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クレジットカード審査に最重要【良好なクレヒス】の作り方

2017.03.09

クレジットカード発行するには、カード審査の通過が必要です。

カード審査に通るために事前にできることはそれほどありませんが、唯一クレジットヒストリー(クレジット利用歴)を意識してつくることは可能です。
クレジットヒストリーは審査にプラスになる場合、マイナスになる場合と両方あります。

今回は審査を通過するために必要なクレジットヒストリーの作り方をご紹介しましょう。

カードの支払い遅れによるクレヒスへの影響

クレジットカードを利用した記録は2種類あります。

ひとつはクレジットカード会社のカード会員の利用を記録した「自社情報」。
そしてもうひとつは個人信用情報機関(クレジット系ではCIC)で参照することができる「他社情報」です。

自社情報の管理や記録の仕方についてはクレジットカード会社でそれぞれ違うので、ここではCICに記録されている情報について解説します。

遅延の程度によって審査への影響も違う

CICでは個人が利用した返済の記録を契約単位で24ヶ月間記録しています(入金状況)。
さらに61日以上または3ヶ月以上の延滞は「異動情報」として別に記録しています。

・入金状況
24ヶ月間毎月の返済状況が記録され、正常入金は「$」、延滞は「A」のマークが付くことで識別できる。

・異動情報(事故情報、ネガティブ情報とも言います)
61日または3ヶ月以上の延滞は別管理していて、自己破産情報や債務整理の情報とともに異動情報として記録する。
契約終了後5年間記録が残る。

入金状況がクレジットカード審査に及ぼす影響はさまざまで、延滞回数が多いほどマイナスの影響がありますが、全て正常に支払っている場合はプラスに働きます。
異動情報が記録されているとクレジットカード審査は通過しないと考えていいでしょう。

なお、CICの登録情報の中には申込情報もあり、新規にカード申し込みした記録を6ヶ月間保存しています。
短期間に集中してカード申し込みすると多重申し込みとなり、却下率が高くなるので注意しましょう。

どの程度の遅れまで許されるのか?

異動情報の記録があるとほとんどが却下となりますが、入金情報の延滞にとどまっている場合は延滞した回数によって審査の影響が違います。

もちろん延滞の回数が多いほど却下の可能性が高くなりますが、古い延滞と新しい延滞では新しい延滞のほうが却下率は高くなります。

カード会社側の考え方は、延滞が古くその後正常利用しているということは、現在の支払能力には問題ないと判断します。

反対に直近の延滞が多ければ、カード会社は以前より支払能力が劣っていると考えます。

何回遅れたら却下なのかということは、カード会社の審査基準となるので、カード会社とクレジットカードのグレードによって違いがあります。
ゴールドカードやプラチナカードといったステータスの高いカードは、一度の延滞でも却下となる可能性があります。

一般カードの場合数回程度の遅れがあっても、その後の正常利用が長く続いていればそれほど影響はありません。
ただし審査への影響を完全になくすために、最後の延滞から2年以上経過するまで新規申し込みをしないほうが無難です。

良好なクレヒスを育む方法とは

クレジットヒストリーというのは具体的にはCICの入金状況と考えることができます。

さらに付け加えるならば、契約件数・利用残高などもクレジットヒストリーに含まれます。

クレジットヒストリーがなければ、審査でプラスの判断材料がないので、まずはクレジットカードを利用することが大切です。

現金決済からクレジットカード決済に切り替える

良好なクレジットカードを自然につくるために、普段現金払いや振込支払い、口座振替で支払っている料金を可能な限りクレジットカードに切り替えましょう。

電気・ガス・水道料金などの公共料金の他にも、以下のようにカード決済できるものはいろいろあります。

・新聞
・NHK受信料
・携帯料金
・インターネット通信費

税金や保険関連でもカード決済可能です。

・自動車保険
・固定資産税
・国民年金保険料

そうすると一定金額を定期的にカード決済できるので、良好なクレジットヒストリーになります

また、以下のような少額決済の買物もクレジットカード決済を心がけましょう。

・スーパー
・コンビニ

少額の利用にクレジットカードを利用するのは抵抗がある人も多いかもしれませんが、コンビニ・スーパーでは一定金額以下の買物はサインが不要です(サインレス決済)。

スーパーでは3万円以内、コンビニは1万円以内でサインレス決済できるので、レジでおつりのやり取りをする現金払いよりも決済スピードも速くなります。

もちろん延滞せずに、なるべく多くの金額を利用することがクレジットカード審査に良い影響があります。

利用するカードの枚数は少ないほど良い

クレジットカードの使い方としてメインカードとサブカードという考え方があります。

普段の買物や公共料金などはメインカード1枚で使い、特典やサービスがあるカード、海外旅行のサービスが多いカードはサブカードとして必要に応じて利用する方法です。

メインカードがはっきりしている使い方であれば、クレジットカードを計画的に利用している印象も与えられるので、1枚のカードを集中して使うことも大切です。

複数のカードを分散して利用するよりも、ポイントも貯まりやすいというメリットがあるので、おすすめの使い方です。

クレジットカード審査に良い影響を与える使い方

ここでクレジットカード審査に有利なカード利用のポイントをまとめてみましょう。

1. 毎月支払う料金をカード決済に切り替える
2. コンビニ・スーパーでの少額利用もカード決済する
3. 集中して1枚のカードを利用する

これらの方法でカード利用を増やし、CICの入金状況を「$」マークで埋め尽くせば、良好なクレジットヒストリーと言えるでしょう。
「$」マークは信用力の象徴と言ってもいいので、延滞せずに支払い続けることが審査の通過につながります。

クレヒスを作るベストなタイミングと注意点

クレジットヒストリー(クレヒス)をつくったとしてもクレジットカードに申込む直前では意味がありません。
CICに加盟しているクレジットカード会社がデータを提供するのは1ヶ月に1回です。
クレジットカード会社に認識してもらうためには数か月前にクレヒスをつくりましょう。

クレヒスは早めにつくる

クレジットカードの新規申し込みをするためのクレヒスは、少なくても3ヶ月以上前につくりましょう。

クレヒスがCICに反映するのは速くても1ヶ月、登録のタイミングによっては2ヶ月近くかかります。
確実にクレジットカード会社に認識してもらうには3ヶ月以上前にクレヒスをつくりましょう。

普段からクレジットカードを利用していることが、本来のクレヒスです。
3ヶ月と言わずになるべく早い段階からクレジットカードを利用しておきましょう。

高額利用には注意が必要

新しいクレジットカードをつくるためだけでなく、普段でもクレジットカードの使い方には注意点があります。

それまで使っていなかったクレジットカードで急に高額な買物をすると、クレジットカード会社から電話が来ることがあります。

クレジットカード会社ではクレジットカードの「オーソリゼーション」をしています。
クレジットカードを利用する場合に加盟店のクレジット端末機を利用しますが、この端末機でクレジットカード会社の承認番号を取得します。承認番号のない売上伝票は無効となるからです。

オーソリゼーションは承認という意味ですが、クレジットカード会社ではオーソリゼーションの内容から不正利用を検知しています。

例えば前述のように長い間使われていないクレジットカードで高額利用があると、必ずカード会員に直接問い合わせをします。不正利用ではないことを確認するためです。

実際にカード会員が使っているのであれば問題はありませんが、クレジットカード審査では直近に高額な利用があると、あまりいい印象を与えません。

少額でも長く利用することがよいクレヒス作りになります。

換金性の高い商品の購入にも注意

不正利用検知システムでは換金性の高い商品の購入もチェクしています。

不正利用者は効率よくお金にするため、換金性の高い高額商品を購入する傾向にあります。
そのため貴金属や新幹線の回数券などの高額・大量購入は検知システムに引っかかります。

カード会員が実際に購入したとしても換金性の高い商品の購入は、換金目的だと疑われてしまいます。
換金目的でカード購入することはカード会員規約違反となり、最悪の場合は強制解約となるので注意しましょう。

クレジットカードを持っていない人が簡単にクレヒスを作る方法2つ

すでにクレジットカードを持っていれば、そのカードでクレヒスをつくることができますが、初めてクレジットカードに申込む場合はどうしたら良いでしょうか?

1.ショッピングクレジットを利用する

クレジットカード以外にもカードローンや融資、ショッピングクレジットの利用歴もクレヒスとなります。
しかし、融資審査はクレジットカード審査よりも審査基準が高く、貸金業法の規制も厳しいので、クレヒスをつくるにはショッピングクレジットを利用しましょう。

ショッピングクレジットは利用するたびにクレジット契約書を作成します。
クレジットカードは、ショッピングクレジットの面倒な部分がないことをアピールして普及してきた経緯があります。
しかし、保証人をつければ高額利用も可能で、クレジットカードよりも審査は厳しくありません。

急いでクレジットカードをつくる必要がなければ、ショッピングクレジットを何度も利用すれば、良好なクレヒスをつくることができます。
ショッピングクレジットは面倒だという人は、最初にクレヒスをつくるためのクレジットカードをつくってみましょう。

2.クレヒスづくりに最適なクレジットカードを先に作る

目的のクレジットカードを申込む前に、簡単に入会できるクレジットカードをつくって良好なクレヒスを築きましょう。

消費者金融系カードの「アコムACマスターカード」は、最もつくりやすいクレジットカードです。

アコムACマスターカード

年会費無料ですが、ショッピング機能以外のキャッシング枠やポイントサービス、海外旅行向けサービス、旅行傷害保険などはありません。

カードローン付きのアコムACマスターカードもありますが、入会が難しくなるのでショッピング専用のカードに申し込みましょう。
カードショッピングができるので、ショッピングクレジットよりは繰り返し利用しやすく、クレジットヒストリーもつくりやすくなります。

アコムACマスターカードをクレヒス専用カードとして使って利用実績をつくり、サービスが充実したクレジットカードに申込むと、審査も通過しやすくなります。

クレジットカード審査ではクレヒスが重要

クレヒスがカード審査で重要な理由は、クレジットの利用実績が最も確実にカード申込者の返済能力や支払観念を知ることができる方法だからです。
年収がいくら高くても確実に支払いができるかどうかはわかりません。

その点クレヒスは実際に支払いをした記録なので、支払能力がはっきりとわかります。
もちろんクレヒスが良好でも将来返済できなくなる可能性はありますが、少なくても全く利用実績のない申込みに比べると審査を通過しやすいのは事実です。

クレジットカードの審査通過をなるべく確実にするためにも良好なクレヒスをつくってから申し込みましょう。


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