医療保険は三大疾病に手厚いものの方が良いの?

テレビコマーシャルでもセールスでも、「三大疾病への備え」を声高に謳うものをよく目にしませんか?

「三大疾病」というのは、がん(悪性新生物)・脳血管疾患・心疾患のこと。

日本人の死因トップ3として知られているんです。

ですがこの三大疾病に備えたくて保険に加入する場合、よく理解せず加入すると「保険金がもらえると思っていたのに実際はもらえなかった!」なんて事態に陥る可能性があります。

今回は、この三大疾病には医療保険でどのように備えていくべきなのかお話していきますね。

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三大疾病にはどんな備えが必要なの?

がん(悪性新生物)・脳血管疾患・心疾患をあらわす三大疾病。

「死因トップ3」と聞いただけで怖くなってしまいますが、治療の甲斐なく死に至るまでには、長い治療期間があります。

厚生労働省の『患者調査』(平成23年)によると、三大疾病の平均入院日数は以下の通りです。

平均入院日数

平均入院日数

特に、脳血管疾患の93.0日が目を惹きます。

一般的な医療保険の入院保障は60日が限度(60日より入院が長引いた分に関しては、給付金がおりない)となっています。

すべての病気やケガの平均入院日数が32.8日であることを考えると、これは合理的な設定なのですが、入院が長期化しやすい三大疾病には対応できません。

三大疾病の入院費用は?

生命保険文化センターの調査によると、入院時の治療費(窓口負担額)・食事代・差額ベッド代に加え、交通費(見舞いに来る家族の交通費も含む)や衣類、日用品費などを含む自己負担額の平均は、1日あたり2万1000円となっています。

単純計算すると2万1000円×93.0日=195万3000円。入院が長期化すれば1日あたりの金額は減ることが考えられるため、実際はここまでの金額はかかることはないかもしれませんが、それでも長期入院の費用が高額になることには変わりないですよね。

三大疾病に備えるための医療保障

このため、一般の医療保険に、

  • 三大疾病による入院の場合は入院日数の限度額が無制限(または120日)に延長される

という特約が付いた保険が、理想的なのです。

また、がんでの入院は短期化していますが、自宅療養や通院治療が長引くことで知られています。

脳血管疾患も、後遺症が残ることが少なくありません。これに対応することを考えると、

  • 通院にも入院と同様に、日数に対して保険金が支払われる

あるいは

  • まとまった金額の一時金が支払われる

という特約が付けば文句なし、と言えるでしょう。

さらに、がんには公的保険適用外の、いわゆる「先進医療」による治療が有効なこともあります。このため、

  • 先進医療にかかる技術料が保障される

という特約まで付けば安心です。

三大疾病になるだけで保険金がもらえるとは限りません

これまでは、特約で三大疾病に備えることの大切さについてお話してきました。

でも実は、三大疾病特約付きの医療保険に加入すれば、三大疾病にかかったという診断だけで保険金がすぐに受けとれると考えていると、痛い目を見ることになります。

三大疾病による保険金の支払い要件は、厳しいのです。

「三大疾病」という言葉の意味を要チェック

まず、とってもややこしいことなのですが、実は保険各社によって「三大疾病」の意味するところは違うのです。

主な見分けるポイントがこちらです。

  • がんすべてのがんに対応しているのかどうかをチェック。
    保険会社によって、「上皮内新生物」(初期段階のがん)や「特定の乳がん」を含まないなど、すべてのがんに対応していないものもあります。
  • 脳血管疾患すべての脳血管疾患に対応しているのかどうかをチェック。
    「脳血管疾患」>「脳卒中」>「脳梗塞」の順で保障される範囲が小さくなります。
  • 心疾患すべての心疾患に対応しているのかどうかをチェック。
    「心疾患」>「心筋梗塞」の順で保障される意味する範囲が小さくなります。また、「急性」が頭につくと、慢性の心疾患には対応していないことになります。

このため、いざ「三大疾病にかかった」となっても、かかった病状まで保障がカバーされていないということも起こりかねません。

保険料だけに注目せず、保障範囲の広さまでよく確認しないといけないですね。

どの状態になった時に保険金が支払われるかも要チェック

次に、三大疾病特約によって保険金が支払われるのは、どの保険でも「特定の状態になった時」なのですが、やはりややこしいことに、「特定の状態」の意味するところが、保険各社によって違うのです。

例えば、以下のような「特定の状態」があります。

(1)診断されたとき
(2)その病気を原因として入院を開始したとき
(3)60日以上、労働を制限する必要がある状態が続いたとき

当然、下に降りるにしたがって「特定の状態」の要件が厳しくなっています。

がんについては(1)とする保険会社がほとんどですが、脳血管疾患や心疾患については診断だけで保険金が支払われることは稀なので、注意が必要です。

逆に言えば、脳血管疾患や心疾患による保険金の支払い要件が(1)や(2)であるなら、良心的な保険であると判断して良いでしょう。

「支払い要件がどのくらい厳しいのかは理解した…しかしそれでも、三大疾病へは備えておきたい!」と思う方のために、次は安く三大疾病に備える方法をご紹介しますね。

三大疾病にお得にしっかり備える保険はコレ!

安く三大疾病に備える方法。

それは、三大疾病特約が付加できる医療保険を選ぶことです。

特約ではなく三大疾病保障単独で販売されている保険もありますが、入院日数に対して給付金が支払われる、ただし1入院に限度日数が設定されている医療保険に付加する方が保険料を抑えられます。

医療保険は1入院の給付金支払限度日数が60日(30日または120日)に設定されていますが、三大疾病特約で「三大疾病については給付金支払限度日数が無制限」となるものがおすすめです。

これで、治療が長期化しやすい三大疾病に対応できますね。

三大疾病にお得に備えたい方におすすめな医療保険

新キュア(オリックス生命)
保険料:1582円 手術給付金:10万円
上記の保険料で「三大疾病については給付金支払限度日数が無制限」です。
支払い要件も、がん(上皮内新生物も含む)・心疾患・脳血管疾患による入院と、良心的な設定。さらに、がんと診断されたとき、急性心筋梗塞・脳卒中で入院したときに一時金が支払われる特約を付加することもできます。

新健康のお守り(損保ジャパン日本興亜ひまわり生命) 
保険料:1692円 手術給付金:内容により20万~2万5000円
上記の保険料で「三大疾病については給付金支払限度日数が無制限」です。
支払い要件はがん(上皮内新生物も含む)・急性心筋梗塞・脳卒中による入院と、やや厳しくなっています。
がんと診断されたとき、急性心筋梗塞・脳卒中で入院したときに一時金が支払われる特約や、三大疾病になった時に以後の保険料払込が免除となる特約も用意されています。

終身医療保険プレミアムDX(チューリッヒ生命)
保険料:2062円 手術給付金:5万円
こちらは、一般の入院給付金の支払限度日数が30日であるかわりに(60日も選べます)、三大疾病を含めた「七大生活習慣病については給付金支払限度日数が無制限」の特約と、セットとなる「ストレス性疾病については給付金支払限度日数が365日に延長」の特約が付いており、保障の幅が広くなっています。
七大生活習慣病の意味するところも、がん(上皮内新生物も含む)・心疾患・脳血管疾患・糖尿病・高血圧性疾患・肝疾患・腎疾患と良心的。
また、がん・急性心筋梗塞・脳卒中と診断されて入院を開始したときに一時金が支払われる特約や、三大疾病になった時に以後の保険料払込が免除となる特約も用意されています。

※保険料は30歳男性、入院日額5000円で「三大疾病については給付金支払限度日数が無制限」特約と「先進医療の技術料を保障する」特約を付けたものを、終身払の月額で試算しています。

大切なのは、保障内容の厳密なチェック

一口に「三大疾病」と言っても、その意味する内容は同じではありません。

また「所定の状態」は保険各社によって違います。これらのことは、テレビコマーシャルやセールスは言ってくれませんから、保険をチェックするときには特に注意が必要です。

三大疾病にかかると、一般の疾病以上の長期の入院と高額な自己負担費用が発生します。
よく検討して、保障に加入しておきたいですね。


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