クレジットカードの審査が通らない理由と解決策を一挙紹介!
クレジットカードの審査に通らない場合、必ずその理由があります。
カードの審査に落ちた方はこの理由を潰す必要があるのですが、カード会社は審査落ちの理由を教えてはくれませんので、自分で審査落ちの原因を特定する必要があります。
そこで本記事ではカード審査に落ちる代表的な理由である以下の10の項目とその解決策を紹介していきます。
【カード審査に落ちる10の代表的理由】
● ブラックリストに登録されている
● クレジットカードやローンの支払い遅延を起こしたことがある
● 他社からの借入額・借入件数が多い
● 申込書の記入内容にミスがある
● 過去にそのカード会社のカードを強制解約されている
● 過去にそのカード会社に悪質なクレームを入れている
● 過去にそのカード会社のカードを発行してすぐに解約している
● 過去に信用取引をしたことがない(スーパーホワイトである)
● 短期間の間に何枚もカードに申し込んでいる
最後まで読めばきっとあなたの審査落ちの原因とカード入手の糸口が見つかるはずですよ。
①属性と釣り合わないカードを申し込んでいる
ゴールドカード等のランクの高いカードや銀行系カード*1はスコアリングの基準値が高いため、属性が低い人はカードの審査に落ちてしまう事があります。
*1:銀行やその系列企業が発行するカード(三井住友カード/MUFGイニシャルカード…etc)
初心者の方にも理解できるよう順を追って解説していきましょう。まず、カード会社は審査をするときに申込者の「属性」を見ます。属性とは以下のような本人情報を総合したものと考えて下さい。
【属性を構成する本人情報】
● 就業形態
● 年収
● 居住年数
● 家の種類
● 勤め先の規模
● 勤続年数
● その他
カード会社はカードの審査の際に、これらの本人情報をすべてスコアリング(点数化)し、スコアリングによって出た点数はカード審査に利用されます。
例えば、業績が安定している大企業(勤務先)の正社員(雇用形態)であればスコアリングで高得点の要因となりますが、逆に雇用形態がアルバイトなら正社員よりも収入の安定性に欠ける為、低得点の要因となります。
ランクの高いカードやステータスの高いカードはこのスコアリングの基準が高く設定されているため、点数が低い(属性が低い)方は審査に通るのが難しいのです。
スコアリングは主としてその人の返済能力に安定性があるかどうかを見ていると考えられるので、自身の収入の安定性に疑問が浮かんだ方は次で紹介する対策を実践して下さい。
自分の属性に合った審査難易度の低いカードを申し込む
属性が低い場合、審査難易度の低いカードを申し込むことで審査通過率が上がります。審査難易度の低いカードには流通系カードがあります。流通系カードは年収の低い層もターゲットにしたカードだからです。
流通系カードとは、小売り事業を展開する会社の系列会社が発行するカードで、具体的には以下のようなカードがあります。
● ファミマTカード
● セブンカード・プラス
● 大丸松坂屋カード
● イオンカード
流通系カードには系列企業の小売り事業の売上アップを目的としている側面があるため、カードの審査難易度は低い傾向にあります。
例えば、イオンカードならイオンの買い物によるポイント還元率を優遇していますが、これは消費者にイオンを積極的に利用してもらうための施策です。
系列企業の売上増加を目的する関係上、流通系カードは普段店舗でお買物をしてくれる主婦や学生も発行の対象としたいと考えます。その為、審査のハードルはどうしても低くなるのです。
こうした理由から属性に不安のある方には流通系カードをオススメします。
また発行に積極的な信販系カードであれば、属性に不安があっても審査に通る可能性が高くなります。
信販系では、柔軟な審査のJCB CARD Wがオススメです。
【JCB CARD W】発行に積極的な高スペックカード
年会費 | ポイント還元率 | マイル還元率 |
---|---|---|
無料 | 1.0~5.5% | 0.6% |
発行日数 | 海外旅行保険 | ETC年会費 |
1週間程度 | 最高2,000万円 | 無料 |
でも、どうしてもカードが欲しいという人にぴったりなのが、JCB CARD Wです。
JCB CARD Wは39歳以下限定と、若い世代を積極的に取り込んでいるカードなので、審査が柔軟なのが特徴です。
なので、他のカードに申し込みをして審査に通過できなかったという人でも、審査に通過できる可能性があります。
30代でカードを作れば、もちろん40歳以降でも使い続けられます。
JCB CARD Wは年会費無料で、ポイント還元率も1%~と高還元なのも魅力。
あなたが他社の審査に落ちて不安を抱えているのであれば、申し込んでみることをオススメします。
- 年会費無料、ポイント還元率1%~
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エポスカードは年会費無料で最高2,000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯しているメリットの大きいカードです。
利用状況によってはカード会社からインビテーション(招待)が届き、年会費無料のエポスゴールドカードへのランクアップが可能なのも、このカードの大きなメリットです。
※直接申し込んだ場合は年会費が5,000円かかります。
エポスゴールドカードのポイント還元率は実質1.5%(年間100万円利用の場合)で、貯めたポイントに有効期限はありません。
国内外の空港ラウンジ無料利用といったゴールドカードらしい優待も付帯しています。
「審査に通らなかったけどステータスの高いカードが欲しい!」という方には、エポスカードからエポスゴールドカードを狙うのがオススメですよ。
②ブラックリストに登録されている
ブラックリストに登録されている人は金融機関からの信用が著しく落ちる為、審査に通るのは難しくなります。
クレジットカードやローンといった信用取引の記録は個人信用情報機関と呼ばれる組織を通してカード会社に共有されています。
信用取引の中で著しく経済的信用度を落とす行為は金融事故と呼ばれるのですが、この金融事故が個人信用情報期間に記録される(ブラックリストに登録される)と、カード会社はその人相手にしなくなります。
金融事故が記録される原因は様々ありますが、代表的な例を挙げると以下の通りです。
● 滞納により家賃の支払いを保証会社が代行した(代位弁済)
● 携帯端末の分割料金の支払いを61日以上滞納した(延滞)
これらの行為によりブラックリストに登録された場合、その記録が消えるまでの間はカードの審査通過はほぼ不可能になります。
※自分がブラックリストに登録されているかどうかは調べることが可能なので、気になる方は以下の記事を参照して下さい。
金融事故の履歴が消えるのを待つor特定のカードに申し込む
ブラックリストに登録された場合はその金融事故の記録が消えるのを待つしかありません。
金融事故の種類や登録される個人信用情報機関の種類にもよりますが、金融事故の記録が消えるまでには契約終了後概ね5年の歳月が必要です。
ただし、金融事故の記録が残っていても現在支払いの問題を抱えていないのであればカードを作れる可能性は僅かにあります。
ブラックリストに載っていてもカードが発行された実績があるからです。その実績があるのは以下のカードです。
ACマスターカードはブラックリストに載っていても発行された実績があるカードです。
ACマスターカードの審査は「現在の返済能力を重視」したものなので、現在安定した収入があり、支払い状況に問題が無ければ審査に通る可能性があります。
ACマスターカードは<利用額の0.25%がキャッシュバックされるので、現金払いよりもお得です。
国際ブランドもMastercardで利用場所に困ることはありません。
- 独自の審査で他のカード審査に落ちた人向け
- 年会費無料
- 利用額の0.25%キャッシュバック
楽天が発行する楽天カードもブラックリストに載っていても審査に通った実績のあるカードです。
楽天カードは入会審査よりも途上与信を重視するので、入会自体は比較的簡単なのです。
途上与信とはクレジットカード発行後、契約中に行う審査のことを言います。
また、楽天カードは温情発行と呼ばれる本来はない利用限度額5万円のカードも発行しています。ここからも楽天カードが入会の間口を可能な限り広く設けようとしている姿勢が伺えますね。
このように入会のハードルが低い楽天カードですが、そのスペックはトップクラスです。
年会費は無料でポイント還元率は高還元の部類に入る1%となっていますし、楽天市場で使用すればポイント還元率は3%になります。
JCSIの顧客満足度調査でも9年連続で1位を獲得しており、顧客からの評判も非常に高いのが特徴です。
③クレジットカードやローンの支払い遅延を起こしたことがある
ブラックリストに登録されるほどではなくても、過去にクレジットカードやローンで支払い遅延を起こした方は審査に通りづらくなります。
それが1日であっても支払い遅延の記録は個人信用情報機関に残るからです。信用情報機関に支払い遅延の情報が掲載されていれば、カード会社の信用は落ちますし審査には通りにくくなります。
支払い遅延の情報は24ヶ月間その履歴が残り、それが消えるのには24ヶ月の歳月が必要です。
ただし、ブラックリストに登録されている人ほど審査に通りづらいわけではありません。クレジットカード等の信用取引において暫くの間健全な利用をすれば、その後のカード申込みで審査に通る可能性が出てくると思います。
④他社からの借入額・借入件数が多い
他社からの借入額・借入件数は属性の1つでスコアリングの対象となるため、他社からの借入額・借入件数が多い場合、審査に通りづらくなります。
※スコアリングの対象となるのはカードローンやキャッシング等の無担保ローンのみ
【スコアリングに影響のある他社借入】
● 銀行のフリーローン
● 消費者金融のカードローン
● 銀行自動車ローン
● クレジットカードのキャッシング
● クレジットカードの分割払い・リボ払い
● 携帯端末の分割料金
● その他
スコアリングの対象となるということは審査の判断材料になるということです。借金の額が多い申込者や借入件数が多い申込者をカード会社が敬遠したい気持ちは容易に想像ができますね。
その為、クレジットカードを作る際には他社からの借入額・借入件数をなるべく減らしておくのが有効です。
目安としては借入額は税込み年収の20%以下、他社からの借入件数は1~2件程度に留めておくと良いでしょう。
キャッシングは0円で申し込む
他社からの借入額・借入件数が多い場合に限らず、クレジットカードの審査通過率を上げるのであればキャッシングの申込みは行わないようにしましょう(0円で申し込む)。
キャッシングを申し込むとカード会社の審査の眼が厳しくなるからです。
クレジットカードには買い物の支払いに使えるショッピング枠と借金ができるキャッシング枠があります。
● キャッシング枠 = 現金の借入に利用
ショッピング枠は支払いを便利にするために利用するものですが、キャッシング枠はその範疇を超えています。
お金を借りたい人にはカード会社も厳しい眼を向けてしまうので、キャッシング枠は申し込まない方が審査の通過率は高くなります。
キャッシング枠はカード発行後でも申請可能なので、カードの発行を優先するならキャッシング枠は申し込まないようするべきです。
⑤申込書の記入内容にミスがある
申込書の記入内容にミスがある場合は審査落ちの可能性が高くなります。
記入内容にミスがある場合、カード会社から「いい加減な人」と判断されかねないからです。
住所の番地や号などの軽微なミスであれば確認の電話で済むことが多いですが、例えば年収や職業、就業場所などスコアリングへの影響が大きい本人情報を誤って申告し、それが発覚した場合は「虚偽申告」と捉えられる可能性があります。
虚偽申告の扱いを受ければ審査で落ちる可能性が高くなるので、申込書や申込フォームは丁寧に記入し、確認を怠らないようにしましょう。
⑥過去にそのカード会社のカードを強制解約されている
過去に強制解約された経験のあるカード会社のカードに申し込んだ場合、審査落ちする可能性が非常に高くなります。
強制解約の記録は「社内ブラック」に登録され、カード会社内に半永久的に残るためです。
カード会社は過去に悪質な行為があった利用者の記録を社内のブラックリストに登録しています。こうした会社独自のブラックリストは「社内ブラック」と呼ばれます。
「社内ブラック」に登録されている人はまずカードの審査に通らないと考えた方が良いでしょう。
過去に強制解約の経験がある人に再びカードを与えるカード会社は普通に考えればあり得ません。
過去強制解約された経験がある人はそのカード会社を避け、別の会社のカードに申し込むようにしましょう。
⑦過去にそのカード会社に悪質なクレームを入れている
申し込んだカード会社に対して、過去に悪質なクレームを入れた経験がある場合は、そのカード会社のカード審査に通りづらくなります。
あまりに理不尽なクレームを入れると、カード会社によって悪質なクレーマーと認定され、その情報が社内ブラックに登録されるからです。
クレーマーとして社内ブラックに登録されていたら審査には通りません。
もし以下のような悪質なクレームを入れてしまった経験がある場合は、そのカード会社の審査にはまず通らないので、違う会社のカードに申し込むようにしましょう。
利用規約に書かれているにも関わらず、支払い遅延による利用停止に対して文句を言う
⑧過去にそのカード会社のカードを発行してすぐに解約している
過去に発行してすぐにカードを解約したことがある場合、同じ会社のカード審査は通り辛いです。
カード会社は自社カードの利用者の利用状況を独自に記録しており、カードを発行してすぐに解約した人に対しては入会特典目的の申込者である可能性を疑います。
カード会社としては入会特典目的の申込者は敬遠したい対象です。
カード会社は会員を増やすために、広告宣伝はもちろん、入会特典の費用、カード発行費など多額の費用を掛けていますが、すぐに退会されるとそれらの費用を無駄にしてしまうことになるからです。
過去にカード発行後にすぐ解約をした経験を持つ方は、すぐに解約した経験のない会社のカードに申し込むことで審査に通る確率が高くなります。
⑨過去に信用取引をしたことがない(スーパーホワイトである)
過去に一度も信用取引(クレジットカードやローン等の利用)をしたことがない方はスーパーホワイトと呼ばれ、カード審査に通りづらくなります。
金融機関はクレジットカードやローンの審査の際、個人信用情報機関と呼ばれる組織を利用して、申込者の過去の信用取引の履歴を確認します。
※個人信用情報機関には消費者の過去の信用取引の記録が一定期間保存されています。
これはその消費者がシッカリとお金を返済してきた過去があるかどうかをチェックするためです。しかし、スーパーホワイトの場合は信用取引の履歴がないので、その人がシッカリと返済をしてくれる人かどうかを判断できないのです。
その為、カード会社はスーパーホワイトの方に対しての審査を厳しく設定します。
また、ブラックリストに登録されると一定期間その記録が残り、信用取引がほぼ不可能になりますが、一定期間の経過を理由にそのブラックリストの記録が無くなった人も過去に信用取引の履歴が無い状態となります。
信用取引の記録自体は一定期間の経過で消滅しますし、信用取引ができないブラックリスト登録者の方に新しい信用取引の記録は蓄積されないからです。
こうした人は「ホワイト」と呼ばれるのですが、金融機関からすると「信用取引の履歴が無い」という点で「スーパーホワイト」と「ホワイト」は同じです。
その為、金融機関には信用取引の履歴が無い人が「ホワイト」なのか「スーパーホワイト」なのかを区別できないのです。「スーパーホワイト」の方がカード審査に不利なのにはこうした理由もあります。
ショッピングクレジットを利用する
過去にクレジットカードを利用したことがない、ローンも利用したことがないという「スーパーホワイト」の方は、信用取引の実績をまず作りましょう。
オススメの方法はショッピングクレジットの利用です。ショッピングクレジットは商品を分割払いで購入することで、カードは必要ありません。
ショッピングクレジットは3万円からでも利用できるので、利用限度額が10万円からのライフカード等のクレジットカードと比べると審査のハードルが低いのです。
利用額は分割で返済し、その返済が毎回期日通りに行われることで、個人信用情報機関に実績としてその返済記録が残ります。この返済記録が金融機関からの評価に繋がり、カードの審査に通りやすくなるのです。
ショッピングクレジットはジャックス、オリコ等のショッピングクレジットを提供する信販会社の加盟店であれば利用可能で、申込みはWEBからでも可能です。
楽天市場も店舗によってはショッピングクレジットが可能なので、ぜひ大きな買い物の際には利用を検討してみて下さい。
⑩短期間の間に何枚もカードに申し込んでいる
クレジットカードを短期間に何枚も申し込むと、審査に通らなくなります。
「クレジットカードに申し込んだ」履歴と「審査に落ちた」という履歴も信用情報機関に残り、カード会社によってその記録の確認が可能となるからです。
カード会社は短期間にたくさんのカードを申し込んだり、或いは何回も落ちている人を「お金に困っている」「他社が否認している信用がない人」と判断するので、審査に通りづらくなるのです。
次の申込みまで半年の期間を開ける
クレジットカードの審査で、立て続けに落ちている方は、半年の期間を空けてから申し込んでみてください。
申込みの記録は半年間で個人信用情報機関から抹消されますので、最後に申し込んでから半年が経過した時点でもう一度申し込むのが良いでしょう。