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キャッシング枠0円でクレジットカード審査するメリット・デメリット

クレジットカードには大きく分けて2つの利用方法があることは皆さんもご存じのことかと思います。

1つは普段のお買い物などでカードを提示して商品を購入するなどのショッピング利用

そしてもう1つはカードを使ってお金の借入れを行うキャッシング利用です。

このキャッシング利用で使える金額の上限をキャッシング枠と言います。

で、今回はこのキャッシング枠がテーマとなっています。

このクレカのキャッシング枠はなかなかの曲者的な存在です。

というのも設定することでメリットもあればメリットもあり、一概に「あればより良い!」というわけではないのです。

つまりキャッシング枠0円でクレジットカード審査することにもメリット・デメリットがあるということです。

「キャッシング枠は取りあえずあった方がイイよね」なんて思っていたら痛い目に遭うかもしれません。

また「なんかキャッシングって言葉が怪しくて危険な感じがする…」と不安に思っている方はキャッシング枠を盲目的に避けようとするかもしれませんが、それも勿体ないことです。

キャッシング枠があることで得られるメリットはあなたにとっては大変有益なものなのかもしれないのです。

そこで今回はクレジットカードの申込時にキャッシング枠を希望するか否かの判断材料となる情報を提供していきたいと思います。

これを読んで、キャッシング枠を設定することによるメリット・デメリットなどを知り、クレカの申込後に後悔することのないようにしましょう!

キャッシング枠を設定すべきかを考える3つのヒント

まずは

「キャッシング枠ってその枠の範囲内でお金の借入れが出来るんだよね」

くらいの知識の方に向けて、キャッシング枠を設定すべきかどうかを考えるための4つのヒントを提示していきたいと思います。

これを読むことでクレジットカードのキャッシング枠に関する様々な知識を身につけることができ、かつクレジットカードにキャッシング枠を設定するかどうかの判断材料を得られるますよ!

キャッシング枠はショッピング枠と総利用枠を共有している

まず、主なクレジットカードのショッピング枠とキャッシング枠を比較してみましょう。

カード名 ショッピング枠 キャッシング枠
楽天カード 10~100万円 ~50万円
ライフカード 10~200万円 ~200万円
イオンカード 10~100万円 ~50万円
三井住友VISAクラシックカード 10~80万円 ~50万円
アメリカン・エキスプレス・カード 一律の限度額なし 設定なし
楽天ゴールドカード ~200万円 ~50万円

一般カードとゴールドカードは、ショッピング枠では違いがあるものの、キャッシング枠ではカード種類で大差がありませんね。

ただ、この表を見て様々な感想を持たれているかと思いますが、1つだけ注意して欲しいことがあります。

というのも、もしかしたら少ないくない人がクレジッカードのキャッシング枠を次のように考えているのではなか?と考えているからです。

「ショッピング枠50万円に加えてキャッシング枠が10万円もあれば合計60万円分も使えるんでしょ?」
「ショッピング枠50万円よりキャッシング枠10万円プラスである方がお得だし付けられるならそれに越したことはないよね!」

もしクレジットカードに対して一律にこのような考え方を持っているのだとすれば注意して欲しいことがあります。

というのもクレジットカードに関する用語にはショッピング枠、キャッシング枠以外に総利用枠というものもあるからです。

そして総利用枠とは利用可能な最大限度額のこと
を指します。

総利用枠を具体例で説明すると次のようになります。

例えばライフカードでショッピング枠を50万円、キャッシング枠を10万円与えられたとしましょう。

また総利用枠を50万円としましょう。

ここで

「ショッピング枠が50万円でキャッシング枠が10万円だから合計で60万円使えるんだよね!」

と思った方もいらっしゃると思ますが、そうではありません。

このライフカードの場合、総利用枠が50万円と決まっているので、ショッピングとキャッシングの金額合計50万円までしか使えないのです。

そうなると次のような疑問が頭に浮かぶ方もいらっしゃるでしょう。

「え?じゃあショッピング枠で50万円使ったらキャッシング枠はどうなるの?」
「え?じゃあキャッシング枠で10万円借入れをした場合、ショッピング枠はどうなるの?」

もしショッピング枠で50万円使った場合は総利用枠である50万円に達してしまっているので、これ以上ショッピングもキャッシングも利用することができません。

またキャッシングで10万円を借りている場合は、キャッシング枠は限度の10万円の借入れをしたので、残り借入れできる額は0円となります。

一方でショッピング枠はキャッシングで借入れをした10万円を引いた、残り40万円を使うことができるのです。

つまりショッピング枠とキャッシング枠は各々の枠を超えない範囲かつ、総利用枠を超えない範囲でショッピングや借入れをすることができる、ということになるのです。

そして、ほとんどのクレジットカードが総利用枠=ショッピング枠であると言われているので、上記のようなライフカードの具体例のようなケースが殆どであると言えます。

そうなると、キャッシング枠で借入れした金額分、ショッピング枠で使える金額が減る、ということになるので、そう考えると必要もないのにキャッシング枠を付けることは考えものだと言えるでしょう。

主なカードローンの限度額

クレジットカードにキャッシングを設定するか否かを考えるうえで、カードローンのことを知っておくことは有益だと思います。

そこで次に、消費者金融や銀行カードローンの限度額を見てクレジットカードのキャッシング枠と比較してみましょう。

カード名 限度額
楽天銀行カードローン 10~800万円
三菱東京UFJ銀行「バンクイック」 10~500万円
新生銀行カードローン「レイク」 1~500万円
アコム 1~800万円
プロミス ~500万円
アイフル ~500万円

クレジットカードのキャッシング枠と比べると、カードローン枠はかなり金額が大きいですね。

しかも、融資の際に発生する金利手数料も、現金カードローンの方が全般的に低金利です。

つまり、もしキャッシングしたいのであれば、どちらかというとクレジットカードのキャッシングよりもカードローンの方が良いと言えるでしょう。

もちろんカードローンにも審査はありますし、カードがかさばるデメリットもありますが、クレジットカードにキャッシング枠を設定したい時にはカードローンを検討するのもアリだと思います。

年収の3分の1以上の借入ができない総量規制とは

また、「総量規制」の関係からキャッシング枠を希望しても付けてくれない場合もあります。

総量規制とは貸金業法という法律で定められているルールで、年収の3分の1以上の借入ができないというものです。

総量規制の対象商品、対象外商品は以下のようになっています。

総量規制の対象

・消費者金融のキャッシング
・信販会社のキャッシング
・クレジットカードのキャッシング

総量規制の対象外

・銀行カードローン
・金融機関の目的別ローン・フリーローン
・おまとめローン
・法人・自営業者向けローン

※「クレジットカードのショッピング」や「クレジットローン」などは、「割賦販売法」の管轄。

つまり年収がない学生などは、キャッシング枠を希望しても法律上枠を与えてもらえないのです。

キャッシング枠を設定しない場合のメリットとは?

ここまでキャッシング枠を設定すべきかどうかを考えるヒントとなる情報を提供してきましたが、ここからはさらに踏み込んで、編集部が考えるキャッシング枠を設定しないメリットとデメリットについてお話していきたいと思います。

こちらを読むことでキャッシング枠の設定を検討するための判断材料をさらに得ることができますので、キャッシング枠を設定すべきかどうかで悩んでいる人はぜひ引き続きお付き合い下さい。

総量規制の枠を空けられる

クレジットカードのキャッシング枠と密接に関係している金融商品が、「消費者金融」「信販会社」のキャッシングです。

これらの商品は総量規制の対象となっており、総量規制の枠を共有しています。

クレジットカードのキャッシング枠を0円にすれば、その分消費者金融の利用可能額を増やせる可能性が出てくるのです。

住宅ローンや自動車ローンの審査にも有利

総量規制の対象ではないローンの審査においても、キャッシング枠を0円にすることは有利に働きます。

信用情報を見ればクレジットカードのキャッシング枠は一目瞭然で、キャッシング枠があると返済能力に疑問を持たれてしまいます。

キャッシング枠を希望しなければ、ローン審査を有利に進められるのです。

新規発行時の審査が早くなる

・延滞したことがある
・キャッシング枠付きのクレカをすでに持っている
・年収が低い
・借金の経験がある

以上のような状況でキャッシング付きのクレジットカード新規発行を申込みすると、カード申し込みから審査まで時間がかかってしまいます。

普通なら行わない、勤務先への在籍確認の電話もする可能性があります。

審査を迅速かつスムーズに終わらせるためには、キャッシング枠を0にするのがベターです。

不正利用の被害を未然に防げる

盗まれたクレジットカードで商品を購入される不正利用に対しては、ほとんどのカード会社で盗難補償を設けており、被害金額を補償してくれます。

ただし、キャッシングの不正利用に関しては補償の対象外なケースが多いため、キャッシング枠を設定しない方がセキュリティ上も有効です。

キャッシング枠を設定しない場合のデメリットは?

ここまでキャッシング枠を設定しないことによるメリットをお話してきましたが、キャッシング枠を設定しないことがメリットだらけかというとそうではありません。

そこで続いては「キャッシング枠0円」のデメリットについてお話していきたいと思います。

キャッシングしたいときに利用できない

クレジットカードのキャッシングは便利で、銀行ATMやコンビニATMでもお金を借りられます。

日本国内であれば、カードローンも同様の利便性を誇っており、しかも貸付条件が良いのでカードローンを利用した方がお得でしょう。

しかし、海外では日本のカードローンは使えないため、現地ATMで現地通貨を用立てるのにはクレジットカードのキャッシングが重宝します。

例えば、エポスカードでは海外キャッシングサービスを利用することができ、海外ATMから現地の通貨を引き出すことが可能です。

海外旅行では通常、両替所に手数料を支払って現地の通貨を手に入れますが、海外キャッシングを利用すると、場合によっては両替所より安い手数料で現地通貨を手に入れることができます

そこで、台湾旅行の際に1万台湾ドルを手に入れる場合、日本の空港の銀行で両替する場合とエポスカードの海外キャッシングで引き下ろす場合を比べてみると以下の表のようになります。

日本の空港・銀行で両替 海外キャッシング
基本レート 1台湾ドル=3.61円(1万台湾ドル=36,100円) 1台湾ドル=3.61円(1万台湾ドル=36,100円)
手数料 12%(為替レート) 年利18%(1日0.049%)
返済までの日数 ―(関係なし) 25日
1万台湾ドルにかかる円 36,100円×12%=40,400円 36,100×0.049×25=442円
その他の手数料 ―(なし) 216円(ATM手数料)
かかった手数料 40,400 – 36,100円=4,300円 658円

海外キャッシングを利用し、25日で返済した場合は日本で両替した場合と比べて4,300-658=3,642円も安くなることが分かります。

実際には、基本レート・為替レート・返済までの日数によって金額は変動しますが、海外キャッシングを利用することで海外旅行がお得になるということはぜひ頭に入れておきましょう

再度キャッシング枠を希望すると再審査となる

最初からキャッシング枠0円、あるいはカード発行後にキャッシング枠0円にしたはいいものの、やはり不便を感じてキャッシング枠を復活させようとしても、それは「復活」ではありません。

カード発行会社からすれば「増額申請」であり、審査を要します。

新規発行時よりも給料が下がっていたら、新規発行時はつけられたキャッシング枠も、審査の結果認められない可能性もあります。

キャッシング枠は増額も減額も可能

ここまでキャシング枠を設定することによるメリットとデメリットをお話してきました。

ただ、この話はそこまで深刻に悩む話でもありません。

というのも、一度設定されたショッピング枠やキャッシング枠はずっとそのままというわけではなく、増額申請・減額申請をすることができます。

そこで、次はキャッシング枠の増枠・減枠申請の方法について解説していきたいと思います。

「やっぱりキャッシング枠を増枠(or減枠)したい!」と思った方はぜひ読んでいって下さい!

キャッシング枠の増枠・減枠申請方法

まずは、増枠申請の方法を主なカード会社で比較してみましょう。

カード会社 電話 インターネット
楽天カード
三井住友VISAカード ×
JCBカード ×
イオンカード ×
セゾンカード ×

ほとんどのカード会社では、電話(通話料有料の電話番号もある)による利用限度額変更の申請受付を行なっています。

電話でもインターネットでも、本人確認を行なっています。

減額に関しては特に審査も行なわれず手続きはスムーズですが、増額に関しては再度審査が行われます。

利用目的に合わせて申請を

減枠をするのは簡単ですが、増枠をするのは簡単ではありません。

安易な気持ちでキャッシング枠を0円にして、その後にやっぱり必要になったから「復活」してほしいとお願いしても、カード会社はあくまでも「増額申請」の扱いとなり、審査を行ないます。

どうしてもキャッシング枠が必要そうな方(不意の出費が多い方、海外によく行く方など)は、キャッシング枠は残しておいた方がいいでしょう。

それ以外の方でキャッシングを利用する予定がないのであれば、0円にした方がいいです。

キャッシング枠は申し込みをしても、0円になる場合もある

カードの新規発行の際、キャッシング枠を申し込んでも必ずしもつけてくれるとは限りません。

特に、収入がない人の新規申込に関しては、キャッシング枠をつけるのが難しく、アルバイトをしていない学生、仕事をしていない専業主婦などは、仮にキャッシング枠を申し込んでも付けてくれる可能性は低いでしょう。

増額申請で逆に減らされたり何もしていないのに減らされる可能性も

すでに持っているカードのキャッシング枠の増額申請をして、逆に減枠されてしまう可能性もあります。

それは、信頼性に欠ける申込者です。

キャッシング枠の増額申請をすると、審査が行われます。

現在持っているカードの利用状況などを、カード会社が管理する基本情報などからスコアリングし、増枠してもOKかを判断します。

それに加えて、自社以外のローン商品の利用内容も分かる信用情報も閲覧した結果、信頼に欠けると判断されれば、逆に減額されてしまいます。

カード更新のタイミングで減額される

クレジットカードは、3~5年周期で更新のタイミングを迎えます。

何も問題がなければそのまま更新、優良顧客であれば利用可能枠を増枠して更新してくれる場合もあります。

しかし、利用状況が芳しくない人(利用がない、ブラックなど事故情報がある)は、ショッピング枠やキャッシング枠を減額されたうえで更新される可能性もあります。

それはまだよい方で、場合によっては更新拒否されることもあるのです。

まとめ

キャッシング枠はあると便利ですが、他のローン商品に良い影響は与えないため、必要がなければキャッシング枠をつけないのがいいでしょう。

しかし、一度ゼロにしたキャッシング枠を復活させるためには、再度審査が必要となり面倒ですので、キャッシングを使いそうな人はそのまま残しておくことも検討すべきです。

カードの利用目的に応じて、キャッシング枠をつけるかつけないか、キャッシング枠を増やすか減らすかがポイントですね!


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