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消費者金融、ローン…クレジットカード審査に借金が及ぼす影響とは?

2017.02.24

クレジットカード審査では他社の金融機関の利用状況も考慮してクレジットカードを発行するかを判断しています。
他社の返済状況だけではなく、その残高や使いみちもクレジットカード審査では重要なポイントです。

特に消費者金融でのカードローンや融資の利用は、クレジットカード審査に不利になると言われていますが、実際はどのような影響があるでしょうか?

今回はクレジットカード審査に影響する借金はどのようなものがあるのか、また具体的にどのように影響するのか解説しましょう。

消費者金融からの借金は最も印象を悪くしてしまう

借金というのはお金を借りることですが、同じ借金でも

・銀行から借りる
・消費者金融(貸金業者)から借りる

この2つには大きな違いがあります。
お金の貸付を業務としている業者は銀行と貸金業者に分けることができます。
クレジットカード審査に特に影響があるのは借入先が貸金業者の場合です。

貸金業者と銀行の違い

銀行は銀行法、貸金業者は貸金業法でそれぞれ規制されています。
貸金業者は銀行以外で貸付を生業(なりわい)としている業者です。
貸金業者は消費者金融会社だけではなく、以下のような会社も含みます。

・クレジット会社(信販会社)
・クレジットカード会社
・リース会社
・保証会社といったノンバンクと呼ばれている会社

銀行の貸付と貸金業者の最も大きな違いは、銀行は事業性融資(法人への融資)がメインで、貸金業者は消費者が貸付対象という点です。

銀行が行なっている消費者への貸付は、保証会社付きの融資で、銀行が直接融資するのは、ほとんどが事業者に対する貸付なのです。

貸金業者は反対に、ほとんどが消費者に貸付する融資で、一部の業者が事業者向けに融資しているに過ぎません。

住宅や車両購入といった一括で支払うのが難しい場合に、融資を利用するのは一般的なことで、健全な融資利用と考えられます。

しかし、使いみちが自由なカードローンやフリーローンは、ギャンブルや生活費に利用することもできるので、クレジットカード審査ではあまり健全な利用とは判断しないのです。
特に消費者金融会社の融資は金利も高く負担も大きいので、カード審査では不利な要素となります。

クレジットカード審査で最も不利なのは消費者金融の利用

融資を大きく分けて、銀行・消費者金融・その他のノンバンクとすると、最もクレジットカード審査で不利なのは消費者金融からの融資です。
その理由は消費者金融の審査が最も甘く、また高金利だからです。

融資を受けることを考えた場合、最も低金利の融資から申し込むのが自然ですよね。
金利が低い順に銀行・ノンバンク・消費者金融となるので、消費者金融を利用するのは銀行やノンバンクで却下された可能性が高くなります。
それだけ信用が低いと考えられるのと、最初から消費者金融で借りる場合は、利息負担を考えずに無計画に利用しているとも考えられます。
いずれの場合でもクレジットカード審査で不利になります。

しかし、どこから借入しても返済の負担があることは間違いないので、銀行やノンバンクからの借入でも残高が大きい場合は、クレジットカード審査にも影響があります。

借金がクレジットカード審査に影響する理由

それでは具体的にどのような場合に借金がクレジットカード審査に影響するのかを考えてみましょう。

クレジットカード審査と総量規制

貸金業法では、貸付総額は年収の1/3までと定められています。
これを総量規制と言いますが、対象となるのは貸金業者の貸付で消費者への貸付に限られます(事業資金の借入を除く)。

クレジットカード会社も貸金業登録をしているので、カードキャッシングも規制対象となります。

クレジットカード審査では個人信用情報機関(CIC)の情報を参照して審査を行ないますが、その情報の中に貸金業法に基づく融資残高の情報もあります。
これがすでに年収の1/3を超えていると、新規カード申し込みのキャッシング枠はゼロになり、場合によっては却下の理由にもなります。
つまり総量規制規制の上限である年収の1/3の借入があるので、返済に余裕がないと判断されるからです。

総量規制だけを考えると銀行が発行するクレジットカードは総量規制の対象外なので、銀行発行のクレジットカードに申し込みすれば総量規制の影響は受けないでしょう。

金融事故情報があれば却下対象

クレジット系の個人信用情報機関CICと、消費者金融系の個人信用情報機関JICCにはすべてのクレジットカード会社が加盟しています。

そのため消費者金融での事故情報(クレジット利用3ヶ月以上の延滞や自己破産情報など)があれば、その情報もクレジットカード会社で照会できるので、クレジットカードの審査は通過しません。

銀行系の個人信用情報機関KSCとCIC・JICCはCRIN(クリン)というシステムで、事故情報の交流を行なっています。
そのため銀行での金融事故情報もクレジットカード審査で参照することができるため、事故情報があれば消費者金融と同じように審査に通過しません。

例えば、保証会社付きの融資で融資利用者が3ヶ月以上延滞すると保証会社が全額を支払います。
これを「代位弁済」と呼びますが、代位弁済するということは3ヶ月以上の延滞を意味するので、クレジットカード審査ではやはり却下対象となります。

借金の記録はいつまで残るか

金融事故だけでなく借金の記録が残っていてもクレジットカード審査には多少影響があります。
基本的に正常利用の記録(ポジ情報)は完済から5年間記録が残ります。
心配であれば個人信用情報機関に情報開示を請求すれば、正確な情報を得ることができます。
しかし、融資を利用した情報でも一度も遅れずに完済していれば、クレジットカード審査ではそれほど影響はありません。

影響が大きいのは、融資の借入件数が多い、延滞の回数が多い、残高が大きいなどの場合です。
1回か2回消費者金融会社を利用しても正常に完済しているのであれば、それほど気にする必要はありません。

あまり気にしすぎてクレジットカード申込書に虚偽の金額を記入すると、個人信用情報機関で正確な金額がわかるのですぐに御忌記載が発覚してしまいます。
申込書には正確な金額を記載しないと、かえって逆効果になるので注意しましょう。

借金をしていても審査に通る可能性があるクレジットカード

借金をしていても必ずクレジットカード審査で却下されるとは限りません。
返済を遅延することなく利用して完済していれば、むしろクレジットヒストリー(クレジット利用歴)として評価されることもあります。

しかし、消費者金融を利用していて今も残高が残っているのであれば、比較的審査の優しい消費者金融系のクレジットカードを申し込んでみるのも一つの方法です。

消費者金融の借金でもきちんと支払っているのであれば、消費者金融系の審査ではクレジットヒストリーとみなしてくれます。

アコムACマスターカードは、年会費無料の消費者金融系クレジットカードで、審査が易しいのでおすすめです。

アコムACマスターカード

キャッシング枠やポイントサービス、優待サービス、付帯保険などはありませんが、ショッピング枠だけのカードとして利用することでクレジットヒストリーを作ることもできます。

まずはこのカードを作って良好なクレジットヒストリーを作り、その後であれば、一般的なサービスがあるクレジットカードも審査を通過する可能性が高まります。

また、ノンバンク系列の融資を利用している場合は、その会社が発行しているクレジットカードに申し込むのもいいでしょう。
その場合キャッシング枠はゼロにして申し込みすることが大切です。
融資を利用している上にキャッシング機能付きのカードに申し込むと、さらに借金を重ねると判断されてしまいます。
あくまでもショッピング機能を利用するという意思を伝えるためにも、キャッシング枠はゼロにしましょう。

借金は悪いことではない

日本では借金イコール悪いことという意識を持った人が多いようですが、借金は信用のない人にはできないことです。
問題となるのは借金したことではなく、無計画に借入をしたり、返済できないくらいの借金を抱えたりすることです。
適正な借入はむしろ信用があるということを示しているのです。

しかし、過去には消費者金融で多重債務になり、自己破産者が増加したという時代もあります。その時代では消費者金融を利用しているだけで、クレジットカード審査で却下していました。

現在では消費者金融会社もクレジットカード会社も同じ金利で貸付を行っているので、以前ほど消費者金融の利用には厳しくありません。
少しくらいの借金であれば、ゴールドカードは無理でも一般カードであれば、審査に不安を覚える必要はありません。
それでも審査に落ちてしまった場合の対処方法はいろいろあります。
良好なクレジットヒストリーを作ってから、クレジットカード審査にチャレンジしてみましょう。


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