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定期預金よりオススメ?!火災保険で貯蓄できるのか

マイナス金利の煽りを受けて銀行の利息は軒並みの低水準…「貯蓄はしたいけれど、投資はよくわからないし、元本割れも怖いな」という方も多いのではないでしょうか。
そこで、オススメしたいのは「火災保険」です。

一見、「火災保険の保険料分が目減りしてしまうのではないか?」とも思えそうですが、いくつかの条件を満たしている場合、定期預金より効率的に賢く貯蓄ができる場合もあります。

どんな時に活用できるかをまとめたチェックリストもあるのでこちらから火災保険への加入を考えたいという方はお試し下さい。
今後の保険の利回りや銀行金利もチェックしながら眠った預金を効率良く運用しましょう!

そもそも火災保険ってどんな保険?定期預金と比べてみよう!

火災保険の一般的なイメージは、「火事や自然災害等で家屋や家財に損害があったときに保険金が下りてくる」といったところだと思いますし、大体はイメージの通りです。
一定の保険料を払って、主に火災に対する備えをする保険です。
ただ、地震や津波などの大規模自然災害は火災保険ではカバーできません。よく混同しがちなので、加入保険の保障内容が気になった場合は保険証書等で確認してみてくださいね。

今回はあくまでも「貯蓄」をベースに考えているので、もしこの記事を読んで「そういえば地震や津波への備えが何もなかった!」と、備えが必要と感じたり、具体的にどういった保険か気になった方はよく調べてみてから検討されるのもいいと思います。

定期預金は、ある一定の期間(最短1週間〜10年)預金を銀行に預けて、その期間はお金が引き出せなくなりますが、普通預金と比べると若干利率がいいのが特徴です。
普通預金はATMで簡単にいつでも引き出せてしまうので、ついついお金を使い過ぎてしまって貯蓄が苦手という方にもいいと思います。

また1000万円まで銀行の預金は保証されていますし、今の金利ですとものすごくメリットがあるわけではありませんが普通預金に使わないお金を黙って預けておくよりマシ。といったところではないでしょうか。

ここからは貯蓄性をベースに火災保険と定期預金を比べていってみたいと思います。

利回り0.11%

セコム損害保険株式会社の「あんしんニューダブル」という火災保険です。

払込み金4,471,050円が6年後の満期に4,500,000円(+契約者配当金)になる保険で利回りも0.11%という定期預金の利息と遜色ない利息が魅力です。
また税金の面でも有利な点があり、

個人契約の場合、満期返戻金および契約者配当金の合計額とお支払い保険料の差額は「一時所得扱い」となり、他の一時所得と合算して50万円までは「非課税」となります。

つまり、定期預金では満期の利息に対して20%もの高い税金が取られるのに対して、火災保険ならなんと50万円まで「非課税」=税金が引かれません。

単純に利回りだけ見ると、定期預金と迷うところですがもちろん火災保険としての保障も受けられるのでメリットは税制面と保障と2つあります。
預金に余力があれば加入を考えてみたい保険だと思います。

利回り0.76%?!2年前はそんなことも

私が2016年に加入したJA建物共済「むてき」という共済は5年満期で、預入れ金が200万円、満期共済金は208万円でした。当時でもそこまで利回りのいい商品はなかったのですぐに加入を決めたのですが、即決して良かったと思います。

「むてき」は共済掛金が別途掛かりますが、その金額は年1回813円だったので、通算しても813×5=4,065円
利回りにして0.76%というかなりいい条件だったときもあります。残念ながら今現在(2018年7月)は共済掛金率の改定で利回りは下がっておりました。

JA建物共済「むてきプラス」という共済で共済掛金より満期返戻金が少なくなっていたので貯蓄性という観点では難があると思います。
貯蓄性では「あんしんニューダブル」に軍配が上がりそうです。

定期預金の利息との比較

0.11%(セコム損害保険株式会社「あんしんニューダブル」)より高い利息の定期預金は実はあります。
私がリサーチした現在(2018年7月)一番高かった利息は0.25%でした。
一番利息の高かったオリックス銀行「eダイレクト定期預金–インターネット取引専用預金」で預け入れ期間1年のものの利率です。
ここで注意したいのは預け入れ期間も短さです。

仮に元金200万円を0.25%で1年間運用したとした場合、税引後の利息は、3,985円です。
この利息がずっと続いていくのであれば、定期預金でも全く問題ないと思います。

他行になると、0.1%を切っているものが多くやはり低い水準だったり、メリットを感じにくいといった印象です。また利率が良くても預け入れ期間「3ヶ月」などとだいぶ短いものもあるので預けたお金が3ヶ月後にいくらになるかの計算と、その後の運用についても考えておいたほうがいいでしょう。

こんな人にこそ加入を考えて欲しい。今すぐできる簡単チェック

「先の火災保険と定期預金との比較でどうやら火災保険も貯蓄に役立てることができる」ということがお分かりいただけたと思います。
ですが、「果たしてまとまったお金を数年から長くて10年もの間、本当に保険にしてしまっていいものか?」という疑問もあると思います。
そこで簡単な4つのチェック項目をご用意したので、これから貯蓄目的で火災保険の加入を考える方は是非活用してみてください。

お金を使う予定がない

「3年以内に車を購入予定!」
「生活がギリギリで定期を解約してしまうかも…」
なんていう方は、火災保険への加入は見合わせた方がいいです。
というのも、満期以前に解約してしまうと元本が割れてしまいマイナスにしかならないので気をつけたいです。

100万円単位のまとまったお金がある

保険料や共済金を一時払いにするので、少なくとも100万円〜程度の余裕のあるお金があって、満期まで預ける余力が必要です。

火災保険の補償額を増やしたい または 火災保険に入っていない

「火災保険に入っているけれど、最近災害も多いしもう少し保障額を増やしてもいいかもしれない」「そもそも保険に入っていなくて不安だ」という方にも、火災保険(共済)をおすすめします。
特に補償額を増やしたい場合ですと、満期返戻金の受け取り時にしっかりお金を増やしながら保障も受けられるのでメリットが多いです。

火災保険に入っていない、という場合ももちろん活用できますが掛け捨てタイプと比べ積立型の保険は保障が少ない場合もあります。
「全く無保険は心配だから多少の安心を得たい」といった場合を除いてはまた別個に加入したほうがいいかもしれません。

他に利回りがいい保険、商品がない

この項目も注意が必要です。私が加入したJA建物共済でもお分かり頂けたと思いますが、利回りの変動は付きもので「これは」と思うものがあったらなるべく情報を集めて、利回りが低くなる前に加入してしまったほうがお得です。

また、お子さんがいる場合には、学資保険で貯蓄という選択肢もあります。
中でも「ソニー生命学資保険III型」は108.0%と高い返戻率が特徴で加入時期や条件によって返戻率が変動しますが、学資保険の中ではトップクラスの返戻率です。
学資保険も返戻率だけでみるならパーセンテージは火災保険、定期預金を上回っているので、比べる価値が十分あるでしょう。

どちらかというと面倒くさがりだ

「定期預金のほうが少し利率がいいから」という理由で定期を選んでしまった方、ちょっと待って下さい!その数字は1年間の利率ではないでしょうか?キャンペーン期間が過ぎてしまうと、年利0.01%くらいで何年もずっと預けっぱなしになってしまうことも少なくありません。
だったら5年など、ある程度まとまった期間で運用したほうが手続きの手間を考えてもお得になると思います。

時間がたっぷりあって、利息や金融商品の情報もきちんとチェックできている人はあえて
火災保険にする必要もないと思います。
キャンペーン金利の定期をつなぎつなぎにして火災保険以上の利回りが狙えるかもしれません。

いかがでしたでしょうか?ただ闇雲に資産を移動しただけでは、マイナスになる可能性があるということがお分かりいただけたと思います。
またチェックリストを確認することで現状の把握にもつながるので、一度資産や加入保険を見直すつもりで洗い出すことをおすすめします。洗い出しをするとより効果的な資産運用、保険料の節約にも繋がるので是非、活用して欲しいです。

保険の利回り動向も踏まえて

火災保険で貯金できる!と言い切れた時代もありましたが、昨今の利回りではそうもいかなくなっているようです。2016年にマイナス金利が導入されて以降、保険の予定利率も落ち込んでいます。

推移を見て見ると上がった年が経過するごとにどんどん下がっており、(定期預金の店頭表示金利の平均年利率は2007年10月0.401%→2018年7月現在で0.011%)
このことから予定利率が上がるということは考えにくいのではないかと予想します。
「保険にはこれから利回りが上がったときに加入しよう」と考える方もいるかもしれませんが、その可能性は限りなく低いです。
なので、「いずれもっと予定利率が下がるなら少しでも利回りのいいうちに加入したほうが良い」ということになります。

このように低リスクでお金を増やす方法は定期預金以外にもあるので、是非アンテナを張って「これは!」と思う保険、商品があったら生活の負担にならない程度に活用してみるのもいいのではないでしょうか。

このコラムの執筆者

藤澤環奈/ファイナンシャルプランナー・ライター・会社員
藤澤環奈/ファイナンシャルプランナー・ライター・会社員

介護のため一時離職。FP資格を活かしたライターとしてライフプラン、節約、住宅ローン、教育資金、投資、終活などの記事を多数執筆。その傍らクラウドソーイングセミナー講師を務める。「読者、お客様と一緒に学ぶ」という姿勢を大切にわかりやすい言葉で、等身大のアドバアイスを行っている。


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