クレジットカードの申し込み方法を初心者でも分かるように徹底解説!

クレジットカードが欲しいけど何をすれば良いのか分からない

今回はこのような悩みを抱えている方向けに、クレジットカード入手のために準備すべきもの、カード入手のためにやるべきことを順を追って紹介していきます。また、申し込みの際に注意すべき点についても解説をしていきます。

是非本記事をクレジットカード作りのマニュアルとして利用して貰えればなと思います。

クレジットカードの申込み~入手までの手順を確認

まずはクレジットカードの申込み~入手に至る手順を俯瞰してみましょう。クレジットカードの利用開始までには大きく分けて次の5つのステップを踏む必要があります。

申込み~カード入手までの流れ
必要な物の準備

申込み方法の選択

申込フォーム(申込書)への必要事項の入力(記入)

入会審査とカード発行

クレジットカードの受け取り

今回はこの手順に沿って各ステップ毎の詳しい解説をしていきます。既に知っている所は飛ばしつつ、自分が知りたい所、困っている所だけ参照するようにして下さい。

なお、クレジットカードの選び方について知りたい方には、別途記事を用意していますので、そちらをご確認下さい。

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カード入手の手順①:必要な物の準備

クレジットカードの申込みの前にまずカード入手に必要となる物を準備しましょう。クレジットカード申し込みの際には以下4点の物が必要になります。

● 引き落とし口座(必須)
● 本人確認書類(必要な場合あり)
● 銀行印(必要な場合あり)
● 収入証明書類(必要な場合あり)

それぞれ詳細に解説していきます。

引き落とし口座【必須】

クレジットカードの利用料金は口座引き落としでの支払いが原則となるので引き落とし口座の登録が必要になります。事前に以下の銀行口座があることをご確認下さい。

● 銀行口座
● 郵便貯金口座
引き落とし口座が不要なACマスターカード

ACマスターカードは申し込みから審査が最短30分で最短即日発行に対応しています。

引き落とし口座が不要な理由として、提携ATM・アコム店頭窓口・アコムATMで利用金額の支払いができるからです。

本人確認書類【必要な場合あり】

クレジットカードを発行するためには本人確認書類を必ず用意する必要があります。カード利用者が申し込んだ本人かを判断するためです。

一般社団法人日本クレジット協会によると、有効な書類は以下の通りです。

運転免許証
健康保険証
国民年金手帳
児童扶養手当証書
母子健康手帳
個人番号カード(マイナンバーカード)
※個人番号の「通知カード」は本人確認書類にはなりません。
住民基本台帳カード(氏名、住居、生年月日の記載のあるもの)
※個人番号カードが交付されていなければ、その有効期限までは有効です。
旅券(パスポート)
在留カード
その他、官公庁から発行された書類等で、氏名、住居、生年月日の記載のあるもの(顔写真のあるもの)、など
一般社団法人日本クレジット協会「クレジットカードお申込みの際のご本人確認について」

顔写真がないものについては公共料金の領収書など現住所が記載された書類も必要となります。

また、現住所と本人確認書類記載の住所が異なる場合も追加で公共料金の領収書が必要になりますので注意しましょう。

※WEBで完結する申し込みの場合、引き落とし口座の設定をオンラインですることにより本人確認書類が不要になる場合があります。

銀行印【場合によっては必要】

銀行印とは銀行口座開設時に登録した印鑑のことを指し、クレジットカード発行時に必要になる場合があります。申し込むカードの公式ページで必要な物の中に銀行印があった場合は事前に用意しておきましょう。

印鑑、運転免許証の提出不要【セゾンインターナショナルカード】

セゾンカードは、申し込みの際に印鑑、運転免許証の提出が不要です。

申し込み条件は高校生除く18歳以上で、学生や専業主婦、年金受給者にも積極的にカードを発行しています。

収入証明書類【場合によっては必要】

カード申込時にキャッシング枠を設定する場合は収入証明書類の提出が必要になる場合があります。収入証明書類とは本人の年収を確認できる書類のことで、具体例を挙げると以下の通りです。

● 給与支払明細書
● 課税証明書
● 源泉徴収票

キャッシング枠を希望したからといって必ず収入証明書類の提出を求められるわけではありませんので、必要と分かった段階で準備をすることをオススメします。

カード入手の手順②:クレジットカードの申込み方法を選択

必要な物が準備できたら次はクレジットカードの申込み方法を選択します。クレジットカードの申込み方法は以下の3種類です。

● web申込み
● 郵送申込み
● 店頭申込み

申込者の方は3つの内何れかの方法を選択して申し込むことになりますが、クレジットカードが手に入る期間・手軽さを考慮した場合、web申込みが一番オススメできます。

web申し込みはパソコンやスマホ1台で作業が完結するので入手までのスピードが早く、かつ店頭申込みのように店舗へ赴く面倒臭さもありません。

以下で3つの申込み方法の流れとメリット・デメリットに関する詳細な解説をしていますので、気になる方はチェックしてみて下さい。

※カードによって対応していない申し込み方法もありますのでご注意下さい。

web申込みの流れと特徴

web申込みはパソコンやスマホ1台でカードの申込み作業が完結する申し込み方法です。情報のやり取りがwebですべて完結する分、カードが到着するまでの時間が最も短くなるのが特徴です。

申込からカード利用開始までの流れ
カード会社のサイトにアクセス

申込フォームに必要事項を入力

カード会社が審査(数日~1週間程度)

審査に通過した場合クレジットカードが郵送される

郵送申込みの流れと特徴

郵送申込みの場合は申込資料を手に入れる段階からスタートします。ネットや店頭で書類を入手して、それから必要事項の記入をする必要があるのです。

その後本人確認書類を添付してカード会社に返送する必要があるため、郵送という物理的なやり取りが発生する分web申込みよりも時間がかかります。

具体的にはweb申し込みよりも2~3週間程度遅くなると考えておきましょう。手で記入する必要性もあることからあまりオススメはできません。

申込からカード利用開始までの流れ
カード会社のサイト・店頭で申し込み資料を入手

申込書に必要事項を記入・押印し、本人確認書類とセットで郵送

カード会社が審査

審査に通過した場合クレジットカードが郵送される
郵送でも翌営業日発行【VIASOカード】

三菱UFJニコスが発行するVIASOカードの入会条件は、「18才以上(高校生不可)で電話連絡可能な方」とあるだけで、特別な条件や年齢制限もなく幅広く会員を募集しています。

郵送の場合、カード発行までに3日~1週間程かかるクレジットカード会社が多いですが、VIASOカードであれば翌営業日に発行できるので待ち時間を減らす事ができます。

ポイントプログラムは1,000円で5ポイント貯まり、1ポイント1円で申し込みをした際の銀行口座に自動的にキャッシュバックされます。

ポイントを貯めても使わない、貯まっているかよくわからないという人でも自動でキャッシュバックなのでポイント管理が必要ありません。

店頭申込みの流れと特徴

店頭に設置された窓口で申込みをする方法です。具体例を挙げると次の通りです。

エポスカードマルイ店内のエポスカードセンターで申込み
イオンカードイオン・イオンモール内の申し込み用カウンターで申込み
みずほマイレージクラブカードみずほ銀行店頭で申込み

店頭申込みは常駐しているスタッフに質問しながら申し込むことが出来る点がメリットです。一方で店舗に足を運ぶ必要性があるのが難点と言えるでしょう。

また、申込みに必要な物を忘れると大幅な時間の損失となるのも店舗申し込みのデメリットです。店頭申込みを利用の際は事前に公式サイトで必要な物を念入りに確認をしておくようにしましょう。

申込からカード利用開始までの流れ
クレジットカード発行窓口に行く

申込書に必要事項を記入

本人確認書類を提示

カード会社が審査

審査に通過した場合カードが発行される

カード入手の手順③:カードの申し込みページ(申込書)に必要情報を記入

クレジットカードの申込み方法を選択すると、次に待っているのは申込フォーム(申込書)への必要情報の記入です。具体的には以下のような情報の入力が求められます。

● 国際ブランドの選択
● 取引目的(事業用か生計費用か或いは両方かの選択)
● 名前/性別/生年月日/住所/連絡先
● 職業(本業と副業)
● 住まい(居住形態/居住年数/負担有無/)
● 家族(家族構成/同一生計人数/世帯主との続柄)
● 本業情報(会社名/所属/勤め先種類/資本金/従業員数/入社年月/電話番号)
● 年収
● 無担保借入残高の有無
● キャッシング利用希望枠
● 運転免許証(運転経歴証明書)の有無と番号12桁
● ショッピング支払い方法の指定
● 暗唱番号の設定
● 追加カードの申込み有無
● 支払い口座の金融機関選択

会社情報の入力には戸惑う場面もあるかもしれませんが、webサイトに掲載されている自社のホームページを利用すれば簡単に記入することが出来ます

カード入手の手順④:本人確認書類の提出と引き落とし口座の設定

申込フォーム(申込書)への必要情報入力後には以下の2つの作業が必要になります。

● 本人確認書類の提出
● 引き落とし口座の設定

何れも難しい作業ではないので、カード会社の案内に従って設定を行うようにして下さい。

カード入手の手順⑤:カードの受け取り

クレジットカード入手の手順の最後は「カードの受け取り」です。カード会社の審査に通過するとカード会社からクレジットカードが郵送されてきます。郵送方法は次の3つの何れかになります。

● 簡易書留
● 本人限定受取郵便
● 受取人確認サポート

カード申込みの際には受け取り方法を確認し、それぞれの方法に合った行動を取るようにしましょう。各々受け取り方の詳細は以下を確認して下さい。

簡易書留

簡易書留は3つの受け取り方法の中では最も受け取りやすい方法です。本人不在でも家族が受け取り可能で、受け取りの際はサインでOKなので楽にカードを受け取ることができます。ただし、ポストには投函されないので、誰かしらは家に居る必要はあります。

本人限定受取郵便

クレジットカードの中には、本人限定受取郵便の特定事項伝達型で郵送されるものがあります。家族など他人が受け取ることはできず受け取り時に本人確認書類の提示が必要です。本人確認書類として利用可能なものは以下の通りです。

● 運転免許証
● 日本国旅券(パスポート)
● 個人番号カード
● 健康保険証
● その他

この方法では事前に申込者宛に到着通知書が届くので、その際受け取り方法として配達での受け取りか郵便窓口での受け取りかを選択します。

郵便窓口で受け取る場合は本人確認書類に加えて到着通知書が必要になりますので注意が必要です。

受取人確認サポート

受取人確認サポートは佐川急便が提供しているサービスです。カード受け取りは本人のみ可能で以下の公的書類1点が必要となります。

● 運転免許証
● マイナンバーカード(個人番号カード)
● パスポート※加えて公共料金の請求書が必要
● 在留カード
● 特別永住者証明書

短期間に複数のクレジットカードに申し込むのは「申し込みブラック」の原因になる

短期間に大量のカードを連続して申し込むのはNGです。これは「多重申し込み」と呼ばれる行為で「申し込みブラック」の原因となるためです。

「申し込みブラック」というのは短期間の間にカードを連続して申し込みをしたために、カードの審査に通りにくくなっている状態のことです。

クレジットカードに申し込むとその事実はカード会社によって個人信用情報機関という組織に登録され、申し込み履歴として記録が残るのですが、この申し込み履歴は登録した会社以外のカード会社も確認が可能となっています。

クレジットカードを短期間の内に高頻度で申し込むと、「カード会社にお金が無いからたくさん申し込んでいるのではないか?」と疑われます。その為、申し込み履歴がたくさんある人はカードの審査に落ちやすいのです。

短期間に大量の申込みにならない為には半年以内に3枚までの申込みを上限とすることをオススメします*1。

*1…絶対的な指標があるわけではないのであくまで目安とお考え下さい。

また、既に「申し込みブラック」になっている可能性のある人は半年の間隔を空けてからの申込みがオススメです。個人信用情報機関に登録されている申込み情報の保存の期間が半年間だからです。

同時に複数の申し込みも避けるのがオススメ
短期間に複数の申し込みを避けるのがダメなら同時に2枚、3枚と申し込むのは良いのか、と思う人もいると思いますが、これも避けるのが賢明です。カード会社が申し込み履歴を確認した際の心証は良くないでしょう。

嘘の申告はダメ!申込フォームは丁寧に記入しよう

申込みフォームに嘘の情報を記載するのは絶対に止めましょう。嘘の情報はカード会社にバレる可能性が高いからです。カード会社は独自のデータベース等を利用して申込者の嘘をある程度暴くことが可能です。

例えば年収で嘘を付いたとします。この場合、カード会社は自社のデータベースを利用して申込者の職業等から想定年収をはじき出します。想定年収と申込者の申告年収に大きな乖離があれば、カード会社はその申込者を疑います

疑われた申込者は収入証明書類の提出を求められますので、この時点で嘘がバレてしまうことが確定するのです。

他の例を挙げれば、勤務先で嘘を付くのもNG。カード会社による在籍確認で簡単にバレます

カード発行の権利はカード会社にあるので、たとえ嘘とは分からなかったとしても怪しいと感じた申込者を審査落ちにする可能性は十分にありますし、悪質な嘘がバレるとそのカード会社独自のブラックリストに載ってしまい、その会社のカードは二度と作れなくなります。

申し込みフォームの入力ミスは虚偽申告扱いになることも

申込書・申込フォームにおける入力ミスにも気を付けましょう。カード会社から確認がある場合もありますが、最悪の場合は虚偽申告と見なされ審査落ちの原因となる可能性もあります。申し込み内容を間違えた場合はすぐにカード会社に連絡することをオススメします。


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