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クレジットカード審査に通りやすくなる方法。具体的に行動をするまで

2017.02.10

クレジットカードの審査内容は一般には公開されていません。
何を基準に審査を行っているかを公にしてしまうと、それを逆手に取って不正な手段を企てる人が現れてしまうため、具体的にどんな審査を行っているかは、あえて不透明にされています。

しかし一方で、正しい手段のもとでクレジットカードの審査を通りやすくする方法は存在します。

もちろんこれは虚偽の情報で申し込みを行う、その他よからぬことを行って審査をすり抜けるのではなく、れっきとした正しい方法です。

そこで今回は、申込みの空振りや審査落ちの憂き目を防ぎ、審査通過の可能性をぐっと引き上げる方法をご紹介します。

自分の置かれている”状況”を把握しましょう!

これはダイエットや受験・資格勉強などにも言えることですが、最初に取り掛かるべき大切なことは、今現在の自分の状況を知ることです。

今のまま申し込みを行って大丈夫か?大丈夫なら堂々と申込みを行い、欲しいカードを取得することが出来ますし、ダメな場合には個々に対策を打つことで、今すぐとは行かなくとも早期にカード発行まで漕ぎ着けることが出来ます。

少し勇気がいるかもしれませんが、ここはぜひ最初の一歩を踏み出してみてくださいね。

1.現状を知る方法

まずは、クレジットカード会社が参照する個人信用情報を確認することからはじめましょう。
信用情報は個人信用情報機関という会社に加盟している金融機関(銀行やクレジットカード会社、消費者金融会社など)しか参照・登録することが出来ませんが、所定の手続きを行い、500円〜1,000円ほどの手数料を支払うことで自分の信用情報の開示と確認が出来ます。

東京や大阪など、信用情報機関のオフィスがある地域に足を運べる方は即日で開示が出来、それ以外の地域でも郵送やネットでの申請によって開示・確認が出来ます。

所要時間もわずか10分〜15分ほどで済むので、審査申し込みの前にこの信用情報の確認を行いましょう。

2.状況の分類

さて、信用情報の開示が終わったところで、次は審査落ちの原因となる項目をそれぞれ確認していきましょう。

一度申し込みをしたが審査に落ちた人(最近審査に落ちたばかり)

信用情報には申し込み情報という項目があります。

ここ最近6ヶ月で、どの会社へ申し込み、結果的に審査に通ったかどうかが全て記録されています。
ここで他社の審査落ちの記録が残っている場合、次の申し込みに響いてしまいます。

そもそもなぜこんな情報を記録しているのでしょうか?
それは一度に多数のカードやローンの申込みをしている、すなわち金策に困っている可能性がある人か否かを見定めるためです。

例えば、ここ1週間でカードローンとクレジットカード、フリーローンを連続して申し込んでいる人がいたとしましょう。
細かい事情まではわかりかねますが、よほどお金に困っているのではないか…?と思ってしまいますよね。

つまり、貸した後、返済に窮する可能性が高いということです。
そうなると審査が厳しくなることは容易に想像できます。

「多重申込みはダメ!」という口コミや噂を耳にしたことがあるかもしれませんが、その背景にはこういった事情があるのです。

異動情報がある

同じく重視される項目に「異動情報」があります。

これは60日以上におよぶ長期の延滞や、任意整理・自己破産をはじめとした債務整理が行われているかを確認する項目です。

もう想像がついた方もいらっしゃるかもしれません。
現在クレジットカードの支払が滞っている人、借りたお金を返せなくて債務整理を行っている最中の人に、お金を貸すことは非常にリスクが高いです。

こうした属性の人にカードを発行するのは、出来るだけ避けたいです。
裏を返せば、異動情報に何らかの記載がある場合、クレジットカードの申込みは見送ったほうがいいということになります。

a.延滞期間が短い場合:まずは延滞解消が最優先

延滞期間が61日未満の場合には、そもそも「延滞」と記載されない場合もあります。

しかし毎月の支払いがちゃんと行われていないという記録は残っているため、なるべく早く延滞状態を解消すべきです。
短期間の延滞の場合、例えばACマスターカードをはじめとした消費者金融系のクレジットカードや、流通系カードではあまり問題視することなく審査通過になることも多々あります。

しかし銀行系などの審査が厳しいクレジットカードの場合、短期であっても延滞があれば審査落ちとなってしまうことも十分に考えられます。

b.延滞期間が長い場合:一旦申込みは待ったほうが良いでしょう

61日以上の延滞があった場合には、異動情報の欄に「延滞」と記録されます。

この場合、新規の申し込みは一旦待ちましょう。
現在進行形で延滞中の場合、カードを発行してくれる会社はまずありません。

そのため、まずは申し込みより先に延滞解消を優先させることが大切です。

明らかに最低基準を超えていない

具体的な基準は各社で異なり、また内容も明らかにされていません。
しかし、カード発行にあたっては最低基準があります。

例えば、年収が高校生や大学生のアルバイト代にも満たない場合にはカード発行が難しいでしょう。
また、ゴールドカードやプラチナカードを始めとした各社の上位カードを申し込む場合には、30〜40歳以上といった年齢の制限もあります。

例えば、青年実業家で20代にして年収5000万であっても、「30歳以上」と年齢制限のあるプラチナカードやゴールドカードは原則発行されません。
あまりに属性が良い場合には例外的に発行される場合も考えられますが、これはあまり期待しない方がいいでしょう。

その他、雇用形態(正社員か非正規雇用か)や自宅の種類(持ち家か賃貸か)、また銀行系カードをはじめとした審査の厳しいカードの場合、固定電話の有無も審査の基準に含まれていることがあります。

これらの項目で最低基準を満たさない場合には……残念ながら審査落ちとなってしまいます。

スーパーホワイト 真っ白なのは実はいいことではありません!

毎月ちゃんと返済がされていないことはもちろん審査にマイナスに響きますが、一方で全くカードやローンの利用がない場合にも、実は審査に悪影響が及びます。

これが「スーパーホワイト」です。

なぜ遅延や延滞がないのに審査上マイナスになってしまうのでしょうか?

確かに、返済が滞っていなければクレジットカード会社や消費者金融会社は損失を被っていません。
しかし、1円もカードやローンの利用がない場合には、その人にお金を貸してもちゃんとお金を返してくれるという裏付けが得られません。
そうなると金融機関にとっても判断に迷ってしまい、結果審査落ちになってしまいます。

また、債務整理を行ってから5〜10年が経過すると整理をした記録が年数経過を理由に信用情報から削除されます。

スーパーホワイト状態の場合、これまで本当にお金を借りたことがなかったのか、それとも過去に破産や任意整理を行っていたのかの判断がつかないため、審査上ではマイナスになってしまうことが考えられるのです。

社内ブラック(クレーマー)

これは厳密には信用情報ではないのですが、社内ブラックになっている場合も審査落ちの一員となります。
これは簡単に言うと「クレーマーは審査に落ちる可能性がある」ということです。

想像して頂きたいのですが、何かことある毎に電話をかけてきて文句をつけるうるさいお客の場合、よほどの大口客は別として、出来ることなら取引は避けたくなるものです。

また、以前にクレジットカードの発行を見送り、それに対して文句を付けてきたような人には、自社のカードを使って欲しくない。
そう考えているカード会社は数多くあります。

取引の内容によりますが、信用情報は最短半年、最長10年でほとんどの情報が削除されます。

しかしカード会社各社が保管している過去の取引情報は何年経ったら削除するといった規制や取り決めがありません。

その為、社内での悪い情報は半永久的に残るものと考えた方がいいでしょう。

状況ごとの対策方法まとめ 何を実行すればいいかを確認!

一度申し込みをしたが審査に落ちた人

悠然と待ちましょう。
身も蓋もない話なのですが、審査落ちの記録が消えるまでじっくりと待ちましょう。

申込情報は記録日から6ヶ月で削除されるため、その期間を過ぎればどの会社も審査落ちの事実を確認することが出来ません。

また、待っている間に固定電話の回線を引いたり、勤続年数を着実に積み重ねたり、出来る範囲で申し込み属性を改善していくことも出来ます。
6ヶ月で改善出来る属性は主に次のようなものがあります。

・収入 昇給は難しくとも、副業などで見込み年収を上げることは可能です。
・勤続年数 特に◯年6ヶ月の場合、これから半年で勤続年数を1年多くカウントできます
・電話回線 固定電話を引いて連絡先の有無に箔をつけられます。
・預貯金 返済能力を考慮する上で重視されます。
・異動情報(金融事故/事故情報/ブラックリスト)

まず、異動情報は一定の年数で必ず消滅するものであることを覚えておいてください。代表的な異動情報はこちらの表をご覧ください。

異動内容 記録が残る期間
月々返済の未払い 2年間
61日以上の延滞 延滞が解消されてから最長5年間
任意整理 3年間
民事再生 7年〜10年間
自己破産 10年間

その為、記録が消去されるまでの間は新たな延滞や金融事故を起こしてしまわないように注意し、先述の属性改善を地道に続けていくことが大切です。

2〜10年の期間があれば、勤続年数としては十分なものがあります。
年収も底上げするのに十分な期間です。

ここは待ち時間を味方にして、出来ることをやっていくことが大切です。

明らかに最低基準を超えていない

最低基準を超えていない場合には、地道に基準超えを目指していきましょう。
先の属性改善と重なりますが、長い期間の安定した収入があれば、どんなカードでも審査通過・発行の可能性があります。

そのため、勤続年数と年収、出来れば預貯金も積み上げていき、十分基準を満たせるようになった上で再度申し込みをかけてみましょう。

スーパーホワイトの場合

スーパーホワイトに該当する場合には、今現在クレジットカードを持っているかいないかによって対策方法が異なります。

a.クレジットカードを持っている場合

毎月100円でも利用し、必ず期日通りに返済しましょう。

たとえ少額の利用であっても、カードの利用があったこととちゃんと返済されたことは信用情報に記録されます。

この記録は立派な利用実績であり、これがあればもうスーパーホワイトとは無縁です。
この実績が半年から1年ほど積み重なれば、審査通過に味方してくれる、十分な追い風となることでしょう。

b.クレジットカードを持っていない場合

まずは審査が緩いカードを新しく作り、利用実績を作っていくことから始めましょう。

例えば消費者金融系カードのアコムACマスターカードはこれまでの利用実績よりも現時点での収入を基に審査を行うため、スーパーホワイト状態でも審査が通ったという声が多々あります。

また、テレビCMで目にすることの多い楽天株式会社の発行する楽天カードも、同じく審査に通りやすいカードの一つです。

これらを取得して利用実績を積み重ねていけば、本命となるカードの審査通過への近道を作ってくれることでしょう。

社内ブラック(クレーマー)の場合…

最後に社内ブラックに当てはまる場合ですが……実を申しますと、これに限っては効果的な対策がありません。
クレジットカード会社は顧客の申し込みを拒んではいけないといった決まりがあるわけではなく、クレーマーや社内ブラックに見なされた顧客との取引をお断りする自由があるからです。

そして多くの場合、社内ブラックの顧客と取引をするよりも新たに他の顧客を開拓することを選びます。
この場合、直接的な対策ではないのですが、同じくらいに魅力があるカードを選択して申し込むことが、最も合理的です。

幸いなことに今日、どうしても○○社のクレジットカードがないとダメ!といったオンリーワンの魅力を持つカードはほとんどありません。

アメリカン・エキスプレスならダイナース、三井住友カードならJCBのプロパーカード、ライフカードならJACCSカード、楽天カードならリクルートカードやイオンカードと言った具合に、ほぼ全てのカードに同じくらいのステータス性や審査難易度、豊富なポイントプログラムを兼ね備えたカードがあります。

その為、何度も申込書を書いたり申込情報が消えるのを待つよりは、そうしたカードに舵を切るほうがずっと早く新規カードの発行へ辿り着けます。

根本的な解決方法にはならないかもしれませんが、ここは潔く見切りを付け、実利を優先することも良い方法ではないでしょうか。

また、ついつい見落としてしまいがちなのですが、申込書は記入できる箇所を全て埋めましょう。

クレジットカード会社は記入された項目全てを審査の判断材料として使用します。
その為、空欄があると審査の際に間違いなくマイナス要因となります。
項目の多さに気が滅入ってしまい、ついつい適当に書きたくなってしまうものですが、かかる手間を一度で済ませるためにもしっかりと項目を埋めていくことを心がけてください。

ちょっとしたことからコツコツ始めること

今回はクレジットカードの審査落ちの原因として考えられることと、審査に通りやすくなる方法をご紹介しました。
すぐに効果が現れる魔法の杖のようなものではなかったため、皆様が期待されていたものとは少々異なった内容だったかもしれません。

しかし少々の時間と手間を要する代わりに、これらの方法は確実に審査通過の可能性を引き上げる効果があります。

そしてその過程で得た信用と取引実績は、他のカードやローンを申し込む際にも十分に役立ってくれます。

そのため、面倒であっても地道に歩を進め、審査通過を勝ち取ってください。

この記事が欲しいカードの審査通過の一助になることを祈っています。


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