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学資保険の返戻率とは?得する学資保険を選ぶために知っておくべきこと

学資保険(こども保険)を検討していると必ず目にする返戻率という言葉。

返戻率を正しく理解することで、より得する学資保険を探しやすくなります。

返戻率をできるだけ高くする学資保険の加入の方法や、銀行の定期預金と比べてどれくらい学資保険の方が有利になるのかをご紹介します。

返戻率とは?

返戻率とは、払込保険料総額に対して、どのくらいの保険金を受け取れるかの割合を示すものです。

こちらの計算式を使って簡単に計算ができます。

返戻率 = 受取学資金総額 ÷ 支払保険料総額 × 100%

たとえば受取方法例として、中学・高校進学時に25万円ずつの祝い金、大学入学時に60万円の満期学資金(満期保険金)を受け取る学資保険があった場合、受取学資金総額は110万円になります。

祝い金 満期学資金 受取学資金総額
中学進学時 高校進学時 大学入学時
25万円 25万円 60万円 110万円


この場合、支払保険料総額が100万円であれば、
110万円 ÷ 100万円 × 100%
このようにして計算すると、返戻率は110%となります。

返戻率の数字が大きければ大きい程、利回り(元本に対する利息の割合)が良い学資保険となります。

逆に返戻率が100よりも小さい場合は元本割れしてしまうので、あまりおすすめな学資保険とは言えません。学資保険は教育資金の貯蓄なので、返戻率第一主義で選びましょう。

返戻率の用語解説

学資保険に関する用語の中で、わかりづらいものをピックアップして解説していきます。

学資保険選びの参考にしてみてください。

●満期保険金(満期学資金)・祝い金
満期保険金(満期学資金)とは、学資保険の契約期間満了時に受け取れる給付金のことをいいます。

保険会社によっては「満期祝い金」と呼ぶこともあります。

祝い金とは、中学入学時や高校入学時など、学資保険契約時に設定した節目に受け取れる給付金のことです。

満期保険金(満期学資金)と祝い金の合計額が受取学資金総額になります。

●祝い金の据え置き
進学時などに受け取れる祝い金は、受け取らずに据え置くことができます。

別の貯蓄などで進学資金がまかなえるのであれば、資金が必要になるまで据え置いておき、
必要なときに利息を上乗せして受け取ることができます。

●基準保険金額(基準学資金額)
学資保険を契約するとき、基準として定める保険金の額です。

多くの場合、基準保険金額=満期保険金となり、
基準保険金額(満期保険金)が100万円であれば祝い金は50万円、
基準保険金額(満期保険金)が200万円であれば祝い金は100万円、
といった具合に、基準保険金額を軸として祝い金の金額が定まります。

●元本割れ
支払った保険料よりも、受け取れる保険金額の方が少ない状態が「元本割れ」です。

例えば、
■月払保険料9500円(年間114,000円)
■受取学資金総額 200万円

の学資保険の場合、支払保険料の総額は 114,000円×18年間で2,052,000円になります。

受取学資金総額の2,000,000円に比べて52,000円多く支払うことになりますので、これは元本割れの学資保険ということになります。

●解約返戻金
保険を途中で解約したときに、保険会社から契約者に払い戻されるお金のことをいいます。

学資保険では契約してすぐに解約してしまうと、それまで払った保険料より少ない金額しか戻らないことが一般的です。

●契約者配当金
保険会社がお金を運用し、その利益の一部を満期保険金や祝い金とは別に契約者に分配するものを契約者配当金といいます。

配当金がある学資保険の保険料は多少高くなりますが、配当額は経済情勢によって変わります。
景気が悪いとほとんど受け取れない可能性もあります。

学資保険の返戻率と銀行定期預金の利率はどう違うの?

銀行に預けておくより学資保険に加入した方がだんぜん有利!と言われていますが、実際はどのくらい違うのでしょうか?

子どもが0~18歳になるまでの18年間お金を運用するとして、実際に比較してみました。

分かり易くするために、学資保険料は総額を一時払いするものとして考え、銀行の金利は東京三菱銀行の円定期10年間(0.1%)を満期後、定期8年間(0.05%)に預け替えることとします。

学資保険で満期時に150万円になるように一時払いで支払う保険料と、同じ金額を銀行に預けた結果がこちらです。

経過年数銀行預金学資保険
当初1,318,980円1,318,980円
1年目1,320,299円

5年目1,325,588円
10年目1,332,229円
15年目1,365,870円
18年目1,386,460円1,500,000円
最終利回り105.1%113.7%

※実際には銀行預金は利子から毎年20.315%の税金が差し引かれるのでこの値よりもっと利回りは下がります。学資保険も受取金額が所得税の課税対象になりますが、この金額なら非課税ですので利回りは下がりません。

銀行預金の場合、当初の金額より67,480円増加し返戻率は105.1%、学資保険の場合、当初の金額より181,020円増加し返戻率は113.7%。

返戻率が高い学資保険を選択すれば、銀行の定期預金で増やしていく場合に比べて大きく差をつけることができますね。

学資保険の返戻率を高くする方法とは?

学資保険の返戻率は商品ごとに固定されているわけではありません。

同じ学資保険商品でも、工夫すれば返戻率を高めることが可能です。

保険料をまとめて支払う

半年払いや年払いなどすると保険料は月払いよりも若干(数百円ほど)お得になり、18年間支払うとすると、数万円単位の違いが出てきます。

保険料がそれだけ安くなっても、保険金の受取金額は変わらないので返戻率は上がります。

一括払いの制度が利用できる学資保険の場合、返戻率はさらに良くなります。

できるだけ早く加入する

支払う期間が長ければ、その分お金を保険会社が運用する期間も長くなるので返戻率は良くなります。保険商品ごとの加入可能年齢にかかわらず、できるだけ早く加入することが大事です。

契約者の年齢も1歳若いと数百円保険料が安くなるので、できるだけ誕生日前に保険加入するようにしましょう。

保険料の払い込み期間を短くする

ソニー生命やアフラック、ニッセイ学資保険などでは、保険料の払い込みを短期間で終了させるプランもあります。一般的な学資保険の払込期間は18年間ですが、払い込み期間を10年や15年にすると、その分保険会社が運用してお金を殖やせる期間が長くなります。

学資保険の返戻率とは、どれだけお金を寝かせておけるかがカギになると考えましょう。

祝金は受け取らず大学進学時に集中して受け取るようにする

中学や高校進学時に祝金が受け取れるプランに加入しても、その時期に家計から学資を捻出できるようなら、学資保険の祝い金は受け取らずに積み立てておき、大学入学時にまとめて受け取るようにしましょう。

積立てている間に運用利益がつき、一番お金がかかる大学進学時には一定の金額が殖えています。

不要な保障はできるだけ付けず、シンプルな設計にする

学資保険の中には、被保険者である子どもの医療保障がついたものや、万が一のことがあった場合に死亡給付金(死亡保険金)がおりる保障がついたものもあります。

保障が追加されることにより返戻率は下がってしまいますので、学資保険に加入する目的を明確にして、その目的に合わない不要な保障は付けないようにしましょう。

学資保険の返戻率とは保険選びの最重要項目

学資保険は銀行の預金に比べると格段に良い利回りなうえ、保険期間中の契約者死亡時、それ以降の保険料支払が免除される“保険料支払免除特約”という銀行預金で積み立てでは実現できない生命保険ならではの特典もあります。

学資保険を選ぶ際は、保険商品の比較だけでなく保険料の支払い方や、早めに加入するなど工夫して少しでも良い返戻率にしましょう。


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