割った、20円÷1,000円=2%を配当利回りと言います。
また、保有している株主配当がいつ貰えるかというと、企業ごとにあらかじめ定められた「権利確定日」に株式を保有していた株主が、配当を貰える権利があります。日本の場合、3月期決算企業が多いです。

株主への利益配分である配当は株主総会での決議事項なので、3月決算企業の場合、5月に株主総会が行われるので、その後の5月・6月に配当が実際に貰えます。

キャピタルゲイン(売却益)保有している株式が値上がりしたときに、その株式を売却すれば、その上昇分が利益になります。これが、「売却益」です。

配当利回りに注目して株式投資

個別銘柄の選択、売買タイミングによって投資成果が大きく異なるのが、キャピタルゲインです。それにくらべて、配当金額の変更の可能性はありますが、ある程度安定して貰える可能性が高いのが、インカムゲイン(配当金)です。

是非、皆さん、株式投資をはじめてみましょう。株式投資は怖いものではありません。きちんと勉強しながら行えば、徐々に上達します。自分が働くのは当然ですが。自分のお金にも働いてもらいましょう。

※本コラムで紹介する意見や予測は、筆者個人のものであり、所属する会社の意見や予測を表わすものではありません。また、紹介する個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

執筆者

藤本 誠之
藤本 誠之

相場の福の神」の愛称を持つマーケットアナリスト。 年間300社を超える上場企業経営者とのミーティングを行い、個人投資家に真の成長企業を紹介しています。
「まいど!」のあいさつ、独特の明るい語り口で人気。ラジオNIKKEIで5 本の看板番組を持ち、その他テレビ出演、新聞・雑誌への寄稿も多数。 日興證券、マネックス証券、カブドットコム証券、SBI証券などを経て、現在は、財産ネット株式会社の企業調査部長。日本証券アナリスト協会検定会員、ITストラテジストAll About株式ガイド。著書:『週55分で、毎週5万円儲ける株法(明日香出版)』など16冊出版


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