株の配当金に対する疑問を解決!初心者が知っておきたい受取方法と銘柄の選び方

配当金は保有しているだけで安定的に利益を得ることがでるので、配当金について詳しく知りたい人も多いのではないでしょうか?
しかし、株初心者の方は次のような疑問があると思います。

  • 株を買うと必ず配当金はもらえるのか
  • どれくらい配当金をもらえるのか
  • 配当金を多くもらえる銘柄はあるのか
  • 配当金はすぐに受け取れるのか
  • 安定的に配当金をもらう方法が知りたい

今回の記事では、配当金の詳しい説明と具体的な銘柄を紹介し、初心者の方が持つ疑問を解決していきます。

この記事を読むことによって、配当金を受け取る方法を知り、自宅にいながら自由に使えるお金をもらうことができます。

株の配当金は、会社の利益を株主に分配するもの

企業が配当金を実施している間は、株を保有しているだけで、安定的に利益を受け取ることができます。

なぜなら、企業の株主になると、配当金をもらう権利を得られるからです。

企業は業務拡大や新しいことを始めるために資金が必要になるので、投資家から資金を集めます。

集めた資金を使って企業が利益を出した時に、その一部を株主に還元してくれます。

そのため、配当金を継続的に実施している場合は、安定している企業ということになり、継続的に配当金を受け取れるのです。

ただし、企業の業績によって変動するため、毎年決まった金額の配当金を受け取れるわけではありません。

配当金の源泉は企業利益からでているので、業績が良ければ配当金が増額されることもありますが、悪いと減額や配当金を支払われない事もあります。

また、配当金は義務ではないので、そもそも採用していない企業もあります。

こういった企業は、利益を企業の成長に費やして、次のビジネスにつながる設備投資などにお金を優先してまわします。

そして株価上昇を狙い、株主には配当金ではなく値上がり益による利益還元をしています。

それでは、肝心の配当金はいくらもらえるのか紹介していきます。

配当金はいくらもらえるのか

配当金は「1株あたりいくら」というように、企業が保有株数で還元する事を決めているので、多くの株を持っている人は配当金も増えます。

なぜなら、出資してくれた株主に企業の資金調達に協力した見返りとして、出資金に応じて配当金を支払っているからです。

つまり、現在の会社を維持する為に、株を保有してくれている株主に対して感謝の意味を込めて配当金を支払っています。

だから、出資金が多ければ配当金も増えるという仕組みです。

では、実際に出資金に対してどのように、配当金が増えるのか見てましょう。

たとえば、ドトールコーヒーの場合
株保有していると配当金は32円になります。(2019年4月現在)
ドトールコーヒーの最低株購入数は100株以上なので、100株保有していると受け取れる配当金は3200円が株主に還元されます。
ちなみに、200株保有すると、配当金の金額も2倍の6400円受け取れるようになります。

1株保有していると配当金は32円になります。(2019年4月現在)
ドトールコーヒーの最低株購入数は100株以上なので、100株保有していると受け取れる配当金は3200円が株主に還元されます。
ちなみに、200株保有すると、配当金の金額も2倍の6400円受け取れるようになります。

このように、持っている株数に応じて、受け取れる配当金も増えるのです。

受け取る配当金がお得なのか、配当金の金額だけではわかりにくいので、配当利回りでお得度を計ります。

配当金がお得か配当利回りで計る

配当金をできるだけ多く受け取りたい時は、配当利回りが高いものを選ぶと、自分の投資した金額に対して多くの配当金を受け取ることが出来ます。

配当利回りの計算式は以下のようになります。

  • 配当利回り(%)= 1株当たりの配当(円)÷ 現在の株価

具体例を見てみましょう。

  • A社:株価1000円 1株当たりの配当金30円
    配当利回り= 配当金30円 ÷ 株価1000円 = 配当利回り3%

    B社:株価2000円 1株当たり配当金30円
    配当利回り= 配当金30円 ÷ 株価2000円 = 配当利回り1.5%

同じ30円の配当金を得るために、A社では1株当たり1,000円、B社では2,000円必要になります。

この場合、A社の方がB社よりも「配当利回り」が高いといい、投資金額が少ないA社の方がお得になります。

配当利回りは2%以上の銘柄だと高配当

配当利回りが2%以上の銘柄を選ぶと、高配当の銘柄を見つけることができます。

配当利回りが高い(高配当)か計るには、日経平均株価の平均配当利回りを参考にします。

そこで、日経平均株価の平均配当利回り(予想)は2.16%となっているので、配当金を目的に株式投資する場合は、2.16%より高い銘柄を狙うようにしましょう。(2019年4月10日時点)

ただし、配当額は企業の業績によって毎年見直されるので、利回りが来年以降も続くかはわかりません。あくまでも予測値となります。

ですから、配当を狙うなら業績が安定している企業を選ぶべきです。

例えば、売上は順調に伸びているか、過去に赤字決算はないかなどを確認します。

企業の業績が悪化すれば、投資家が受け取る配当が減るばかりか(減配)、株価の値下がりで配当金をもらう以上の損失をだしてしまう可能性もあるからです。

高配当目当ての株投資の銘柄TOP8

高配当銘柄を選ぶと、投資した金額にたいして、配当金をオトクに受け取ることができます。

つまり、配当利回りが2%以上で高配当になるので、高配当銘柄を選んでおくと、より多くの配当金を受け取るというわけです。

高配当利回り銘柄は、ヤフーファイナンスや証券会社が提供しているランキングを使えば、簡単に確認することができます。

ヤフーファイナンスのランキングTOP8は次のようになっています(2019年3月29日時点)

銘柄コード 名称 1株配当 株価 配当利回り
1 7480 スズデン 120 1,479 8.11%
2 8628 松井証券 84 1,042 8.06%
3 9904 ベリテ 32 398 8.04%
4 7201 日産自動車 57 908 6.28%
5 9275 ナルミヤ・インターナショナル 79 1,265 6.25%
6 8737 あかつき本社 18 289 6.23%
7 8707 岩井コスモホールディングス 75 1,236 6.07%
8 5857 アサヒホールディングス 120 2,002 5.99%

出典:ヤフーファイナンス

また、SBI証券などネット証券でも配当金ランキングを確認することができます。

SBI証券は株初心者でも操作方法が扱いやすくなっているので、はじめての配当金を受け取る方でも安心です。

SBI証券の配当金

SBI証券は口座開設数が国内の証券会社の中では、ナンバー1で初心者からトレーダーまでとても人気がある証券会社です

SBI証券の配当金の受け取り方法3種類あります。
1.SBI証券の証券口座で受け取る方法
2.金融機関の口座で受け取る方法
3.配当金を郵便窓口等で直接受け取る方法

SBI証券をお使いなら、1番の証券口座で受け取る方法を選択すると、配当金が入金されて株式等ですぐに使用することができます。

連続増配中の株投資の銘柄TOP8

連続増配中の銘柄は、株主が安心して株を保有することができます。

増配できるということは、何年も続けて業績が安定しており、毎年利益が伸びている会社になります。

このような、連続増配中の銘柄を選んでおくと、増配し続けるので、数年後には投資金額に対して配当利回りが倍になることもあります。

長期(10年以上)に渡り連続増配している企業の、予想配当利回りTOP8をご紹介します。

連続増配中の銘柄トップ8(2019年3月29日時点)

銘柄コード 名称 1株配当 株価 配当利回り
1 4554 みらかHD 130 2746 4.73%
2 9443 KDDI 100 2385 4.19%
3 9436 沖縄セルラ 124 3520 3.52%
4 8593 三菱USJリース 19 564 3.37%
5 4668 明光ネット 30 963 3.12%
6 4521 科研製薬 150 5030 2.98%
7 8425 興銀リース 76 2614 2.91%
8 8424 芙蓉リース 156 5480 2.85%

当利回りだけで銘柄を選ぶのは危険があり、業績が悪いのに無理に配当をだしている企業の可能性があるからです。

業績悪化で株価が下がっても、配当利回りは上がってしまいます。
業績悪化が続くと、配当が減ったり(減配)、無くなったり(無配)する可能性もあります。

ですから、着実に配当をもらいたい場合、業績がしっかりしていて何年も連続して配当金を増やしている会社に注目しましょう。

また、国内の連続増配企業を対象にした「S&P / JPX配当貴族指数」という指数もあります。

東証株価指数(TOPIX)内において、10年以上にわたり毎年増配をしているか、安定して配当を出している企業のパフォーマンスに連動するように設計されています。

過去3年間の値動きは以下のようになっています

出典:S&P DowJones Indices
S&P / JPX配当貴族指数の算出開始は2015年12月で、現在までの値上がり益は7.40%になっています。同じ期間のTOPIXの上昇率は5.07%なので、好調なパフォーマンスになっています。

配当貴族指数のウエイト上位8銘柄は次のようになります。

銘柄コード 名称 1配当 株価 配当利回り
1 1833 奥村組 126 3540 3.56%
2 2914 JT 154 2697 5.71%
3 4502 武田薬品工業 180 4499 4.00%
4 2651 ローソン 260 5980 4.35%
5 9504 中国電力 50 1370 3.65%
6 8766 東京海上 HD 250 5518 4.53%
7 4555 沢井製薬 140 6290 2.23%
8 9437 NTTドコモ 110 2380 4.62%

出典:S&P DowJones Indices

配当金は株を1日保有するだけでもらえる

配当金をもらうには、「権利付最終日」に株を保有しておくことで、「権利確定日」に株主として株主名簿に記載されて受け取ることができます。

そのため、「権利付最終日」の翌日の、「権利落ち日」は株主名簿に記載される権利がなくなる日なので、保有株を売ることが可能になります。

つまり、権利付き最終日に1日だけ株を保有しておけば、配当金が受けお取れるというわけです。

具体例で確認しましょう。

例えば、29日が権利確定日だった場合、3営業日前の26日時点(権利付き最終日)で株を保有している人に対して配当金をもらう権利がつきます。

権利付き最終日の翌日を「権利落ち日」といい、1日でも過ぎると配当がもらえなくなります。

つまり、権利付き最終日に株を買って、権利落ち日に株を売れば、1日持つだけで配当金がもらえるのです。

高配当で人気のある銘柄は、配当金狙いで買う投資家が殺到するため、権利付き最終日に向けて株価が上昇し、権利落ち日に下がる傾向があるのです。

権利付き最終日に高配当で人気のある銘柄を買うのは高値になることがあるので、権利付き最終日の数週間前までに買っておくようにするといいでしょう。

いつが権利付き最終日かは、各社のホームページで調べたり、電話で聞いたりしてもいいですし、証券会社の銘柄情報で調べることもできます。

配当金は年に1~2回受け取れる

日本では、3月の本決算と9月の中間決算の年1~2回、配当金がもらえるケースが一般的です。

決算月は企業が自由に決めることができますが、国の会計年度が3月であることや、日本の教育制度が3月~4月という期間であるため、上場企業は3月に決算が集中します。

また、3月は公認会計士や税理が繁盛期の為ずらしているケースや、4月は人事異動など業務とかぶらないように9月に決算を導入している企業もあります。

そのため、3月や9月の決算月のあとに、配当金が支払われるケースが多くなります。

ただし、企業によって決算月が異なるので、配当を出す時期や回数は異なります。必ず決算日(権利付き確定日)を調べておくようにしましょう。

配当金を受け取れる時期は権利確定日から2~3ヶ月後

配当金は権利確定日から2~3ヶ月以内に開催される、株主総会で決議されあとに配当通知書が自宅へ届きます。

企業が決算時に現金収支の見通しなどを分析後に、株主総会で承認を得て、株主に支払う配当を決めるので時間が掛かります。

例えば、3月決算の会社の多くは、6月中旬に株主総会を開催するので、配当の支払い時期は6月~7月頃になります。

中間配当の場合は、あらかじめ定款で定めた上で、取締役会で決議されると支払われます。

支払い時期は中間決算後2ヶ月程度後が多いようです。例えば9月が中間決算の場合、11月前後に配当が支払われます。

配当金支払い開始日は、各発行会社の決算短信で確認することができます。詳細については発行会社のホームページ等で確認ください。

配当金の受取は、ネット証券大手の楽天証券の「配当金自動出金サービス」が便利です。

予め設定しておくと、楽天証券で受け取った国内株式の配当金が、自動で銀行口座に入金されます。

配当金の出金が簡単!楽天証券

楽天証券の自動出金サービスは、「配当金を受け取るたびに銀行に移すのが面倒」という投資家にピッタリです。

楽天証券で受け取った国内株式の配当金が、株式数比例配分方式に設定するだけで自動的に銀行口座に入金されるので、自分で銀行に移す必要がありません。

配当金を受け取る方法は自分で選択することができる

配当金の受け取り方は3種類ありますが、簡単に受け取れるのは、登録配当金受領口座方式もしくは株式数比例配分方式になります。

登録配当金受領口座方式か株式数比例配分方式を選択すると、銀行口座や証券口座にそのまま入金されるため、自宅でも受け取ることが出来るからです。

  • 1.登録配当金受領口座方式(銀行振込
  • 2.株式数比例配分方式(証券会社の口座に入金)
  • 3.配当金領収証方式(金融機関の窓口で受け取り)

配当金の受け取り方は3種類あるので、自分にあった受け取る方法を選択しましょう。

1.登録配当金受領口座方式

複数の証券会社に口座があっても、保有しているすべての銘柄の配当金を、指定した1つの銀行口座で受け取ることができます。

配当金がすべて自動的に銀行などの口座に入金されるので楽です。

配当金を一括管理したい場合も便利です。

2.株式数比例配分方式

各証券会社で保有している株数に応じて、それぞれの証券会社の口座に入金される方法です。

同じ銘柄を複数の証券会社で保有している場合、それぞれの証券会社の保有数に応じて配当金が入金されます。

3.配当金領収証方式

配当金を受け取るための「配当金受領書」が自宅に郵送されてくるので、銀行または郵便局などの窓口で直接配当金を受け取ります。配当金を現金で受け取る喜びを実感できます。

ただ、わざわざ金融機関の窓口に行くのは面倒に感じる人も多いでしょうし、うっかり忘れてしまう可能性もあります。


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