お金の参考書 クレジットカード

クレジットカードを利用する上で学生が注意したい5つのこと

学生の方は高校を卒業するとクレジットカードを持てるようになります。それに合わせてクレジットカードに興味を持ち始める学生の方も多いでしょう。

しかし、クレジットカードにはリボ払い、不正利用、多重債務等、何かとキナ臭い話題がつきもの

そういった点に不安を抱えてなかなかクレジットカードの申込みに踏み出せない学生さんも多いのではないでしょうか?

しかし、クレジットカードは無茶な使い方、危険な使い方をしない限りは安全で便利な決済方法ですし、利用額に応じてポイントが付くので現金払いよりもお得な決済方法でもあります。

なので、不安だからという理由でクレジットカードを利用しないのは非常に勿体ないのです。そこで、今回はクレジットカードに対して不安を抱えている学生の方に向けて、安全にクレジットカードを利用するために守るべき注意点を5つの項目に分けて紹介していきます。

クレジットカードとは?現金払いとどう違うの?

※クレジットカード払いについて知っている人は本見出しは飛ばして頂いてOKです。

まず、そもそもクレジットカードのことが良く分からない方向けに簡単にクレジットカード払いの仕組みについて解説していきたいと思います。

クレジットカード払いとは消費者がクレジットカードをお店で提示することで、カード会社が自分の代わりにお金を支払ってくれる決済方法です。

そしてカード会社は後日、カードを利用した消費者に立て替えた金額(代わりに支払った額)の支払いを求めるので、消費者はそれを口座振替やコンビニ払いといった方法で支払います。

支払い方法には一括払い*1、二回払い、リボ払い、分割払い等がありますが、一括払いにしている限りは消費者に余計な負担がかかることはありません

*1…月に利用した金額を特定の日に一括で支払う方法

つまり、クレジットカード払いは消費者にとっては無料で利用可能な便利ツールなのです。しかもクレジットカード払いは利用金額に応じてポイントが付くのでお得な支払い方法でもあります。

ポイントは様々なアイテムと交換したり、キャッシュバックとして利用することができ、ほぼ現金のような使い方が可能となっています。なので、学生の方はクレジットカードを積極的に利用すべきなのです。

しかし、クレジットカード払いは便利な分、使い方を間違えるとかなりの損を被ってしまいます。

次からは損をしないため、これからクレジットカードを利用しようとしている学生の方が守るべき注意点を、5つの項目に分けて紹介します。ぜひ、以下のことを頭に入れてクレジットカードで便利とお得だけを享受するようにして下さい。

注意①使い過ぎに注意!カードの利用前にマイルールを作っておこう

まず基本中の基本から。クレジットカードは現金よりも使い過ぎてしまう傾向があるのをご存じでしょうか?

銀行系カード会社の業界団体は、同業種の小売店や飲食店でお金を使う際、クレジットカードで支払う人は現金払いの人より1.7倍多く使うとの調査結果をまとめた。
日本経済新聞「クレジット利用額、現金の1.7倍」

上記は日本経済新聞の記事からの抜粋になりますが、このようにクレジットカードの方が現金よりも使い過ぎてしまう傾向があることはデータでも既に分かっていることなのです。

なので、クレジットカードを利用する際には気持が大きくなって使い過ぎてしまわないようにマイルールを設けることが必要になってきます。

マイルールは時間軸と地理軸に分けてクレジットカードの利用を制限するような形のものが望ましいでしょう。例えば以下のような感じです。

時間軸:学校に行く日中はカードを持ち歩くが、休日はカードを持って出歩かない
地理軸:スーパーと生協ではカードの使用はOKだが、コンビニやユニクロではカードの使用を禁止にする

このようにクレジットカードを使う場所と時間を限定することで、ついつい使い過ぎなクレジットカードの利用を制限することができます。

また毎月カード会社から届く利用明細(何に幾ら使ったかが記載された明細書)をチェックすることも使い過ぎに歯止めをかける有効な方法と言えるでしょう。

注意②リボ払いに注意!気を緩めると利用残高が恐ろしい額に…

クレジットカード会社の収益源は大きく分けて2つあります。1つはカード払いを利用したお店から貰う手数料で、もう1つはリボ払いや分割払い等の手数料です。

分割払いは商品の値段に手数料を含めた代金を、消費者が最初に決めた回数(月数)で支払う方法です。この分割払いも利用しない方が良いですが、欲しいものがあって将来的な収入で支払いができるのであれば利用しても問題ないでしょう。

ただし、リボ払いは欲しいものがあるくらいの理由では絶対に利用してはいけません。

リボ払いの仕組みと甘い罠

リボ払いは利用金額に関わらず月々の支払額を一定にする代わり、利用残高*1に一定の割合をかけた手数料を毎月払う必要がある支払い方法です。

*1利用残高…これまで利用した金額でまだ支払いが終わっていない分の金額のこと

一見あまり問題の無さそうな支払い方法に見えるかもしれませんが、リボ払いは使い方を間違えると大きな損を被ることになります。

というのもリボ払いには次のような甘い罠があるからです。

・月の支出が一定額になる
・後からリボが可能

それぞれ解説していきましょう。

月の支出が一定額になる

月の支払額が一定になることはリボ払いのメリットではありますが、同時に大きなデメリットでもあります。

リボ払いなら月の利用額が3万円でも、毎月の支払額を1万円に設定することも可能なため、やり方次第では利用残高(まだ支払っていない利用額)がどんどん溜まっていきます。

もちろん、自制心がある人なら「毎月の利用額を3万円、支払額を4万円に設定して急な出費などで足が出た分だけ翌月に繰り越す」、なんてやり方もできます。なので一概にリボ払いを否定することはできません。

しかし、欲に抗うことができないのが人間です。「買い物したい」という欲と「支払いを楽にしたい」という欲に打ち勝てなければ、毎月の利用額と支払い額の差を埋めることができず、どんどん借金が溜まっていく可能性があります。

なので、気づいた頃には利用残高と利用残高に応じて発生する莫大な利息に悩まされる日々に陥ることも、リボ払いなら十分にあり得るのです。

後からリボが可能

また、リボ払いにはもう1点恐ろしい罠が潜んでいます。それは「後からリボ」*1と呼ばれるサービスで、「後からリボ」を利用すれば一括払いで購入した商品の代金を後からリボ払いに変更することができます

*1カード会社によって呼び名は異なります

例えば、エポスカードにも「後からリボ」がありますが、4月28日~5月27日までの利用分なら6/17(支払日の10日前)頃までリボ払いに変更が可能となっています。

要するに後からリボは「一括で購入したけどやっぱリボでいっか」という甘えを許してくれるものなので、やはり人の欲を上手く利用したサービスだと言えるでしょう。

このようにリボ払いは人間の心理を上手く利用した支払い方法で、一度利用してしまうと抜け出すのが難しくなってしまいます。

なので「リボ払いは急な出費などでどうしてもカードの支払いが難しい時に使う」くらいに考えておき、基本的には絶対に手を出さないようにしましょう。

注意③支払い遅延に注意!遅延が長期化するとブラックリスト入りも…

クレジットカードを利用していく上で支払い遅延はNGです。支払い遅延を起こすと具体的に次のようなデメリットを被るので気を付けましょう。

1⃣遅延損害金がかかる
2⃣クレヒスに悪影響がでる

それぞれ解説をしていきます。

支払い遅延をすると遅延損害金がかかる

レンタルビデオ屋さんから借りたDVDやコミックの返却日を忘れて延滞してしまった経験はありませんか?したことがある人は知っているでしょうが、こうした延滞には延滞料金が発生します。

それと同じでクレジットカードも支払い期日に遅れると延滞料金を払う必要性があるのです。このクレジットカードの延滞料金のことを遅延損害金と言います。

ただ、これは実は大したデメリットではありません。こんな言い方をするのは良くないかもしれませんが、学生の方の遅延損害金は微々たるのものでしょうからあまり気にする必要はないのです。

3日遅れても最高120円くらいです。※10万円の支払い(一括払い)を3日遅延した場合。遅延損害金は14.6%(法律で決められた上限となる割合)

なのであまり気にする必要はないのですが、それでも遅延は絶対にNGです。何故ならこの後解説するクレヒスへの悪影響がかなりのデメリットとなってしまうためです。

支払い遅延をするとクレヒスに悪影響がでる

支払い遅延は遅延損害金がかかるだけでなくクレヒスにも悪影響を及ぼします。クレヒスというのは消費者のカードやローンの利用履歴等の情報のことです。

クレヒスは個人信用情報機関と呼ばれる組織に一括で保管されており、各カード会社は顧客の利用状況や支払い遅延の事実などをこのクレヒスに記録していくのです。

また、各カード会社は個人信用情報機関を利用して、消費者のクレヒスを確認することができます。なので、クレヒスに支払い遅延等の記録があると、その情報は多くのカード会社の知る所となってしまうのです。

そうした事情があるので、支払い遅延を起こすと次のようなデメリットを被ることになります。

・クレジットカードを作るのが難しくなる
・ローンを組めなくなる

また、こうしたデメリット以外にもカード会社から不良顧客と見なされカードの利用停止を受けたり、カードそのものを強制解約されたりもします。

なのでクレジットカードの支払い遅延は絶対しないようにしましょう。(まぁウッカリで数日支払いを忘れていたとか口座にお金が足りなかったくらいならあまり問題はないでしょうが)

ちなみに、逆に支払いを遅延なく行うとクレヒスが良いと評価され、カード会社は喜んでその人にカードを作ってくれるようになります。そうなると審査難易度が高いカード等も通りやすくなりますよ。

※クレヒスへの記録やクレヒスの確認を行うのはカード会社だけではありません。例えば、携帯キャリアもスマートフォン端末代の分割払い審査時にクレヒスを確認したりします。

注意④犯罪に注意!クレジットカードの現金化とカードの貸与は罪に問われる!?

クレジットカードは使い方を間違えると罪に問われる可能性があります。特に他人に迷惑がかかるような使い方ではないだけに、「えっ!?これって犯罪なの?」と反応してしまうような行為が犯罪になってしまうので注意しましょう。

クレジットカードの使い方で罪に問われる可能性があるのは次の2つです。

1⃣クレジットカードの貸与
2⃣クレジットカードの現金化

それぞれ解説をしていきます。

クレジットカード現金化は詐欺罪や横領罪に問われる可能性あり

クレジットカードを換金目的で利用することを「クレジットカード現金化」と呼ぶのですが、クレジットカード現金化を行うと詐欺罪や横領罪に問われる可能性があります

具体的には次のような行為がクレジットカード現金化にあたります

・クレジットカード現金化業者を利用する
・カード払いで購入した物品をリサイクルショップで売る
・メルカリで現金をカード払いで購入する※一時期悪い意味で目立ってた手法です

このような行為は罪に問われる可能性があるので絶対に行ってはいけません。独立行政法人国民生活センターの資料にも次のように記載されています。

不正な利用方法であることを知りながら「クレジットカード現金化」を利用すること
は消費者も詐欺罪(刑法第 246 条)等に抵触する可能性がある。
「クレジットカード現金化」をめぐるトラブルに注意!第 3 弾
‐ギャンブル情報料、内職、未公開株・・・様々な支払いに広がっている‐

クレジットカード現金化はよくないことづくめです。手数料は高くつくし(10万円作るのに大体1万円の手数料がかかる)、業者は違法行為を生業としているだけに危険だし、最悪詐欺師になってしまうわけですからね。

それならカードローンを利用した方がマシです。合法でお金を借りれて、クレジットカード現金化業者よりも安く済むわけですからね。(アコムなら10万円の借入を6ヶ月返済で利息5,000円程度)

なので絶対にクレジットカード現金化は行わないようにしましょう。

カードの貸与は詐欺罪に問われる可能性あり

また、他人にカードを貸すと詐欺罪に問われる可能性があります。※借りた側、貸した側の双方が罰せられる可能性があります。

また、カード規約にも契約者本人以外の利用を禁止する旨が記載されているはずです。

今、少なくない人が「正直何が悪いのか分からない…」と思ったかもしれませんね。しかしルールはルールです。契約に違反し、法を破る行為は理由なく守る必要があります。

なので、たとえ他人から土下座されたとしてもクレジットカードの貸与は行わないようにしましょう。それが自分と相手双方の為になる行為なのです。

注意⑤その他注意すべき細かい点

これまで紹介してきたものとは異なり少し細かい点になりますが、これからカードを作る学生の方は以下の2点にも注意しておきましょう。

・利用明細は毎月必ずチェックすること
・カードが届いたら裏面に必ずサインをすること

カードには盗難保険・紛失保険やオンライン不正利用保険といった保険が付帯しており、カードの不正利用の被害を受けた際にカード会社が補償をしてくれます。

しかし、これには一定の期限があり、期限を超えた場合は補償の対象外となってしまう可能性があります。なので利用明細は毎月必ずチェックし、身に覚えのない項目や利用金額が無いかを確認しましょう

またカードは入手したらすぐに裏面にサインをしましょう。裏面のサインがないと不正利用などの被害を受けた際に適切な補償を受けられなくなってしまうからです。

カードの裏面にサインをすることはカード規約でも定められていることなので、「カードを受け取ったらまずサイン」。これを忘れないで下さい。

学生にオススメのクレジットカードは三井住友VISAデビュープラス

最後に編集部が学生にオススメするカードを紹介していきます。ズバリ学生にオススメのカードは「三井住友VISAデビュープラスカード」になります。

高還元と高いステータスを誇る若者専用カード

「三井住友VISAデビュープラスカード」は三井住友VISAカードの発行する銀行系カードで、そのステータスの高さがウリとなっているクレジットカードです。

ステータスとは?
カードの格を表す言葉。ステータスが高いほど周囲からの持ち主への経済的信頼度が増す。ステータスは基本的にカードを発行する会社とゴールドやブラックといったカードのランクによって決まる

もちろん、ステータスが高いだけではありません。「三井住友VISAデビュープラスカード」はポイント還元率も高く、常時1%(100円につき1円相当)のポイントが貰える高還元カードなのです。

しかも入会3ヶ月間はポイント還元率が2.5%になるので、このタイミングでガッツリ買い物をするのも良いでしょう。

他にも一定期間の後「三井住友VISAプライムゴールドカード」(20代向けのゴールドカード)に自動ランクアップするサービスや年会費が実質無料なのも嬉しいポイント。

最近アプリコット・ピンクという女性に持ちやすいカードフェイスも登場したので、全ての学生にオススメできるカードとなっています。

もしまだカードに入会していないのであれば、三井住友VISAデビュープラスカードがオススメですよ。

旅行が好きならJALカードnaviもオススメ

「三井住友VISAデビュープラスカード」のように万人にオススメできるカードではありませんが、学生の間に飛行機を利用したり、旅行に行こうと思っている人はJALカードnaviも検討しておきましょう。

JALカード navi

JALカードnaviは100円の利用で1マイルが貯まる特殊なクレジットカードですが、月5万円も利用すれば年1回の国内旅行や卒業旅行の往復チケットを無料で入手できるくらいにマイルが貯まります*1。

*1…「マイル減額キャンペーン」という少ないマイル数でチケットが入手できる学生限定のキャンペーンを利用した場合

JALカードnaviは学生専用カードなのですが、月の利用額が社会人よりも少ない学生の為にマイルの有効期限を設けていないカードなので安心してマイルを貯められますよ。

※通常、カード利用によって貯まるポイントやマイルは一定期間の後に失効する

何れも学生にとって魅力的なサービスを用意しているカードなので、クレカ初心者の方は上記2枚から選ぶのがオススメですよ。

カードの選び方はよく行くお店で決めるのもアリ
もしも、よく行くお店があるならそのお店でのお買物がよりお得になるカードを選ぶのも1つの手。具体的にはYahoo!ショッピングやLOHACOならポイント還元率が3%になるYahoo!JAPANカードややルミネの買い物が5%OFFになるルミネカード等がある。

まとめ

クレジットカードは便利で安心でしかもお得と三拍子揃った現代の必須ツールです。学生の方はここまで紹介した4つの注意点+αをしっかりと意識してカードを使うようにして下さい。そうすればまず損をすることはありませんよ。

また編集部が学生にオススメするカードは「三井住友VISAデビュープラスカード」です。「三井住友VISAデビュープラスカード」はステータス・ポイント還元率に優れた学生専用カードで、社会人になってからは入手が難しくなる銀行系カードに属するカードです。

ぜひ審査が楽な学生の内に入手しておきたいところです。


関連記事

お金の参考書
おすすめランキング

記事一覧

クレジットカードランキング

クレジットカードの審査

学生のためのクレジットカード

おすすめのクレジットカード

マイルの貯まるクレジットカード

クレジットカードの基礎知識

© Copyright 2017 お金の参考書. All rights reserved.

MENU

カテゴリ一覧

仮想通貨

資産管理

保険

クレジットカード

投資関連

インフォメーション