気になるみんなの保険事情は?生命保険の加入率を見てみよう

世の中でどれくらいの人が生命保険に加入しているのかは気になりますよね。

今回は、意外と知られていない生命保険の加入事情を解説していきます。

いったいどれくらいの人が生命保険に加入しているの?

まず、実際にどれくらいの割合の人が生命保険に加入しているのでしょうか?

加入している割合を下図を参考に見ていきましょう。

*全生命保険(民間保険(かんぽ生命含む)、簡保、JA)の合計
H21年以降は全生命保険に、生協・全労済も含めた合計となっている
<参考:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/平成28年度>

調査が始まった昭和60年から、最新のデータである平成28年までの、世帯加入率の推移になります。

含まれる生命保険の対象が増えていることも踏まえると、緩やかに下降気味であるものの、非常に高い割合であることがわかります。

年齢別、男女別の数値表

次に、生命保険の加入率を性別・年齢別に分けてみてみましょう。

(注)民間の生命保険会社や郵便局、JA(農協)、生協・全労済で取り扱っている生命保険や生命共済(個人年金保険やグループ保険、財形は除く)の加入率を示す
<参照:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/平成28年度
 

生命保険に加入している人を性別でみると男性では80.6%、女性では81.3%となっています。

また、年齢別に見てみると、20歳代は50%程度にとどまりますが、それ以外は80%以上となっています。男女とも40~50歳代が最も割合の高い世代となっています。

全体として約8割の人が生命保険に加入していることになります。

都道府県別加入率考察

都道府県別に見ていくと、どこの都道府県が保険に多く加入しているのでしょうか?

トップは福井県で、一世帯当たり加入件数は4.29件、一世帯当たり保険金額が2,476.8万円になっています。

福井県は「日本一豊かな県」とも呼ばれ、夫婦共働き率が全国トップクラス、世帯年収も高く非常に勤勉な県民性だと言われています。

また、過去に福井地震を経験するなど災害の経験も多いことから、もしもに備える気風を持っているのではないでしょうか。

ワーストは沖縄県で、一世帯当たり加入件数は1.83件、一世帯当たり保険金額が869.8万円になっています。

お金に対する考え方も楽観的で、同族意識、連帯意識が強い県民性です。

「模合(もあい)」と呼ばれる金銭的相互扶助システムがあって、もしもの時にも家族・仲間に助けてもらえるという考え方もあり、比較的保険の加入が少ない状況なのではないでしょうか。

参考:生命保険協会 『生命保険の動向 2016年版』 個人保険の都道府県別保有契約状況(平成27年度末)

保険事情でも県民性が出てて、面白いですね!

縦に長くて気候豊かな日本じゃから、都道府県で特色が出やすいんじゃな。

死亡保障額はいくらに設定しているの?

生命保険に加入する際、死亡保障額はいくらに設定すればよいのか悩みますよね。

実際に加入している人は死亡保障額をいくらにしているのか調査しました。

(注)民間の生命保険会社や郵便局、JA(農協)、生協・全労済で取り扱っている何らかの生命保険に加入している人の普通死亡保険金額(個人年金保険の死亡保障部分、およびグループ保険、財形は除く)の平均
<参考:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/平成28年度>


(注)民間の生命保険会社や郵便局、JA(農協)、生協・全労済で取り扱っている何らかの生命保険に加入している人の普通死亡保険金額(個人年金保険の死亡保障部分、およびグループ保険、財形は除く)の平均
<参考:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/平成28年度>

生命保険加入金額の平均は男性で1,793万円、女性で794万円となっています。

性別・年齢別でみてみると、男女ともに40歳代が最も高く、男性で2,396万円、女性で849万円となっています。

加入保険金額の分布をみると、男性は「1,000万円以上1,500万円未満」の層が最も多くなっています。

女性は男性に比べると死亡保障金額は低くなっており、「200万円以上500万円未満」の層が最も多くなっています。

海外での保険加入率

日本人は世界的にみても加入率が高いといわれていますが、実際のところはどうなのでしょう?

海外での生命保険事情と比較して見ていきましょう。

イギリス

イギリスの生命保険の歴史は古く、「近代生命保険業発祥の地」と呼ばれています。

生命保険料の世界シェアは8,47%、日本に次ぐ世界第3位です。

ですが、2015年の段階で生命保険の加入率は38%と日本と比べてかなり低い数値になっています。

しかも、1995年以降、生命保険の加入率は右肩下がりで急降下してきている現実があるようです。その理由はなんなのでしょうか?

イギリスは福祉・社会保障の歴史が古く、また社会保障で手厚くカバーしてもらえる様になっています。

現在、英国政府には住宅ローンすら含めて、最低限の生活を保障してくれる社会福祉制度があります。

国が保障してくれるので、もしもの時には生命保険で賄うという感覚が薄いようです。

また、「死亡したときにしか下りない保険金はもったいない」、「保険料=無駄遣い」と考える英国人の堅実な価値観も影響しているようです。

英国保険会社も、生命保険よりも年金、介護業務の運用を重要視しており、近年は生命保険の普及にさほど熱心ではない、という背景もある様です。

アメリカ

アメリカは生命保険料の世界シェア21.5%、世界第一位の生命保険大国です。しかし、生命保険加入率は60%と、日本と比較すると低めの数値になっています。

その理由の一つはアメリカの人々の価値観がある様です。

米国では夫婦共働きの家庭が主流で、夫にもしものことがあっても妻が働いて生活費を稼ぐことができます。

なので、もしもの時の死亡保険の考え方は日本人ほど馴染みがないようです。

また、会社で働く人は勤務先で提供される団体生命保険に加入する人が多く、それが基本の死亡保障となっています。

個人で生命保険に加入するのは団体の生命保険に加入していない人か、富裕層が多く、富裕層は相続対策、資産運用の為と考える人が多いとも言われます。

生命保険の加入率が、イギリスが38%、アメリカが60%ですから、日本の89,2%がどれほど高いのかよくわかります。

国民皆保険制度や年金制度など比較的手厚い公的保障があること考えると、この数字は驚異的なものです。

ところがそんな日本でも今までの流れに変化が起きているようです。

他の国同様、保険の加入率、特に貯蓄型保険の加入率が下がってきていると言われています。それはどうしてなのでしょうか?

理由の一つには、日本の少子高齢化、人口減少問題がある様です。

高齢化によって、病気やケガ、老後の備えなど長生きすることに対するリスクが重要視される様になってきました。

そこで保険も、もしもの死亡保障より医療・介護・個人年金などのニーズが高まってきています。

また、人口が減少すれば単純に市場規模が縮小することになります。それに日本の世帯収入は年々減少傾向にあり、保険に入る余裕を失ってきているとも言われています。

今現在、保険商品自体に様々なものが登場しています。

例えば、認知症と診断されると給付金が出る「ひまわり認知症保険」、死亡保障と就業不能となった際にも給付金が出る「1up」などです。

これは時代に合わせて現れた価値観に対応する為のものです。

他にも、同性カップルを死亡保険金の受取人に指定できるなど、時代の価値観に沿った対応もしているんですね。

価値観の多様性があることは、それだけで社会が豊かな証拠じゃよ。

保険ありきの探し方ではなく、自分たちの価値観、ライフスタイルに沿ったものを選ぶようにしよう。

まとめ

  • 生命保険の加入率は89,2%。男性のほうが女性より加入率は高く、男女どちらも4,50歳代が加入率が高い
  • 死亡保障額は男性で1,793万円、女性で794万円
  • 都道府県別にみると、トップは福井、ワーストは沖縄
  • 海外での加入率は、イギリス38%、アメリカ60%。いずれの国でも国民の価値観や社会制度が色濃く反映されている

都道府県でも国でも、保険事情ってその地域(国)の価値観や社会制度で全然違うんですね!!調べてみてすごく面白かったです~!!

イギリス同様、日本も公的保障が手厚いが、保険でも安心を求める傾向が加入率を高くしているのかもしれんな。これも国民性かのう。

自然災害の多い国なことも関係しているかもしれませんね。

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しっかり共働きするんじゃよ!ワシは沖縄の海でのんびりしたいの~。


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