瞬殺!?クレジットカード審査の自動化の本当の意味

落ち込む  

カード申込をしてすぐに審査落ちのメールが届く。
こんな状態のことを瞬殺といいます。

この瞬殺、されると思いのほか傷つきます。
キチンと審査してるのか?と思いますし、とても感じが悪いです。

しかしちょっと待ってください。もしかしたら私たちにもメリットがあるのかもしれません。

今回は瞬殺が行われる理由を考えることで瞬殺の利点を探しつつ、どうすれば瞬殺されなくなるかを考えます。

まさに瞬殺。申し込みから10分以内に連絡が来る!?

クレジットカードの審査で瞬殺が起こるのは、インターネットで申し込みした場合です。
まずこの場合の流れをまとめます。

  1. カード会社のホームページから申し込む
  2. 申込情報がカード会社に届く
  3. 申込内容が情報として処理されデータベースに蓄積される
  4. 属性や社内に記録されている過去のデータによって初動段階の判断が下される
  5. この時点で審査落ちの場合、メールで「カード発行不可」の連絡がくる

この一連の流れが10分以内に起こりますので、まさに瞬殺です。

審査の自動化が”瞬殺”を生み出した

瞬殺はインターネットの広まりと技術の向上によって誕生しました。

今のように誰でも簡単にインターネットを使える環境が整う前は、カードの申込は郵便で行われるのが主流でした。

申込者はまず最初に申込書を電話などで請求して手に入れて、それに必要事項を記入し、郵便で送ります。
カード会社側は申込書を受け取ると、その内容を入力して初動段階の審査が行われ、その結果審査落ちだった場合には郵便で結果の通知が送られます。

物理的に瞬殺が生まれない環境だったのです。

徹底的に自動化された審査

現在、初動段階のカードの審査は徹底的に自動化されています。
人の手が入らないから、驚くほどのスピードで瞬殺されます

インターネットで申込されれば、クレジット会社側で申し込み情報を入力する手間もなくなります。
そして送られてきた情報は瞬時に処理されます。

  • 申込者の属性はカード会社の審査基準を満たしているか?
  • 支払いが滞るなど過去に事故情報があり社内ブラック情報として記録されてないか?
  • 短期間のうちに複数回カードの申込をする多重申し込みになっていないか?

といったことが調べられます。
申込内容がカード会社の基準を満たしていなければカード発行はこの時点でお断りされ、瞬殺されます。

例えばカード支払いが滞っているとか、リボ払いの支払いが遅れがちとか、カードローンで返済されていない分があるといった場合には、ほとんど瞬殺されるでしょう。

クレジットカードの審査はスコアリングシステムという方法で行われています。
これは属性などの申込者情報を数値化して機械的に合否の判断をする仕組みです。

スコアリングシステムはそもそも自動化と相性が良いので、インターネットの普及と共にカードの審査は驚くほどスピーディーになっていきました。

瞬殺が起こるのは初動段階の審査のみ

インターネットの普及で便利になったのも、カードの審査結果が早く届くのも良い。
けれど、自動的に機械が情報処理をした結果だけで瞬殺されるのは腑に落ちない。
もしかしたらろくに申込書を見ないで審査しているのでは?カード発行の難易度も以前より高くなっているのかもしれない・・・。

普通そう思いますよね。
瞬殺はあまりにもスピード感があり過ぎるので、粗末に扱われている感じもしますし、適当なんじゃないかという印象を受けてしまいます。

しかし瞬殺は私たちカード申込者を雑に扱っているわけではないです。
なぜなら、機械によって自動的に審査が行われているのはあくまでも審査の初動段階だけだからです。
機械で自動的に判断できる部分しか自動化されていないのです。

自動的に処理できない審査では、必ず人の手が入ります。
例えば本人確認や在籍確認といったことは、今でも1件ずつ人の手で行われているのがその証拠です。

つまり、僅差でも基準を満たしていなければ即座に審査落ち、ということは起こらないということです。

審査基準のボーダーライン上にあるような申込者の場合には、初動段階では判断を下されません。
そしてその次の段階で人によって確認作業が行われています。

また、この時点では加盟信用情報機関に情報開示請求もしていません。

そのため、他社の異動情報や保証会社がローンを支払った記録・携帯電話料金の延滞などの金融事故についての信用情報は一切加味されていない状態です。
こうした情報はクレジットヒストリー(=クレヒス)と呼ばれます。
そしてこれが不明な段階でカード発行が否決される場合にのみ、瞬殺されることになります。

実は申込者とカード発行会社お互いのためのシステム!?

申込者からすると瞬殺は不愉快で悲しい気持ちにさせる嫌なシステムです。
たかだか1通のメールでこれほど惨めな気持ちになることもそうありません。
短時間のうちに結果の通知がくるので「本当に審査しているの?」と疑いたくなる気持ちさえ芽生えます。

しかしこれは決して悪いシステムではありません。
むしろ申込者にもカード発行会社にもプラスになる両者にとって役立つシステムです。

結果が早い分次への備えをすぐに開始できる

瞬殺されるということは、申込書の内容や社内情報の段階で明らかにカード発行できないような何かがあるということです。
具体的には、申込書に書く年収や勤務形態・住居などの属性が明らかに審査基準よりも下回っているということです。

ここですべきことは、審査基準を下回る属性を改善していくことです。

収入が低いのであれば、できるだけ収入アップできるように努力します。
無職であれば仕事を探さなければいけません。
フリーターなど不安定な働き方をしているのであれば、より信用力の高い正社員になれる道は無いか模索します。

とはいっても、属性は短期間で簡単に改善できるものばかりではありません。
そのため、瞬殺ですぐに審査結果が分かることは、より早く改善に取り組めるという点でとても有利です。

瞬殺されてしまうとどうしても自分の状況を悲観してしまいがちになります。

しかしこれはある意味チャンスです。
現状をしっかりと見つめて、そこから改善していこうと取り組むことは、カードを手に入れるために必要なことです。
そしてそれ以上に人生をより充実した楽しいものにしてくれます。

ただし注意点は1つだけあります。

それは属性を改善できたとしても、最低でも半年間は申し込みの期間をあけるということです。
短期間のうちに申し込みをすると多重申し込みとしてカード会社に認識されてしまいます。
多重申し込みはカード発行を焦っている印象を与え、審査落ちにつながる要因です。
属性を改善しつつ半年間は最低でも待つ。

カード発行が可決されるために必ず守りましょう。

瞬殺はより充実したサービスの提供につながる

瞬殺を生む自動化したシステムは、カード会社にも利益をもたらします。

これまで人が行っていた仕事が自動的にできるようになりますので、まず人件費が削減されます。
また、仕事の大幅な時間短縮ができるようにもなりました。
システムの自動化は、カード会社の仕事を効率的にしてくれたのです。

従来の仕事が効率化されるとどうなるでしょうか。
次に起こるのはより良いサービスの追求です。
お客様の満足度がより高くなり、今より多くの人が自社のカードを手にしてくれるようになるにはどうすべきか?ということを考え実行するようになります。

結果的に、その恩恵を受けるのは申込者やカード利用者です。

瞬殺はあまり良いシステムには見えません。
カード会社がラクをするためだけのシステムにようにも見えます。
しかし実際には、申込者や利用者にも利益が多いのです。

瞬殺は便利なカードライフに貢献している

瞬殺されると傷つきます。雑に扱われている感じもします。

しかし瞬殺を生むシステムは、カード会社の効率化を促し、利用者や申込者の便利さを増大させているのも事実です。

一見冷酷で嫌な印象を受けます。
しかし自動化されたシステムがあるおかげで、カードの発行スピードがより早くなったり、必要な部分には手厚いサービスを提供できるようにもなっているのです。

ですから、瞬殺されても必要以上に落ち込むことはありません。
すぐに結果を知ることができたのですから、早い段階で対策に取り組んで次の申込みに備えていきましょう。