定期保険のネット申込ってどうなの?対人販売との違いを解説

 

通常の対人販売と比べて割安に入れる保険として、すっかり定着したネット申込の保険商品。

シンプルな仕組みの死亡保険である定期保険なら、少し勉強して自分に必要な保障が分かれば自分で加入するのも難しくありません。

今回は定期保険の基本的な知識とネットで申し込む場合の流れなどを紹介していきます。

定期保険の特徴

定期保険が必要な場面とは?

死亡保険は大きく分けて終身保険と定期保険に分けられます。
終身保険は言葉の通り一生保障してくれる保険で、解約すると解約返戻金が戻ってくるのもあり、定期保険に比べて保険料が割高になっています。

しかし、定期保険は基本的に解約返戻金が無いためお手頃な保険料となっており、期間限定で保障を手厚くしたいときにぴったりな保険です。

定期保険の使い方としては、一時的に死亡保障を手厚くしたいとき、死亡保障の上乗せとして使われる場合が多いです。

例えば、子供が小さい時はこれから教育にお金がかかりますし、住宅ローンが残っている時は大黒柱に何かあったら、残された家族に負担が大きくのしかかるので保障は手厚くしたいところ。

ただしそのお金がかかる時期を過ぎてしまえば、保険で大きな金額を用意する必要はありません。

こういった、お金がかかる期間だけ保障を手厚くしたいときに便利なのが定期保険です。

定期保険の保険期間の決め方

定期保険は保障内容としては非常にシンプルで、死亡、所定の高度障害になった場合に保険金が支払われるようになっています。

保障される期間は下記の2タイプから選択します。

年満了タイプ:10年、20年、35年ごとの経過年で区切られ必要であればその都度更新する。年満了タイプの場合は自動更新といって意思表示しない限り自動的に保険が更新される点に注意が必要です。

例えば、「10年」で契約した場合に更新すると、契約期間、保障内容は同じですが、更新日の年齢で保険料を再度計算して契約することになるため保険料は高くなります。

「年齢満了タイプ」:60歳、65歳、90歳満了というように年齢で区切る。
年齢満了タイプはその期間のみで保険契約が終了します。

博士
保険の契約は一般的に年齢が上がるごとに保険料も上がるからの。自動更新ごとに保険料は高くなっていくから要注意じゃぞ。

助手
本来不要であるのに知らないうちに契約が更新されて、高い保険料を支払うことにならない様に気をつけましょうね!

ネット申込の生命保険商品の特徴と契約の流れ

ネット申込の生命保険商品の特徴

ネットで申し込みができる定期保険は対人販売のものに比べてつけられる特約も少なくシンプルな設計となっています。

ネット生命保険会社であるメットライフ生命の定期保険を見てみましょう。

『かぞくへの保険』
死亡保障:500万~1億円
保険期間:
10、20、30年満了(更新あり)
65、80歳満了
特約:なし

『かぞくへの保険』は特約がありません。

特約というのは主契約である死亡保障にオプションとしてつけられる保障プランのことです。

例えば、定期保険の主契約のみだと病気、不慮の事故での死亡の場合のみ保険金の支払い対象となっています。

そこに月数百円保険料にプラスすれば災害の場合も死亡保障が適用される、という特約を付加することができるます。

被保険者が請求できない場合、あらかじめ指定していた代理人が保険金などを請求できる指定代理人請求特約や、原因に関わらず余命六ヶ月以内と判断された場合に保険金の一部または全部を生前に受け取れるリビングニーズ特約といった特約もあります。

特約をつけたい場合はネット生保ではなく、対人販売の商品を選ぶ方がよいでしょう。

ネット申込の生命保険契約の流れ

契約の流れ
①保険会社のHPから氏名、年齢、住所や職業、健康状態などの情報入力

→②本人確認書類の提出(スマホで撮影して画像を送る場合や郵送対応も)

→③保険会社の審査

→④証券が手元に届いて完了

対人販売だと、一般的には契約者が保険の募集代理店に出向き担当者と相談して保険内容を決めてから書類の手続きなどに取りかかります。

しかしネットで申し込む生命保険の場合、契約者がわざわざ店舗に出向く必要はなく、出かける手間や営業担当によるセールスを省くことができます。

注意点としては、保険会社の審査は入力された情報から契約の可否を判断しますので、審査に落ちて契約できない可能性があります。

ネットで生命保険に加入する際の告知について

ネット生保会社であるライフネット生命の場合、生命保険に加入する際は基本的に健康診断の結果の提出は必要はありません。

ネットで申し込みの際に保険会社が用意した質問事項に回答し、それを保険会社が判断することになっています。

ここでの回答内容によっては書類の提出が必要になってくる場合もあります。

ネットでの申し込みかどうかに関係なく、生命保険に加入する際の虚偽申告は告知義務違反と言って保険金が支払われなかったり、保険契約の解除になることがありますので気をつけましょう。

対人販売とネット生保商品の保険料比較

ネット販売の生命保険商品と対人販売の生命保険商品の保険料比較

対人販売商品の保険料の中には、純粋な保障に対する保険料の他に、人件費、宣伝費、事務諸費用などの保険会社の運営にかかる手数料も含まれています。

つまり、保障部分以外にかかる手数料が抑えられれば保険料は安くなる訳です。

ネット保険が一般的に対人販売の保険商品よりも安く加入できるカラクリは、契約者が直接ネットで申込をすればこれらの運営にまつわるコストを大幅に削減できるので、安くできるという訳です。

しかし、一般的に割安と言われるネット専売の保険商品ですが、一概にネット専売が最安値という訳でもありません。

保険会社や保険商品によっては、保険会社の所定の健康状態に該当する人には保険料を割り引きしてくれる健康割引というものがあります。(保険会社によって元気割引、ノンスモーカー割引とも言います。)

この健康割引を使うと、ネット専売の商品より対人販売の生命保険の方が安いこともあります。

具体的に下記3つの保険料を比較して見てみましょう。
①オリックス生命「ファインセーブ」/健康体割引の設定なし
②オリックス生命「ブリッジ」/ネット専売
③チューリッヒ生命「定期保険プレミアム」/健康体割引

【算出条件】30歳男性 保険金額:1000万円、口座振替、60歳払込満了

商品名 月額保険料
①ファインセーブ 2,810円
②ブリッジ 2,203円
③定期保険プレミアム 1,803円

この様にこの三つで比較すると、対人販売のある定期保険プレミアムのほうが安くなることがわかります。

割安と言われるネット専売商品でも、最安値ではない場合があるので同じ内容の商品で保険料や条件をよく比較して検討してみましょう。

ネットでの生命保険申込が向いている人

ネットでの申し込みは空いた時間で自由に申込できるので、店舗に行く時間がない忙しい人でもすぐに申し込みできます。

また、対人に比べしがらみがなく、営業が苦手だという人でも簡単に申込できるので気楽ですが注意事項もあります。

それは、保険担当者に相談したり説明されたりすることがないということです。

オペレーターの相談窓口もありますが、基本的には自分で画面を見ながら判断して手続きをし保険に加入することになりますので、ある程度の知識は必要になるでしょう。

ネット申込が向いている人は、まず自分に必要な保障をきちんとわかっている人であること、それに、商品内容をしっかり理解できていることです。

身の丈に合わない、もしくは必要保障に達しない過不足のある保険に加入しない様注意しましょう。

まとめ

  • 定期保険は一時的な保障の上乗せとして使われる。終身保険と違って解約保険金は出ないが、割安な保険料で加入できる。
  • ネット生保の定期保険は、対人販売のものに比べて特約も少なく、シンプルなもの。ネットで自分で申込した後に保険会社の審査があり、通過すれば保険証券が送られてくる。告知については基本的に健康診断の結果は必要ない。
  • 比較的割安と言われるネット生保商品だが、健康割引を使えば対人販売の保険の方が保険料が安い場合もある。
  • ネット申込は気軽に行えるが、自己責任になる。自分に必要な保障がわかっている人、商品をきちんと理解できる人向け。
助手
ネット生保の商品に加入するときは自分のライフプランと照らし合わせて、どんな保障が必要かをよく検討するのが大事ですね!
博士
保険加入を検討する時に、改めて自分のライフプランを考えてみるのがオススメじゃぞ。結果的に保険に加入しなくても自分の将来像を考えてみることは役に立つからのう。
助手
私のライフプランは、20代で玉の輿結婚してハワイで海外挙式して・・・と、バッチリです!!
博士
・・・叶うといいのう・・・。ちなみに、もしもの事態を考えて必要なお金を算出してみる、ということじゃよ・・・。
助手
し、知ってますよ。そんな、憐れみの目で見ないで下さい・・・。