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医療保険と県民共済は結局どちらが得なの?県民共済の賢い利用方法とは

2015.11.05

入院に備えて保険に加入しようと考えているものの、医療保険と県民共済のどちらにすればいいのか迷っている方はいませんか?

トータルで考えれば、一生ものの「医療保険」の方が断然おすすめです。確かに県民共済は安いのですが、内容をしっかり理解しておかないと後々後悔する「落とし穴」にはまりかねません。

手遅れになる前に、医療保険と県民共済、どちらを選ぶべきなのか考えておきましょう!

医療保険と県民共済とを比較すると?

まずは、それぞれの保障内容を比較してみましょう。

30歳の女性の場合で、医療保険はオリックス生命の新キュア・レディと比較します。

30歳女性が医療保険に加入するときに備えたいのは、「女性特有の病気」や「3大疾病」なのではないでしょうか。

そこで、新キュア・レディは女性特有の病気などにも備えられるプランとし、県民共済はその保険料に近いプランを選択しました。

新キュア・レディ 県民共済
(総合保障1型+入院保障2型)
保険料(掛金) 3,032円/月 3,000円/月
(実質掛金、約2,100円/月)
入院日額 5,000円
(1入院60日、通算1,000日まで)
女性疾病の場合は10,000円
12,500円(事故・184日まで)
12,250円(病気・124日まで)
通院給付金 5,000円
(1日から、がんの場合のみ)
2,250円
(14日以上通院した場合、
入院初日分から給付)
死亡・重度障害 なし

510万円(交通事故・60歳未満)
210万円(病気・60歳未満)
など
先進医療給付金 通算2,000万円まで 150万円まで
3大疾病一時金 50万円 なし


県民共済は、掛金(保険料)から共済金(保険金)を支払ったあとに残った剰余金が「割戻金」として返還されます。平成26年の実績では、おおむね掛金の3割が割戻金として返還されています。この分を考慮すると、県民共済の実質的な掛金は3割引きの約2,100円となります。

普通の病気やケガでの入院だけを考えるなら、実質的な掛金が安い県民共済の方がよさそうです。けれども、女性特有の疾病・3大疾病・先進医療については医療保険でないと対応しきれません。

他にも、県民共済では、差額ベッド代(入院したときに健康保険がきかない、個室ベッド代などのこと)の金額を考えても12,000円もの入院給付金が必要なのか、14日以上にならないと受け取れない通院給付金でいいのかといった問題があります。

医療保険と県民共済のメリット・デメリットは?

医療保険と県民共済の比較をしてみましたが、これだけでどちらがいいかとは言い切れません。
比較する上で、重要なポイントになるメリット・デメリットをまとめてみました。

新キュア・レディ 県民共済
メリット ・加入時の保険料で一生涯保障される
・60歳・65歳で払済にすれば、一生涯保障にできる

・3大疾病や女性特有の病気に強い
・通院保障が手厚い
・1入院あたりの限度日数が長い
・死亡保障があるなど、保障範囲は広い
・割戻金が返還され、実質的な掛金が安い
デメリット ・死亡保障がない場合がほとんど ・高齢になると保障内容が減ってしまう
・14日以上にならないと、通院給付が受けられない


大きな違いは、「老後の保障」です。
新キュア・レディをはじめとする医療保険は、加入時の保険料で一生涯、決められた保障を受け続けることができるのがメリットです。
それに対して、県民共済は60歳以上になると、徐々に保障内容が減っていってしまうのです。次に、くわしく解説しますね。

県民共済の保障は高齢になるにつれ減っていく

上の表で紹介した県民共済のプランは、65歳までしか加入できません。

65歳以降85歳までは、「熟年型」と呼ばれるプランのみ選択可能になります。

65歳までのものと異なり、掛金こそ変わりませんが、年齢によって保障内容が変わっていきます。

60歳~64歳 65歳~69歳 70歳~79歳 80歳~85歳
加入プラン 総合保障1型+入院保障2型 熟年2型+熟年入院2型
保険料(掛金) 3,000円/月
(実質掛金、約2,100円/月)
4,000円/月
(実質掛金、約2,800円/月)
入院日額 12,500円(事故・184日まで)
12,250円(病気・124日まで)
7,500円(事故・184日まで)
7,500円(病気・124日まで)
6,000円(事故・184日まで)
6,000円(病気・44日まで)
3,000円(事故・184日まで)
2,000円(病気・44日まで)
通院給付金 2,250円
(14日以上通院した場合、入院初日分から給付)
なし なし なし
死亡・重度障害 510万円(交通事故・60歳未満)
210万円(病気・60歳未満)
など
205万円(交通事故)
105万円)(病気)
など
155万円(交通事故)
55万円(病気)
など
53万円(交通事故)
33万円(病気)
など
先進医療給付金 150万円まで 75万円まで 75万円まで なし


このように、年を重ねるほどに、保障内容が減っていくのがわかります。

しかも、保障期間が85歳までなので、それ以降は全く保障が無くなってしまうのです。

これでは、入院することが多くなってしまう老後にはあまり備えられません。

年金生活で収入が少なくなっているときに保障が減るのは問題ですね。

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一方の医療保険では、加入時の保険料のまま、加入時と同じ内容の保障を受け続けることができます。

また、60歳や65歳で保険料が払い済みとなるプランにしておけば、その年齢以降は一切保険料を支払うことなく手厚い保障を受けることができます。

だから、一生涯の保障を見すえて、県民共済よりも終身タイプの医療保険をおすすめするのです。

県民共済のかしこい使い方~医療保険と組み合わせて一時的に保障を手厚く!

ここまでは、県民共済よりも医療保険の方が良いということをお話してきました。

ただ、県民共済の「掛金(保険料)が安いわりに保障範囲が広い」という特徴を活用したかしこい使い方もあるので紹介します。

それは、「若いうちだけ医療保険と組み合わせて加入する」という方法です。

お金に余裕があるわけではない若いうちだけでも「医療保険の入院日額をもう少し増やしたい」、「死亡保障もつけたい」といった希望がある場合、医療保険の入院日額を引き上げたり特約をつけるよりも安くその希望をかなえることができます。

その場合、「総合保障1型」という掛金が1,000円と最も安いプランに加入すると、次のような保障内容になります。

新キュア・レディ 県民共済
(総合保障1型)
合計プラン
保険料(掛金) 3,032円/月 1,000円/月
(実質掛金、約700円/月)
4,032円/月
(実質掛金、約3,732円/月)
入院日額 5,000円
(1入院60日、通算1,000日まで)
女性疾病の場合は10,000円
2,500円(事故・184日まで)
2,250円(病気・124日まで)
7,500円(事故)
7,250円(病気)
通院給付金 5,000円
(1日から、がんの場合のみ)
750円
(14日以上通院した場合、入院初日分から給付)
5,750円(がんの場合)
死亡・重度障害 なし 500万円(交通事故)
200万円(病気)
など
500万円(交通事故)
200万円(病気)
など
先進医療給付金 通算2,000万円まで なし 通算2,000万円まで
3大疾病一時金 50万円 なし 50万円

新キュア・レディを入院日額10,000円のコースにすると、保険料は5,500円を超えてしまいます。

けれども、そこまでの保障を求めていないのであれば、県民共済と組み合わせることで、4,000円程度でその中間くらいの保障を受けることができるのです。

以上のように、若いうちの保障を手厚くしたい場合には県民共済を医療保険と組み合わせるメリットがあります。

一生涯の保障は医療保険一時的に保障を手厚くしたい場合は県民共済、と使い分けるのが賢い方法です。


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