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公務員はクレジットカード審査に通りやすい?

2017.02.08

クレジットカードを作ろうと思っている公務員の方も多いと思いますが、公務員はクレジットカード審査ではどのように評価されているのでしょうか?
公務員はクレジットカードを作りやすいといわれていますが本当なのでしょうか?
今回は公務員とクレジットカード審査について徹底的に解説します。

公務員はトップレベルで信用度が高い!

クレジットカード審査には審査を通過しやすい職業・職種が存在することは事実です。
その中でも公務員はトップクラスでクレジットカード審査の通過率が高い職種です。
まずはその理由を解説しましょう。

公務員は安定度が評価されている

クレジットカード審査では
・安定した収入
・安定した居住
・クレジット利用実績(クレジットヒストリー)
が審査を通過する重要な要素となっています。
公務員は3つの要素の内2つを満たしています。

公務員は収入が安定しているのはもちろんですが、民間企業と違い倒産がないため安定した収入が継続するという特長があります。

また公務員は公務員試験を受ける時点で身元がはっきりしていて、特に地方公務員であれば居住の安定性も高くなります。

国家公務員は全国に異動する可能性がありますが、それでも家賃負担の少ない官舎も利用できるので、民間会社に比べて家賃負担も少なく身元もしっかりしているのでクレジットカード会社にとってカード発行の不安材料はないのです。

よく「審査に不安がある人は、キャッシング枠をゼロにしてショッピング枠だけで申込すればカード審査に通りやすい」といったテクニックが必要になることがありますが、公務員の方はこういったテクニックは一切する必要がない、と言えるほどです。

公務員の中での違いはあるのか?

同じ公務員でも地方公務員、国家公務員、一般職、特別職といった違いがあります。
特別職には選挙で選ばれる国会議員や地方議会の議員の他に教育委員会委員、裁判官、裁判所職員などがあります。

クレジットカード審査では一般カードの申込みの場合、一般職と特別職では審査結果に違いはありません。ただし、カード利用枠には多少差が出ることもあり得ます。

公務員と同じように審査が通りやすいといわれる上場企業の正社員でも、勤務年数の違いや役職の有無によってカード利用枠に違いが出ることがあります。
公務員も同じで、役職やキャリアによってカード利用枠に差が出るのは当然のことでしょう。

ゴールドカード審査でも公務員は有利?

一般企業に勤めている社員と公務員とで比較してみると、勤務年数や年収にほとんど違いがなければ、公務員の審査通過率のほうが高いでしょう。

一般カードだけでなくゴールドカードでも公務員に関して審査で有利になることは間違いありません。
むしろ一般カードよりもゴールドカードは、民間企業の社員が申込者の場合よりも公務員が有利といえます。

ゴールドカードは年会費も高く利用枠も大きくなるので、より収入の安定性や居住の安定性が求められるからです。
同じゴールドカードの審査を通過した公務員と民間企業社員が同じ年齢であれば、カード利用枠は公務員のほうが大きくなる可能性は高いでしょう。

個人保護法成立で変化した公務員の在籍確認

公務員であっても在籍確認は行われます。
同じ役場に勤務していても臨時職員という立場の人がいるので、役場の正職員かどうかの確認は重要となります。

以前は地方公務員でも名簿が公開されていたり、地元新聞社の名鑑に氏名や住所が記載されていたりしたので、それを確認することで在籍確認電話に替えていました。

しかし、個人情報保護法成立以来、個人情報保護の観点から名簿や年間は姿を消しています。
今では公務員でも基本的には直接職場に電話をして在籍確認が行われています。

公務員なのに審査に通らない場合とは?

公務員もクレジットカード審査に絶対通るというわけではありません。
安定した収入や居住に関しては問題ありませんが、公務員で審査が却下されるケースはクレジットヒストリー(クレヒス)が原因となります。

クレヒスが悪ければ公務員でも審査に落ちる

クレヒスに問題があれば公務員はもちろん、医師や弁護士、一部上場企業の役員であってもクレジットカード審査を通らないことがあります。
それほどクレヒスはクレジットカード審査にとって重要な要素ということになります。

CIC(クレジットカード会社が加盟している個人信用情報機関)では61ヶ月以上か3ヶ月以上の延滞で「異動情報(ネガ情報・ブラック情報)」として登録します。この記録があるとクレジットカード審査は通過できません。
また、自己破産や個人再生、債務整理などの記録もクレジットカード審査では却下される要素となります。

クレヒスは利用実績を表わすものなので、公務員であっても支払い実績が悪ければ審査は通過しません。
むしろ収入が安定しているにも関わらず支払い状況が悪いというのは、よほど支払い観念に欠けているか、多額の借金を抱えているということになり、より悪質という判断になります。

スーパーホワイトでも公務員は通る?

スーパーホワイトはクレジット利用履歴がまったくない状態のことをいいます。
個人信用情報機関に情報がなくまっさらな状態であるので、スーパーホワイトと言われます。

ただし、個人信用情報機関の記録は5年で消えてしまうので、5年以上前に事故情報があった人も、クレジットカード会社から見るとスーパーホワイトとなってしまいます。
事故情報があると少なくてもその後5年間は、クレジットや融資の利用ができなくなるので、一度も使ったことがない人と区別がつかなくなります。

そのためクレジットカード審査では警戒されるスーパーホワイトですが、公務員に限ってはほとんど影響がないでしょう。

5年以上前にクレジット事故があったとしても、今現在公務員で収入が安定していれば審査は通過します。

実際にクレジット事故があったことは記録が消えているので確認のしようがありません。
それよりも現在の状況を優先するのがクレジットカード審査なので、公務員であることは審査の通過を後押しする強力な材料となります。

勤続年数が短くても公務員は通る?

一般企業の新卒社会人でも一般カードであれば審査を通過するのは簡単です。
クレヒスに問題がない公務員であればカード利用枠も減額せずにすんなり審査を通過します。

一般企業会社員の場合、新卒でない場合は勤務年数が短いと、クレジットカード審査で却下の可能性が高くなります。
ですが公務員の場合は転職後勤続年数が短かったとしても、審査は通過するでしょう。
勤続年数が短くても転職先・勤務先が公務員であれば、一般カードに限れば却下となることはほとんどありません。

国家公務員専用クレジットカード「KKRカード」

KKRメンバーズカードは国家公務員共済組合連合会の組合員とそのOBだけが入会できるクレジットカード(共済カード)です。

つまり国家公務員の現職とOBだけのクレジットカードで、組合員証機能とクレジットカード機能を備えています。
このKKRメンバーズカードについて簡単にご紹介しましょう。

審査基準は通常通り

KKRメンバーズカードはJCBと三菱UFJニコス(VISA/マスターカード)が発行する国家公務員共済組合連合会との提携カードです。
VISA、JCB、マスターカードのブランドを選ぶことができます。
国家公務員だけが対象といっても審査は通常通り行われています。

とはいえ、収入や居住の安定性では不安要素は全くないので、審査項目はクレヒスだけといってもいいくらいです。
クレヒスで事故情報や度重なる延滞などがない限りクレジットカードの発行に問題はないでしょう。
国家公務員でなければ申し込みもできないので在籍確認も不要です。

通常のクレジットカードとの違い

年会費は無料で空港ラウンジ無料、海外旅行傷害保険自動付帯・国内旅行傷害保険利用付帯。

JCBカードの問い合わせ先が法人デスクなので、形式的には法人ビジネスカードの追加カード扱いとなっています。
そのため年会費無料でゴールドカードのサービスも提供されています。
年会費無料で空港ラウンジサービスや海外旅行傷害保険が利用できるメリットがありますが、特にポイントサービスは優遇されていないためポイントを貯めるためのカードとしては不向きです。

国家公務員という属性は社会的信用と収入の安定性があるので、もっとサービスが充実したカードも作ることができます。
KKRメンバーズカードのサービスだけでは物足りない人もいるかもしれません。

公務員でもクレヒスは大切

公務員はカード利用したいと思っている人にとっては理想的な立場です。
一般企業に勤めていれば10年勤務していなければ作れないクレジットカードも、公務員は半分の勤務年数で作ることも可能です。

その上プラチナカードや、ブラックカードといったプレミアムカードにもクレヒスしだいで、民間企業の社員よりも手にする可能性が高いのです。
それだけに公務員でありながらクレヒスを大事にしないカード利用者は大きな損をしていることになります。

公務員であるという属性だけに頼らず、クレヒスを大事にすることを心がければ、好きなクレジットカードを手にすることができるでしょう。


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