クレジットカードのリボ払いの仕組みと特徴を分かりやすく解説!

クレジットカードのリボ払いは毎月の支払額が一定になる支払い方法で、急な出費などで財布がピンチの時に役立ちます。ただ、その一方で使い方を間違えると大きな損を被る怖いものでもあります。

今回はリボ払いの利用を検討している方に向けて、リボ払いの仕組みやリボ払いのメリット・デメリット、使用上の注意点等を解説していきます。

リボ払いとは?

リボ払いとはクレジットカードの支払方法の1つで、毎月の利用金額に関わらず翌月の支払額が一定になるものです。

一ヶ月の間に5万円利用した場合、一括払いなら翌月は5万円の支払いとなりますが、リボ払いは自分が設定した金額分だけの支払いになります。

設定額が毎月1万円の場合は翌月の支払額は1万円になります。残りの4万円は翌月以降の支払いとなり、この未払い金は利用残高と呼ばれます。仮に2月以降はずっと買い物をしなかった場合は約4ヶ月かけて返済することになります。

1万円(毎月の設定支払額) × 4ヶ月 = 4万円(利用残高)
※利息が発生するのでその支払い分も合わせると5ヶ月での返済となります。

もちろんその間もリボ払いは利用可能ですが、利用した金額は翌月の支払い日以降に現在の利用残高に上乗せされます。

リボ払いは利息がかかる

リボ払いは毎月利用残高に応じた利息を払う必要があります。利息は現在の利用残高の金額によって決まりますが、その額が高いほどその利息は大きくなります。

少ない金額をリボ払いしている間はそこまで苦しむようなことはありませんが、毎月の支払額よりも多い金額の利用をし続けていると、段々と利用残高の金額が大きくなり、それに合わせて利息も苦しいものになっていきます。

リボ払いには種類がある

リボ払いには以下の8方式があります。

元利定額リボルビング方式 毎月、指定した一定額を支払う方式。ただし、一定額から利息が引かれる。
元金定額リボルビング方式 毎月【指定した一定額+利息】の額を支払う方式。
元利定率リボルビング方式 毎月【利用残高+利息】の額に対して指定した割合(%)の支払いを行う方式。
元金定率リボルビング方式 毎月、利用残高に対して指定した割合(%)の額を支払う方式。加えて利息を支払う必要性がある。
残高スライド元利定額リボルビング方式 毎月、利用残高に応じた一定額を支払う方式。ただし、一定額から利息が引かれる
残高スライド元金定額リボルビング方式 毎月、利用残高に応じた一定額+利息を支払う方式。
残高スライド元利定率リボルビング方式 毎月【利用残高+利息】の額に応じた一定の割合を支払う方式。ただし、支払額から利息が引かれる
残高スライド元金定率リボルビング方式 毎月、利用残高の額に応じた一定の割合を支払う方式。また、左記に加えて利息を支払う。

リボ払いを利用する際は自分のカードの方式がどれなのかを確認しておきましょう。

リボ払いは分割払いとどう違うの?

リボ払いと分割払いは利用額を複数回に分けて支払う点で共通していますが、支払いの回数を指定するか、毎月の支払額を指定するかで異なっています。

リボ払い:毎月自分が指定した額を支払う
分割払い:支払う額ではなく、支払い回数を指定する。

リボ払いは上記で解説した通り毎月の支払額を決める支払い方法です。支払額は一定になる分、その額を利用額が超えた場合は支払いが翌月以降に繰り越され、この繰り越された金額(利用残高)に対して利息が発生します。

一方で分割払いは支払い期間を自分で指定して毎月の支払いを行います。毎月の支払額は指定した支払い期間に応じたものとなります。

つまり、分割払いは【代金÷指定した月数】が毎月の支払額になり、その支払いは指定した月数でキッチリと終わります

リボ払いは一体何が怖いのか?

先ほど、分割払いは自分が指定した月数で代金を支払う方法だということをお話しました。また、それ故に支払いは指定した月数でキッチリと終わります。

リボ払いの怖さは、この支払い期間がキッチリと決まらないところにあります。というのも、リボ払いは利用残高を毎月一定額の支払いで減らしていく方法ですが、同時にその利用残高はカード利用(リボ払い)によって増えていきます。

なので、利用残高はなかなか減りませんし、その間はずっと利息を支払う必要があります。しかし、こうして言葉にすると難しいので少しシュミレーションをしてみましょう。

例えば、毎月5000円の返済額と決めていた場合、以下の通り買い物をしたとしましょう。

2018年10月
50000円の靴を購入
利用残高:50000円
2018年11月
20000円の服を購入
元金:4375円
利息:625円
支払額:5000円
利用残高:65625円
2018年12月
10000円のサングラスを購入
元金:4180円
利息:820円
支払額:5000円
利用残高:71445円

どうでしょう?毎月返済しているはずなのに、買い物をする度に利用残高が増えていますね。このように利用と支払いと利息とが密接に結び付いた仕組みがリボ払いの恐ろしいところなのです。

「でも使わなければいいじゃん?」

ここまで読んでこのように思った方もいるでしょう。そうです。カードでリボ払いを利用しなければ良いだけの話なのです。

しかし、それが難しいのです。そもそもお金に困ってリボ払いを利用したということは本人に金銭的な余裕がないわけです。

そのような金銭的に余裕が無い状態で翌月以降【利用残高+利息】を支払っていくわけですよね。これは非常に難しいことだと言えるでしょう。毎月の支出にプラスしてそれらを支払わなければならいのですから。

では次にそうした重い枷を背負ってしまうと人はどのような行動を取るでしょうか?収入を増やそうとする人もいますし、食費を減らす人もいるでしょう。

しかし、それは辛いものです。もし、そこにリボ払いという手段で支払いを先に延ばせる方法があったらどうでしょうか?多く人はリボ払いを繰返してしまうのではないでしょうか?

リボ払いが恐ろしいのはこのようなところです。分割払いは期間がキッチリ決まっているので、そうした甘えは許されません。しかしリボ払いは甘えることができてしまうのです。

要するに自分を追い込むことができないのですね。なので、リボ払いには可能な限り触れないのが得策なのです。

【後からリボ】は利用するな

また、リボ払いには「後からリボ」というサービスがあります。これは読んで字のごとく後からリボ払いに変更できるサービスです。

一括払いで支払ったもののやっぱりリボ払いにしたい時に、一括払いの支払いをリボ払いに変更できるのです。

エポスカードでは支払日の10日前頃までは後からリボが利用でき、しかも手続きはスマートフォンで簡単にできてしまうので、ついつい甘えがでると利用してしまいがちです。

このように「便利に支払い方法を変更できる」といった利便性が更にリボ払いの怖さを加速させています。

急な出費などでどうしてもお金が足りない時などは便利ですし、利用しても良いと思いますが、それ以外では絶対に使わない方が良いです。一回使うと癖になってしまいますよ。

リボ払いは精神の強い人にしかおすすめできない支払い方法

リボ払いは自分で返済計画を立てることができ、その立てた返済計画を忠実に実行できる!と言う強い精神の持ち主にしかおすすめできない支払い方法です。

しかし、事情があってリボ払いを利用せざるを得ない人もいるでしょうし、そういった方の中には自分にシッカリとブレーキをかけられる自信の無い人もいるでしょう。

そこで、もしやむを得ずリボ払いを利用する場合は次の2点に注意して下さい。

①まずしっかりと支払い計画をたてる

リボ払いを利用するならまずしっかりと返済計画を立てましょう。利用残高とかかる利息を予め計算し、月幾ら返せばいつまでに返済が終わるかを事前にシッカリと把握しておくことが大切です。

さらに上記に加え、支払いに必要なお金をどう調達するのか等の収入面での計画も必要です。

また、急な出費などもあるでしょうから、そうしたハプニングに対応できるよう余裕のある支払い計画を立てることも肝要ですね。

②一度決めた支払い計画を安易に変更しない

前述の通り、リボ払いは甘い罠が多く、気が緩むとすぐに支払い計画が崩れてしまいます。

「今月はリボでいっか」「今月くらいは支払いを減らしても大丈夫だろう」といった甘い考えは予め捨て、強い気持ちで支払い計画を守っていくようにしましょう。

さて、ここまでリボ払いの怖さを中心に解説を行ってきました。しかし、一方でリボ払いにはメリットもあります。次はその点について解説をしていきたいと思います。

リボ払いのメリット2つ

ここまで、リボ払いの怖さについてお伝えしてきました。でも、リボ払いにもメリットはちゃんとあります。止む無くリボ払いを利用する場合は次の2つのメリットをシッカリと活用するようにしましょう。

・ポイントやサービスにおける優遇がある
・本当に急な出費で家計が大変な時には頼りになる

それぞれ解説をしていきます。

ポイントやサービスにおける優遇がある

リボ払いの利息はカード会社の大切な収益源なので、各社リボ払いには力を入れています。なので、リボ払いの利用者はサービスによっては優遇を受けることができるのです。

実際にリボ払いで受けられるメリットの具体例を、三井住友VISAクラシックカードを例に紹介しておきましょう。

リボ払いでショッピング保険の適用範囲が広がる

三井住友カードが発行する三井住友VISAクラシックカードにはショッピング保険が付帯されています。

ショッピング保険とはカードで購入した商品が壊れたり、盗まれたりした場合に補償をしてくれる保険で、三井住友VISAクラシックカードには最高100万円の補償が用意されています。

このショッピング保険は別に一括払いでも適用になるのですが、一括払いの場合は海外で購入した商品限定となります。

しかし、これがリボ払いになると適用範囲が国内にまで広がるので、利便性がグッと高くなるのです。リボ払いを利用する際にはぜひ活用したいサービスと言えるでしょう。

「マイ・ペイすリボ」を利用するだけで様々な特典付帯

また三井住友VISAクラシックカードが提供するサービスに「マイ・ペイすリボ」と呼ばれる支払い方法があります。

「マイ・ペイすリボ」はショッピング1回払い利用分が自動的にリボ払いになる支払い方法で、この支払い方法を利用すると、以下の特典が付帯します。

・利用金額に応じて年会費が無料、もしくは半額
・ポイント2倍※リボ払い利息の請求がある月のみ対象

せっかくリボ払いを利用するのであればこのような優遇を見逃さず、積極的に利用していくことをおすすめします。

※ちなみに「マイ・ペイすリボ」は自動的にリボ払いにはなりますが、初回請求月までは利息がかかりません。つまり、設定金額に対して利用金額が低い場合は利息はかからないので、やり方次第によっては利息はかかりません。

またリボ払いはこのような優遇だけでなく、支払い方法自体にもちゃんとメリットがあります。次はその点を紹介していきましょう。

本当に急な出費で家計が大変な時には頼りになる

急に車が壊れて修理代が15万円かかる!でも手元にお金がない・・・。こういうピンチなときに頼りになるのがリボ払いです。

毎月の支払いに上乗せして請求が来るのではなく、一定額の請求となりますので、たとえ15万円利用しても支払額を3万円に設定しているのであれば、月々の支払いは3万円で済みます。

繰り上げ返済も可能なので、余裕が出てきたときは全額返してしまって利息を節約することも可能です。既に5万円分の明細(1回払い)があるというときも、後からリボを使えばすべてをリボ払いに変更して月々の請求額を調整することもできます。

リスクを考えると普段使用はあまりおすすめできませんが、いざというときにとても頼りになるのがリボ払いです。

さて、ここまでリボ払いのメリットについて解説をしてきました。リボ払いが必ずしも悪いことばかりではないことを理解して頂けたかと思います。しかし、やはりリボ払いは使わないに越したことはない手段には変わりません。

クレジットカードにはリボ払い以外にも支払額を調整する方法があるので、可能ならそちらを利用した方が良いでしょう。そこで、次からはリボ払い以外で支払いを先延ばしにできる支払い方法を紹介していきたいと思います。

何れもリボ払いよりはずっと安全なので、財布がピンチの時は積極的にかつ戦略的に利用していきましょう。

リボ払いよりはボーナス一括払いか2回払いを利用しよう

リボ払いを検討する前にまず考えて欲しい支払い方法が2つあります。それはボーナス一括払いと2回払いです。

この2つの支払い方法は利息をかけずに支払いを先延ばしにできるので、財布がピンチの人にオススメできます。

ボーナス一括払い

ボーナス一括払いは、支払い月を夏や冬のボーナス時期にずらすことができる支払い方法です。8月にボーナス一括払いで購入した場合は支払い月を12月に指定することができたりするので、支払いの先延ばしが可能です。ボーナスが無い方でも利用可能な支払い方法です。

※ボーナス一括払いで指定可能な支払い月は各カードの公式サイトでご確認をお願いします。

2回払い

2回払いは2ヶ月に分けて支払いをする方法です。15万円のお買物なら支払いを75000円ずつ2ヶ月に分けて支払うことが可能です。

ボーナス一括払いや2回払いのように利息なしで支払いを先延ばしできる方法はリボ払い以外にもあります。リボ払いを選択する前には必ずこれらの支払い方法を検討することをオススメします。


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