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誰でも加入できる無選択型生命保険で気を付けるべきポイント

生命保険も今や様々な種類の商品が発売されています。

その中でも最近注目を集めているのが、だれでも無条件で加入できる、無選択型生命保険です。

しかし、「持病があるから普通の保険は無理だろう」とあきらめて初めから無選択型生命保険に加入してしまうのはもったいないかもしれません!

今回は、無選択型生命保険の特徴と加入前に注意しておくべきことについてまとめました。

無選択型保険の特徴を知ろう

博士。『無選択型生命保険』というものがあると聞いたんですが、いったいどんな保険なんですか?
「無選択型生命保険は保険料がとても高いが、告知も審査もなく、誰でも加入できる生命保険なんじゃ。

無選択型生命保険のメリットは、加入する際の告知や審査が不要である点です。

つまり、どんな健康状態であっても加入することができる保険ということになります。

これだけを聞くと、とてもいい保険のようにも見えますが、デメリットについてもよく知っておきましょう。

保険料がかなり割高になる

死亡リスクが高い人でも加入できるため、保険料が高めに設定されています。詳しくは、後で一般的な生命保険と比較します。

終身払いで加入した場合には、総支払保険料が死亡保険金を上回ってしまう可能性が高くなる点に注意しましょう(※)。
※一般的な生命保険での可能性との比較

自由な保険設計ができない

一般的な生命保険には入院や三大疾病などに備える特約をつけることができ、それぞれのライフステージに応じたカスタマイズをすることができます。

しかし、無選択型生命保険の場合は、付加できる特約はほとんどありません。

死亡保障額はあまり大きくすることができない

自由がきかないのは保険設計だけではありません。保険金額についても制約があります。

選択できる保険金額のパターンが少なく、数百万円程度の保険金までしか加入できません。

加入後一定期間は保険金が支払われない

無選択型生命保険では、病気死亡の場合、死亡日が加入後2年以内だと死亡保険金が支払われません(※)。

ただし、その場合は「加入していた期間に支払った保険料」が給付(返還)されます。

これは、余命が短いと診断された人が加入することで加入者間に不平等が起きないようにするためです。

つまり、2年以上経過してからしか保険として機能しないということなので、注意が必要です。

※不慮の事故や所定の感染症などの災害死亡と認定される場合には保険金が支払われます。

その他、解約返戻金がとても少ない、契約者配当金がない、といった特徴もあります。

無選択型に加入する前に通常の保険に申し込んでみよう

無選択型生命保険はいろいろと制約があるんですね。
そうなんじゃ。だから、まずは通常の保険に加入できるかを試しておくべきじゃな。

上記のように、無選択型生命保険は、誰でも加入することができる代わりに制約が多いというデメリットがあります。

そこで、まずは通常の生命保険に加入できないかチャレンジしてみることをおすすめします。

「持病があるから無選択型を検討しているのに、通常の生命保険になんて加入できるはずがない」と思うかもしれません。

しかし、持病があっても、場合によっては通常の生命保険に加入することができることもあるのです。

部位不担保で加入できないかを検討

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通常の生命保険に加入できない理由は健康上の理由があるからだと思われます。けれども、持病があるから絶対に加入できないというわけではありません。

「持病や既往症に関係する死亡などの場合には保険金はなし」という条件付きでなら、加入することができる場合があります。

これを「特定部位の不担保」と言います。

これなら持病などでの保障はありませんが、通常の生命保険の保険料で、貯蓄性が高く、いろいろな特約をつけたりすることもできるようになります。

ちなみに、どの程度の健康状態なら加入できるかという基準は公表されていません。そして、その基準は保険会社によって異なっています。

なので、1つの生命保険で加入を断られたとしても、別の保険会社なら受け入れてくれる場合もあるので、いくつか申し込んでみることをおすすめします。

また、その際は、きっちりと包み隠さず、詳しく健康状態を告知するようにしましょう。「持病の状態をしっかりと把握している人は、できる範囲で健康に気をつかっている人だ」と前向きに評価してくれる場合があります。

次に引受基準緩和型保険を検討しましょう

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部位不担保で通常の生命保険に加入できなかった場合は、次に、「引受基準緩和型保険」への加入を検討しましょう。

引受基準緩和型保険は、通常の保険と無選択型との中間にあたる保険です。誰でも加入できるわけではないのですが、加入条件が一般の生命保険に比べると甘く設定されています。

多くの場合、3~4つ程度の告知項目があり、「最近○か月以内に、入院・手術などをすすめられたことがある」「過去○年以内に、入院をしたことがある」といった健康告知内容をチェックし、すべて「いいえ」であれば加入することができます。

ただし、支払削減期間があり、契約日から1年以内に死亡した場合には、死亡保険金が半分になってしまいます。

とはいえ、無選択型よりは割安な保険料で加入することができ、保険金の額も大きく設定することができるため、無選択型に加入する前に検討するほうがいいでしょう。

特約はほとんどつけることができません。

引受基準緩和型保険は、持病や既往症があっても、ここ最近は症状が安定している人向けと言えます。

通常の生命保険よりもやや保険料は割高ですが、無選択型よりは割安になるので、無選択型よりも先にこちらを検討するようにしましょう。

通常の生命保険と保険料・保障内容を比較してみましょう

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では最後に、無選択型生命保険を通常の生命保険・引受基準緩和型保険と比較してみましょう。

条件は、男性で、加入年齢40歳・死亡保険金500万円・保険料は終身払込(※)としています。
※通常の生命保険の場合、「一定年齢での払済」にする方が有利ですが、比較のため、払込方法を終身としています。

 【通常】
オリックス生命
「RISE」
【引受基準緩和型】
オリックス生命
「新RISE Support」
【無選択型】
損保ジャパン
「新・誰でも終身」
死亡保険金500万円
保険料8,815円12,195円15,505円
保険料が
保険金を上回るまで
47年34年26年
その他重い介護状態になったときには、保険金前払い特約はリビングニーズ特約のみ特約なし

このように比較すると、無選択型とそれ以外のものとで保険料が大きく差があることが分かります。

保障内容も含めて、これだけの差が出てしまうため、無選択型生命保険は「最後の選択」にするべきだと言えます。

まとめ

  • 無選択型生命保険は誰でも加入できる代わりにデメリットも大きい
  • まずは部位不担保で通常の保険に加入できないか申し込んでみよう
  • 無選択型生命保険に申し込む前に加入条件の少ない引受基準緩和型保険を検討してみよう
  • 無選択型生命保険に申し込む際は、保険金と保険料のバランスを確認しよう
なるほど。持病があるからといって、すぐに無選択型を検討しないといけないわけではないんですね。
うむ。まずは部位不担保、次に引受基準緩和型。最後に無選択型と段階を踏むのが大切なんじゃよ。

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