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ダイナースクラブカードのクレジットカード審査基準

2017.02.10

主なクレジットカードの国際ブランドとしては「VISA」「マスターカード」「JCB」「アメックス」、そして「ダイナースクラブカード」があります。
この中で、周りを見渡して最もカード保有者が少ないのが、ダイナースではないでしょうか。

VISAは三井住友VISAカードがありますし、アメックスもANAカードなど提携カードが豊富ですので、見る機会は結構ありますが、ダイナースのカードホルダーはあまり見ません。
そこには、ダイナースならではの独特な立ち位置、審査基準があると思われます。

「ダイナースには利用限度額がない」といううわさや、一般カードと法人カードの違いなど、ダイナースクラブカードに関して徹底的に解説をしていきます。

ダイナースクラブカードの審査基準は?

まずは、ダイナースクラブカードの審査基準について見ていきましょう。

ダイナースならではの独特な立ち位置

クレジットカードの審査には、個人信用情報機関への開示請求が欠かせません。
個人信用情報機関とは、カード利用者のカード利用履歴を詳細に記録してあるものです。
日本には現在、3つの個人信用情報機関がありますが、ダイナースではこのうち「CIC」にしか開示請求を行なっていません。

入会資格は27歳以上

ダイナースクラブカードの入会資格は、27歳以上の方です。
他のカード会社と比べると、かなり高めの年齢設定ですので、「大人のカード」というスタンスなんでしょうね。

かつてあった「クイック診断」とは?

以前、ダイナースのホームページでは「カード発行クイック診断」を行なっており、そこでは、以下の4項目について質問がありました。

・年齢
・年収
・直近3か月以内におけるクレジットカード利用の有無
・過去1年以内におけるクレジットカードの支払い遅延の有無

必要事項を入力して診断をすると、以下のいずれかが表示されます。

・「ダイナースクラブカードの発行が可能と思われます」
・「ダイナースクラブカードの発行は難しいと思われます」

発行可能と判断されると、オンライン入会申込のボタンが表示されます。

審査項目は大きく5項目

かつてのダイナースは、「収入」「生活の安定性」「将来」を重視しており、他社のゴールドカードよりはもちろん上で、プラチナカード級の審査基準でした。

しかし、発行会社がシティグループから三井住友系に変更になったことによって、その審査基準にも多少の変化がみられるようです。

現在の審査基準で重要なのは、以下の5項目です。

・年齢
・収入
・職業
・勤続年数
・カードの利用履歴(クレジットヒストリー、クレヒス)

では、上記の5項目は、具体的にどれくらいの数字を満たしていればいいのでしょうか?

27歳以上が絶対条件

年齢に関しては、27歳以上が絶対条件です。
いくら年収が多くても、26歳ではクイック診断の審査結果はダメで、逆に100歳であってもその他の条件を満たしていれば、クイック診断では「申し込み可能」との結果が出ています。

年収は500万円以上ほしい

かつては年収1000万円必要と言われていましたが、現在ではその基準も下がってきています。
とはいえ、クイック診断では500万円を境に審査結果が分かれましたので、年収500万円以上が目安でしょう。

収入が多いと思われる職業は有利

次に職業についてですが、医師や弁護士、公務員や大手企業の会社員、大学教授や裁判官など、一般的に収入が多いイメージのある職業ほど有利です。

最低でも3年の勤続年数が必要

以前は、申込条件に「勤続10年以上」とありましたが、現在は削除されています。
とはいえ、ダイナースが勤続年数を重視していることには違いなく、最低でも3年、できれば5年あった方がいいでしょう。

遅延や金融事故がないことが重要

カードの利用履歴は、ダイナース、他社を問いません。

クイック診断の項目では「直近3か月間の利用実績」「直近1年間の延滞」となっておりますが、直近1年間の延滞の方が重視されており、延滞がなければ直近3ヶ月以内の利用実績がなくてもOK、とのクイック診断の結果も出ています。

自己破産などの債務整理や長期延滞をしていると、審査に通りにくくなります。
特に、5年以内に債務整理や長期延滞をしていると、審査落ちの可能性が高いです。

審査期間とカード発行までの流れ

オンライン申し込みをしたとしても、ダイナースクラブカードの審査は申込日1週間程度かかります。

①ダイナースクラブカードのサイトからオンライン申込をする
②Eメールが届いたらチャンスあり(届かないと即審査落ち)
③審査結果のEメールが届く
④「オンライン申し込み確認書」を郵送で返送する
⑤審査結果のEメールから2日程度後に、「カードの発送について」のメールが届き、このメール到着後の約5営業日に手元にカード到着

ダイナースクラブカードには利用限度額がない?

ダイナースクラブカードの噂記事として、「利用限度額がない」というものがありますが、これには誤解があります。

カード利用者によって限度額が設定される

正確には、「一律に利用限度額を設けていない」というのが正しく、ダイナースはカードホルダーごとにそれぞれの最高限度額を設定しています。

年収や返済能力に応じて、それぞれに利用限度額をしっかりと設定しているのです。
それは、ゴールドカード並の「ダイナースクラブカード」だけではなく、ステータスカードの「ダイナースクラブプレミアムカード」(ブラックカードに相当)も例外ではありません。

事前入金によって限度額を増やせる?

ダイナースクラブカードにもしっかりと限度額が設定されていることが分かりましたが、そうなると大きな買い物をしたくてもできませんよね。

しかし、ダイナースクラブカードでは、事前入金をすることによって限度額の枠を撤廃することも可能です。

例えば、3000万円の高級外車を買いたいけど利用限度額がそこまでない時には、事前に口座に3000万円の振込をしておけば、カードで高級外車を買うことはできます。

一般的なプラチナカードでも、限度額は多くて1000万円程度なので、事前入金によってその壁をあっさり乗り越えられるダイナースは、やはり独特なカードです。

一般カード取得が難しい個人事業主の方は法人カードがおすすめ

ダイナースクラブカードの審査項目のうち、職業に関しては、収入が多いイメージのある職業が有利です。

会社経営者も一見すると収入が多いイメージがありますが、収入の継続安定性に欠けますので、医師や弁護士と比べると若干不利となります。

個人事業主は、会社経営者よりもさらに一般カードの取得が難しいことは、容易に想像できますが、そんな方は法人カードがおススメです。

ダイナースクラブビジネスカードの審査基準

ダイナースクラブカードの法人向けカード、その名は「ダイナースクラブビジネスカード」です。
公式サイトに記載されている入会資格は、「27歳以上で法人や団体などの代表者・役員、または個人事業主」とあります。

ダイナースクラブカードは、どうしても個人事業主には越えられない高いハードルでしたが、入会資格に「個人事業主」と明記してあるだけで期待が持てます。
しかも、ダイナースクラブカードと比べて、ダイナースクラブビジネスカードの方が柔軟な審査が行われているという情報もあります。

ダイナースクラブビジネスカードには法人用ならではのメリットも

経費の支払いに堂々と使える

個人向けに発行されているクレジットカードを使って、会社の経費を支払うことは、本来では利用規約違反に反する行為で、それは一般カードである「ダイナースクラブカード」でも変わりありません。

しかし、ダイナースクラブビジネスカードは、もちろん会社の経費を支払うことが認められています。
ダイナースクラブビジネスカードの年会費は税別27000円となかなかの金額ですが、年会費は会計上、経費として計上することもできます。

追加カードが年会費無料

ダイナースクラブビジネスカードでは、追加カードに一切お金がかかりません。
家族カードの年会費も無料ですし、社員用の追加カードも年会費がかかりません。
さらに、最近では有料化するカード会社も増えてきたETCカードも、年会費は無料です。

ビジネスにうれしい特典も

さらに、ダイナースクラブビジネスカードの会員には、以下のようなビジネスに役立つ特典がついてきます。

・会計ソフト「フリー」:初年度有料プランが通常より2か月分お得に
・アドバイザーサービス:税務や人事、法務などの専門家によるアドバイス
・ビジネスラウンジ:カードラウンジ「銀座サロン」をカード会員は利用可能
・ビジネスオファー:ビジネスシーンで活用できる加盟店
・国内線航空券出張手配:航空会社の法人専用ネット予約サービス(クラスJの座席分が無料)

もちろん一般のダイナースの特典も

ダイナースクラブビジネスカードには、空港ラウンジサービス、海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険と言った旅行保険、コナミスポーツクラブ優待、レストラン優待などの、一般のダイナース会員向けのサービス内容も利用できます。

まとめ

ダイナースクラブカードは、ステータス性が高いことから審査が厳しいというイメージがあり、確かに一般のカードよりも審査基準は厳しいです。
しかし、かつてよりもハードルは下がってきており、所定の条件を満たせば手が届きます。
どうしてもそのハードルを越えられない個人事業主は、法人用のダイナースカードを持つという手もありますよ。


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