県民共済は本当にお得?あなたに合っているのは生命保険かもしれません!

少ない掛け金で安心の保障が得られると言われている都道府県民共済。

共済をお勧めする人も多いですが、共済と一般の生命保険を比較検討することが大切です。

情報を得ないままになんとなく加入して掛け金を払い続けていると、自分が必要としている保障を受けられないかもしれません。

今回は、民間保険との保障内容比較からメリットとデメリットまで、県民共済を徹底的に解剖します!

県民共済を民間保険と比べてみよう

まず、県民共済と民間保険の保障内容と保険料を比較してみましょう。

都道府県民共済と言っても、都道府県によって保障内容や加入年齢にばらつきがあります。

ですので、今回は県民共済の一例として神奈川県民共済を挙げて、保障内容を見てみましょう。

県民共済の保障内容と保険料はどうなっているの?

県民共済活き生き2000(神奈川県民共済)
共済掛金月額:2000円
申込可能年齢満18~59歳満60~64歳満65~69歳満70~74歳満75歳
保障期間18~60歳60~65歳65~70歳70~75歳75~80歳
病気入院日額5,000円3,000円1,500円1,500円1,500円
事故入院日額5,000円3,000円1,500円1,500円1,500円
手術10・5・2.5万円6・3・1.5万円5・2.5・1.25万円4・2・1万円6,000円
交通事故による通院日額800円なしなしなしなし
不慮の事故による障害160万~6万円120万円~4.5万円60万円~2.25万円52万円~1.95万円52万円~1.95万円
交通事故による障害200万~7.5万円160万円~6万円80万円~3万円64万円~2.4万円64万円~2.4万円
病気による死亡・高度障害330万円100万円60万円40万円10万円
不慮の事故による死亡・高度障害600万円500万円75万円65万円65万円
交通事故による死亡・高度障害600万円500万円100万円80万円80万円
先進医療給付金300万円限度200万円限度150万円限度100万円限度100万円限度

あれ?民間保険の保険料に当たる共済掛金の方が定額で、保障の厚さの方が年齢によって異なるんですね。
民間保険だと、保険金の方が一定で、年齢によって保険料が異なるのに…。
そうじゃの。そこが県民共済と民間保険の一番の違いと言っても良いじゃろ。
そしてさらに、上の表の一番左の年齢層に注目じゃ。
18歳~60歳という大きな年齢層で、掛金も保障の厚さも同じになっておるんじゃの。
これを踏まえて、民間保険と比較してみようかの。

民間保険で県民共済と同等の保障を得ようとすると、保険料はいくらになる?

県民共済の保障と保険料を確認したところで、民間保険の商品と比較してみたいと思います。

オリックス生命の2つの保険で上の神奈川県民共済とほぼ同等の保障を得ようとすると、保険料はいくらになるのでしょうか?

【終身医療保険】オリックス生命「新キュア」/入院給付金日額5,000円
【定期保険】オリックス生命「ファインセーブ」:保険金額600万円、保険期間60歳満了

契約年齢20歳35歳50歳
新キュア入院給付金日額5,000円
手術給付金入院中10万円・外来2.5万円
先進医療給付金通算2,000万円限度
ファインセーブ死亡保険金600万円
合計保険料2,289円3,551円6,441円

民間保険では契約年齢が20歳でも月額保険料は2,289円と、神奈川県民共済よりも高額になりましたね!
そして、民間保険は契約のタイミングが遅くなればなるほど、月額保険料は高額になっていきます!
病気による死亡共済金や先進医療給付金が少ないという泣き所はありますが、やはり総合的に見て県民共済の方がお得なのではないでしょうか?
早とちりしてはいかんぞ!
確かに、60歳までの期間だけを見ると、県民共済に分があると言ってよかろう。
じゃが、ほんとうに保障が必要になるのは高齢になってからじゃ。
若い時期に県民共済にだけ加入していると、後々どうなるんかの?

県民共済の保障は、後々どんどん薄くなっていく!

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リーズナブルな掛金で保障が得られる県民共済ですが、年齢を重ねていくと保障がどんどん薄くなっていくという特徴があります。

例えば神奈川県民共済の入院保障の場合、60歳までは入院給付金日額5,000円が支払われますが、60歳以降は日額3,000円、65歳以降は日額1,500円と、どんどん金額が減少していくのです。

定年退職をして老後の年金生活に入り、医療にかかる機会も増加するのが60歳代です。

その時期に保障が現役時代の3分の1以下になってしまうと、入院に十分な対応ができない可能性があります。

これは大きなデメリットだと言えるでしょう。

また、民間保険の医療保険は終身保障タイプが一般的で、途中解約しない限り加入時の条件が契約期間中ずっと続きます。

例えば先ほどのオリックス生命の終身医療保険「新キュア」は、20歳で加入すると月払保険料が1,222円になります。

20歳で加入した人は、60歳になっても80歳になっても、月額1,222円という保険料は生涯変わりません。

一方、県民共済ではそうはいきません。

20歳で加入しても保険期間は60歳までですので、60歳以降は次の年齢層として加入し直すことになります。

県民共済に加入し続けようとした場合、60歳・65歳・70歳・75歳と計4回保障がランクダウンし、神奈川県県民共済では80歳になってしまうと更新できず無保障になってしまうのです。

それゆえ、若年期だけの保障を手軽に得たいというのであれば県民共済は向いていますが、将来に渡って保障を設計していくのであれば、「新キュア」のような民間生命保険会社が販売する終身医療保険に加入したほうが良いでしょう。

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県民共済と民間保険のメリット・デメリットについて考える

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それでは、上記のことも含めて、県民共済のメリット・デメリットを、民間保険との比較の中で考えてみましょう。

県民共済のメリットは手軽さにあり

県民共済のメリットはここまでで解説した通り、少額の共済掛金で手軽に様々な保障が得られるというところです。

なぜそのようなことが可能になるのかというと、共済というものがそもそも組合員(県民共済の場合は県民)の相互扶助のための非営利事業であるからです。

非営利事業のため、民間の生命保険会社のように利益を上乗せした経費を保険料に含ませるということがなく、その分毎月の掛け金が少額になるのです。

また、非営利事業ですので、剰余金が生じた場合には割戻金として年度末に還付が受けられます。

意外に無視できない、県民共済のデメリットを確認

保障がリーズナブルな掛金で手軽に得られる県民共済ですが、いくつかのデメリットを持っています。

もし以下のデメリットが気になるようでしたら、県民共済ではなく民間保険を選んだ方が良いでしょう。

  • 保障内容の選択肢が少ない
  • 民間保険では様々な特約を付けたり外したりして保障をカスタマイズすることができますが、県民共済では「総合保障」といって、入院保障や死亡保障、通院保障までパッケージされて募集されています。
    そのため、それぞれの保障額を別々に増減させるということはできません。

    これらのサービスを必要とするのであれば、民間保険を選択したほうが良いでしょう。

  • 責任準備金制度がない
  • 民間生命保険会社は、将来の保険金支払いのために、一定のお金をプールしています。
    これを「責任準備金」と呼びます。
    責任準備金の積み立ては、保険業法に基づいて、金融庁の監督の下で厳格に行われているのですが、県民共済は保険業法の適用外です。
    ですから、共済金支払い事案が大量発生するなどのときに十分な対応がとれるかどうかは、民間保険に比べて不透明です。

  • 破綻したときのセーフティネットがない
  • 民間生命保険会社が破たんしたときには、生命保険契約者保護機構によって加入者の保険料は一定量保障されます。
    ですが、このような仕組みは県民共済にはありません。

保障のバリエーションがなかったりセーフティネットが不十分だったり、それを聞くと県民共済になんだかとても小規模なイメージを持ってしまいますね。
うむ。じゃからこそ、県民共済を保障を設計する主軸に置くのはおすすめできんの。
民間保険を第一に設計して、若い時期に保障を手厚くするなどの目的で、第二第三の保障として県民共済を選ぶという方法もあるぞい。

まとめ

  • 県民共済は、現役時代だけを見るとリーズナブルな掛金で保障が得られる。
  • 高齢になると県民共済の保障額は減っていくので、将来設計には向かない。
  • 県民共済は加入者同士の助け合いである相互扶助の考えから成り立っているため、民間保険よりも割安である。
  • 県民共済は民間保険に比べて保障のバリエーションの自由度が低く、セーフティネットも十分ではない。
う~ん。安いから使い道はあると思うんですけどね、県民共済。
だけど、第二第三の保険として選択するとなると、考えることが多くなって混乱してしまいます。
うむ。それなら悩まず、たくさんの情報をもっている専門家に相談してみてはどうかの。
ファイナンシャルプランナーが相談員となっている保険無料相談所なんかじゃと、複数の保険会社の商品を組み合わせたプランを提案してくれるぞい。

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